【昭和天皇】昭和天皇の戦争責任論と香淳皇后について

井上清の主張は、昭和天皇が侵略戦争の最大かつ最高の責任者であるとする中央委員会声明や、菅直人が天皇機関説的に動いていたために象徴的な戦争責任があると述べたことなどを挙げています。

また、近衛文麿元首相が敗戦を確信して天皇に上奏文を出したが、天皇が戦争の継続を選択したことも指摘されています。

一方で、戦争責任を否定する立場もあり、君主無答責の規定による戦争責任からの逃避は可能性があったとされています。

香淳皇后は、日本の第124代天皇・昭和天皇の皇后として在位しました。

彼女は久邇宮家の出身であり、1924年に昭和天皇と結婚し、2男5女をもうけました。

1926年に皇后に冊立され、1989年に昭和天皇が崩御した後は皇太后となりました。

彼女は2000年に崩御し、香淳皇后と追号されました。

大正天皇の崩御により昭和天皇が即位され、香淳皇后となられました。

昭和天皇とともに歩まれた彼女は、昭和64年に皇太后となり、平成12年に崩御されました。

彼女は日本画や書道など多彩な趣味をお持ちで、特に日本画では有名な画家から手ほどきを受け、作品展も開かれました。

「拝謁記」には、当時皇太子で父・昭和天皇から「東宮（とうぐう）ちゃん」と呼ばれていた上皇さまへの親心をうかがわせる記述も多く見られます。

昭和24年11月８日の拝謁では、東宮御所の建設地について「宮城（きゅうじょう）内又ハ近接ノ地ノ方 考ヘラレヌカ。

／実ハ東宮御所ハ私ノ所ト近イ所ガヨイト思フ。

容易ニ交通シ得ル所ナラバ 別ニ宮城内トハ限ラヌガ 可成（なるべく）近イ所ガ　ヨイト思フ」と述べ、なるべく近くに住まわせようとしていたことが記されています。

また、昭和天皇は自身の若い頃の経験を挙げ、上皇さまが外遊する際にも心配している様子がうかがえます。

昭和天皇は、明治34年（1901）4月29日に誕生し、大正15年12月25日に天皇として即位しました。

昭和3年（1928）11月には、京都において即位の礼と大嘗祭を行われました。

昭和天皇は戦争への道を進み、ポツダム宣言受諾の聖断を下しました。

戦後は日本国憲法により、天皇は日本国と日本国民統合の象徴となりました。

昭和天皇は全国を巡幸し、戦後復興に励む国民を励ましました。

晩年は体調を崩し、昭和64年に崩御しました。

1916年11月3日、迪宮裕仁親王の立太子の礼が行われ、その後、貞明皇后は学習院女学部を訪れて少女たちの態度を観察するようになった。

良子女王は行儀よく落ち着き、動作も機敏であったとされる。

彼女は上級生の方子女王や同級生の一条朝子とともに、皇太子裕仁親王の有力な妃候補とみなされるようになった。

しかし、方子女王や一条朝子には懸念材料があり、結局、良子女王が皇太子妃に内定することになった。

1918年1月14日、良子女王が皇太子裕仁親王の妃に内定したことが伝えられ、彼女は満19歳の時に皇太子妃となることが発表された。

彼女は久邇宮邸内に設置された学問所で皇太子妃教育を受け、2、3年の予定で学んだ。

田島長官と昭和天皇は学習院について話し合っていた。

昭和天皇は学習院を奇麗さっぱりすることを提案し、田島長官は学習院に対する偏見があると述べた。

田島長官は昭和天皇に再考を求め、学習院の問題は難しいものであると述べた。

昭和天皇は、皇太子の任官を遅らせた理由について、皇太子の教育を優先し、軍部や青年将校から守りたかったからだと指摘されています。

昭和天皇は、青年将校への不信感や皇太子の教育に悪影響を及ぼすおそれを感じており、連綿と続く皇統を守るためには皇太子をきちんと教育してしっかりした大人にしなければいけないという使命感があったと考えられています。