わかりやすいタイの地図！エリア情報や歴史も解説【印刷用pdf】

タイの歴史は長く、7～8世紀にドヴァラヴァディー人がチャオプラヤー川流域に王国を形成したことから始まります。

その後、タイ族が小国家を形成し、クメール王朝の支配下に置かれました。

1238年、タイ族初の統一国家であるスコータイ王朝が成立し、タイ文字が制定され、上座部仏教が国教となりました。

1351年、アユタヤ王朝がアユタヤに都を移し、スコータイ王朝を滅ぼしました。

1767年、アユタヤ王朝はビルマに敗北し、トンブリー王朝が成立しました。

1782年、ラーマ1世が即位し、チャクリー王朝が始まりました。

タイは1939年にシャム国から「タイ王国」に国名を改称しています。

アユタヤは17世紀にヨーロッパと東アジアを結ぶ国際交易港として栄え、シャム国の首都として417年間の歴史を誇りました。

末期の内乱を経てビルマに侵略され滅亡しましたが、王室儀礼や官僚制度などの政治体制はラッタナコーシン王朝に引き継がれました。

タイの歴史はイサーン地方の先史時代の遺跡から始まります。

特に、バンチェン遺跡は紀元前5600年頃～1800年頃の集落跡とされ、世界で最も重要な遺跡の一つです。

その後、モーン族によるタワラワディー王国がタイ中央部と北部を支配し、9世紀にはクメール王朝がタイ東北部を支配しました。

これらの遺跡や王朝は、タイの文化や伝統がどのように形成されてきたかを示しています。

13世紀初頭、クメール王朝の支配が弱まったタイ人土侯がクメール人勢力を駆逐し、スコータイとシーサッチャナーライを中心とした地域に「幸福の夜明け」（スコータイ）と名づけた王朝を築いた。

これがタイ族による初の王朝で、タイ文化の基礎を築き、約200年間続いた。

15年で滅亡したトンブリー王朝に代わり、チャオプラヤー・チャクリーがラッタナコーシン王朝を樹立しました。

ラッタナコーシン王朝は、チャクリー王朝またはバンコク王朝とも呼ばれ、現在まで続いています。

当初は中国との貿易を重視し、地方を封建制で統治していましたが、ヨーロッパ列強の進出をきっかけに政策を転換。

通商貿易条約を結び、近代化を推進しました。

その結果、タイは東南アジアで唯一、列強の侵略から独立を維持することができました。

タイは、東南アジア・インドシナ半島の真ん中あたりに位置する国で、カンボジア、ラオス、ミャンマー、マレーシアと国境を接しています。

また、アンダマン海とタイ湾という2つの海を有しています。

古くからインドやヨーロッパ、中国とを結ぶ交易の拠点として発展し、約51万3千平方キロメートルの国土には、首都バンコクと76の県があります。

地理的・文化的に異なる特徴から、北部、東北部、東部、中部、南部の5つの地域に分かれます。

そのうちの北タイは、タイ最高峰インタノン山をはじめとした峰々が連なる緑豊かな山岳地帯で、その美しさから「北方の薔薇」と呼ばれています。

タイ北部の南部に位置するスコータイは、タイ族初の王朝が築かれた地として知られています。

また、北部にはチェンマイやチェンライなどの主要都市があります。

北部はメーホンソーン、ランプーン、タークス、ナコーンサワン、カンペーンペット、ペッチャブーン、ピチット、ウッタラディット、ピッサヌローク、ナーン、プレー、ランパーン、パヤオなどの県があります。

タイ東部はバンコクの東に位置し、パタヤやラヨーン、トラート、チャンタブリー、サケーオなどの都市が含まれます。

この地域はタイで最も人口の多い地域の一つで、バンコク都市圏から容易にアクセスできます。

東部には美しいビーチ、豊かな文化、美味しい料理など、さまざまな観光スポットがあります。

また、東部は農業の中心地でもあり、米、果物、野菜などさまざまな農産物が生産されています。

パタヤは活気あるビーチリゾートで、ラヨーンは果物や野菜の生産で知られています。

トラートはタイ最東端の県で、カンボジア国境に接しています。

チャンタブリーは宝石の生産で知られる美しい県です。

サケーオはタイ東部の北東端に位置する静かな県です。

イサーン地方の19県は「イサーン」と呼ばれ、ウボンラーチャターニーやウドーンターニーなど歴史的建造物や遺跡が数多く残る地域です。

特にナコーンラーチャシーマーは、そのような建造物や遺跡が豊富で知られています。

バンコクで最も賑やかな繁華街であるシーロムエリアは、昼間はビジネスマンの姿が多数見られ、夜は有名歓楽街パッポン通りがネオンに包まれ、多くのクラブやゴーゴーバーが営業しています。

また、シーロムエリアは交通の便が良く、ホテルも集中しているため、宿泊客も多くいます。

バンコクには、チャイナタウンとして知られるヤワラートと呼ばれるエリアがあります。

このエリアでは、フカヒレや燕の巣などの高級中華料理が屋台で格安で販売されています。

また、メインストリートから一本外れると、サンペンレーン市場やパフラット市場があり、下町的な雰囲気を味わうことができます。

タイランド・ツーリスト・ガイド、Luxury、タイの休日などのタイの観光地や文化、旅の基本情報、交通情報などを紹介するガイドブックをフォームから入手できます。

旅行会社は、ツアーの日程表を添付してメールで問い合わせる必要があります。

タイ全体、北部、チェンマイなどのエリアマップもPDF形式でダウンロードできます。