韓国漫画が世界を席巻！その魅力と人気の秘密

韓国の漫画は、日本の漫画の影響を強く受けている。

初期の漫画家が日本漫画の影響を受けていたため、その基盤が形成されたと考えられている。

しかし、韓国語は左から横書きされるため、韓国の漫画は欧米の書籍と同様に左開きである。

欧米圏では「manhwa」は韓国の漫画作品を指す。

韓国最初の新聞である「漢城旬報」には挿絵はあったが、漫画は掲載されていなかった。

1909年に発行された「大韓民報」に李道栄による「挿画」が掲載され、これが韓国漫画の最初の作品とされている。

李道栄の「挿画」は、当時の韓国知識人への風刺と民衆への啓蒙を主題としていた。

韓国漫画業界は1950年代、日本漫画の流入と不法コピーによって大きな影響を受けた。

特に、日本漫画「少年ケニア」の不法コピー版「ジャングルの王子」は、韓国漫画の海賊版マンガの典型となり、作者名が韓国人名に変更されるなど、海賊版であるという認識を持たれずに広く読まれた。

また、日本の海賊版マンガは、朴正煕による軍事クーデター以降の検閲の対象外となったため、その流通がさらに加速した。

この結果、韓国漫画の質は低下し、日本の海賊版マンガの影響を強く受けることになった。

2006年に富川メディア振興院が設立され、韓国の漫画産業の拠点として活動を開始した。

政府は文化振興に多額の予算を投じ、海外漫画家招聘や国際漫画祭開催など積極的な施策を展開。

フランスで開催されたJapan Expoにもブース出展し、韓国コンテンツを宣伝。

評論家の山田五郎氏は、韓国の文化輸出政策に警鐘を鳴らし、日本が優位性を失う可能性を危惧している。