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おやすみプンプンの衝撃:愛子のパンツから始まる鬱屈と悲哀の物語

ライターのYUKOです。

おやすみプンプンの信仰観

本作『おやすみプンプン』における登場人物が信じるものは何ですか?

神様

漫画『おやすみプンプン』は、人間にとっての信仰をテーマに描かれています。

登場人物たちはそれぞれが異なるものを信じており、プンプンはアフロヘアーでメガネをかけた中年男性の顔をした「神様」を信じています。

この「神様」は、幼少期にプンプンが教えられたおまじないの言葉「神様神様、チンクルほい」を唱えることで出現します。

詳しくみる ⇒参照元: ネタバレ:鬱漫画の傑作『おやすみプンプン』を読み解く |Yu...

プンプンと愛子の約束

プンプンと愛子の約束はどのような理由で果たされなかったのか?

プンプンの母親の事故

プンプンは愛子と夏休みに鹿児島へ行く約束をしたが、母親の入院による事故で約束を果たすことができなかった。

プンプンは愛子の涙を見て罪悪感を感じたが、それっきり疎遠になってしまった。

中学生編では、プンプンの家庭は両親の離婚が成立し、プンプンは母親と叔父の雄一と暮らすことになった。

プンプンはバトミントン部に入部し、愛子に思いを寄せていた。

詳しくみる ⇒参照元: おやすみプンプンをネタバレ解説!名作鬱漫画の感想と最終回・結...

不快要素満載の漫画

この漫画の主人公はどんな容姿で、序盤はどんな印象を与えるか?

ひよこのような姿で、ほのぼのとした日常を描いているように思える

この漫画はひよこのような主人公が描かれており、序盤ではほのぼのとした日常を描いているように思えますが、実際には登場人物の多くが「クソ」で、性や宗教、挫折、暴力、虐待、ロリコン、メンヘラなど、不快な要素が詰め込まれています。

物語の途中で、読者はこの漫画を読む目的がわからなくなり、作者の思考回路に疑問を抱きます。

この漫画はおすすめできませんが、怖いもの見たさに興味がある人は読んでみてください。

この漫画で重要なポジションを占めるヒロインの愛子ちゃんは、ヤンデレまたはメンヘラで、非常に不快な存在です。

詳しくみる ⇒参照元: 【おやすみプンプン】確かにこれは気持ち悪過ぎる鬱漫画|ネタバ...

「おやすみプンプン」の衝撃的結末

愛子の母親を殺害したのは誰か?

愛子

「おやすみプンプン」の最終回では、同棲していたプンプンと愛子が愛子の母親を殺害してしまう。

遺体を埋めた後、鹿児島に向かう道中で愛子は発熱し、タクシーの中で母親の遺体が見つかったニュースが流れる。

その後、愛子はプンプンに母親の殺害は自分一人で行ったと告白し、精神的に追い詰められたプンプンは心中を提案する。

しかし、愛子は拒否し、空き家で一晩を明かした翌朝、首吊り自殺を遂げる。

プンプンは愛子の死体を背負って歩き、途中で荷物を置き忘れてきたことに気づく。

愛子を民家の軒先に残し、荷物を取りに行ったプンプンは、愛子へのメッセージが書かれた短冊を見つける。

その後、愛子は救急車で運ばれ、プンプンは東京に戻り、愛子と遊んだ工場跡で自殺を図るが、南条幸に発見されて病院に搬送される。

詳しくみる ⇒参照元: 【おやすみプンプン】最終回の結末・感想をネタバレ!最後は愛子...

再会のきっかけ

偶然再会した小学生時代の親友と、その後再会したきっかけは何ですか?

転校生

プンプンは小学生の頃、晴見という親友がいた。

再会後、プンプンは晴見と妻の幸と再会した。

その後、晴見は教師となり、プンプンに似た転校生と出会い、再会したきっかけとなった。

詳しくみる ⇒参照元: 【おやすみプンプン】最終回の結末・感想をネタバレ!最後は愛子...

おやすみプンプン最終回ネタバレ

プンプンを救出した人物は誰?

「おやすみプンプン」最終回では、自殺を図ったプンプンを幸が救出します。

プンプンは執行猶予を終えて元通りの生活に戻りますが、愛子の記憶が薄れていきます。

本作品は愛子の自殺で幕を閉じ、「鬱漫画の代表作」と呼ばれています。

詳しくみる ⇒参照元: おやすみプンプンをネタバレ解説!名作鬱漫画の感想と最終回・結...

おやすみプンプンネタバレ

愛子はプンプンにどんな提案をしたか

鹿児島へ行くこと

中学時代、矢口との賭けで敗れたプンプンは、愛子から鹿児島へ行くことを提案されます。

プンプンは愛子の表情と言動に恐怖を感じ、提案を拒否してしまいます。

高校時代、プンプンは周囲と馴染めず殻に閉じこもりますが、天の川の絵画に感動し、不動産屋に連れられたスナックで絵画の作者・南条幸に出会います。

プンプンはその後、フリーターとして働き、偶然街で愛子を見かけますが、見失ってしまいます。

新しい部屋で1人暮らしを始めたプンプンは、2年経っても愛子に再会できず、何も変わらなければ自殺すると決意します。

詳しくみる ⇒参照元: おやすみプンプンをネタバレ解説!名作鬱漫画の感想と最終回・結...

「おやすみプンプン」の謎の人物とヒロイン

プンプンが唱える呪文によって現れる人物は誰?

神様

「おやすみプンプン」に登場する謎の人物「神様」は、プンプンが呪文「神様神様チンクルホイ」を唱えることで現れます。

眼鏡をかけた成人男性の姿で、プンプンの頭部のみから現れます。

プンプンは「自問自答」の仮の姿だと発言しており、中学生の頃は呪文を唱えずとも現れましたが、高校生になるとほとんど登場しなくなりました。

プンプンにとって、神様は重要な存在で、彼自身の葛藤や内面の変化を映し出しています。

また、プンプンの初恋相手である田中愛子も重要なキャラクターで、家庭環境に苦しみながらも芸能界への夢を抱いています。

詳しくみる ⇒参照元: 【おやすみプンプン】最終回の結末・感想をネタバレ!最後は愛子...

愛子の夢と悲劇

再会した愛子が小学生の頃から夢見ていた職業は?

モデル

小学生のプンプンと愛子は、愛子の「どこか遠くへ行きたい」という言葉をきっかけに鹿児島へ行く約束をする。

しかし、約束当日にプンプンの母親が事故で入院し、プンプンは愛子に会えずに病院へ。

愛子はひとり待ち合わせ場所で泣いており、それ以来二人は疎遠になる。

十数年後、大学生になったプンプンは自動車教習所で愛子と再会。

愛子は小学生の頃からの夢であったモデルの道を歩んでいると語るが、それは嘘で実際には悲惨な家庭環境にあり、母親から暴力を振るわれていた。

プンプンは愛子の母親を殺害し、愛子と遠くの町に引っ越して新しい生活を始めることになる。

詳しくみる ⇒参照元: 【おやすみプンプン】最終回の結末・感想をネタバレ!最後は愛子...

信仰の正体:主観と信念

信仰の本質とは何なのか?

信念の表れ

『おやすみプンプン』では、信仰は個人の内面の現れであり、主観であると捉えられています。

つまり、信仰とは、個人が自らの内面で作り出した信念であり、客観的な真理ではありません。

また、後半部では、主観が重要視されており、幸がプンプンの一側面しか見ていなかったことに気付く場面が描かれています。

これにより、他者を自分の主観だけで判断することの愚かさが示唆されています。

詳しくみる ⇒参照元: ネタバレ:鬱漫画の傑作『おやすみプンプン』を読み解く |Yu...

プンプンの愛の変容

プンプンにとって、愛子ちゃんとの思い出は時間と共にどのように変化していったのか?

忘れていく

プンプンは当初、愛子ちゃんを愛するあまり自分の人生を犠牲にする覚悟だったが、時が経つにつれて、人並みの幸せに慣れていった。

その結果、愛子ちゃんのことも次第に忘れていき、彼らの過ごした時間はわずか数日だったと振り返る。

プンプンの気持ちの変化は、時間の経過が愛の記憶を薄れさせることを示唆している。

詳しくみる ⇒参照元: 【おやすみプンプン】感想

プンプンの矛盾するハッピーエンド

プンプンにとっての「ハッピーエンド」とは何ですか?

愛子ちゃんに殺されること

「おやすみプンプン」は、常人にとっての幸せがプンプンにとっては不幸であることを描いた物語です。

かつて純粋だったプンプンは、成長するにつれて社会の価値観に反発するようになります。

それでも、彼は自分の信念を捨てて前に進もうとします。

作者の浅野いにおは、大人になることは世界の不条理を受け入れることだと示唆しています。

プンプンの願いは叶わず、彼は愛子ちゃんに殺され、記憶から消されることを望んでいました。

詳しくみる ⇒参照元: 【おやすみプンプン】感想

鬱漫画の醍醐味:苦痛と魅力

気色悪いが読んでしまう鬱漫画の特徴は?

良作鬱漫画の特徴

「おやすみプンプン」は、気色悪さや不快感をもたらしながらも、読者を惹きつける鬱漫画。

この特徴は、良質な鬱漫画に共通しており、読者が作品に引き込まれ、苦しみながらも最後まで読み進めてしまう理由となっている。

詳しくみる ⇒参照元: 【おやすみプンプン】確かにこれは気持ち悪過ぎる鬱漫画|ネタバ...

プンプンの人生の頂点

プンプンの人生の最上級を表すシーンは?

砂浜での抱擁

『おやすみプンプン』13巻の砂浜での抱擁シーンは、プンプンの心の底からの絶望と死への願望を表す重要な場面である。

作者は、このシーンを「人生の最上級、沸点」と表現し、プンプンの絶望的な心境を描き出している。

また、このシーンは、プンプンの人の姿での抱擁に対する想像力を喚起し、物語の解釈に広がりをもたらしている。

詳しくみる ⇒参照元: 【おやすみプンプン】感想