アメリカで目撃された高高度気球は、ラジオゾンデ?実はこんなにも違うって知ってた!?
💡 アメリカで目撃された高高度気球は、気象観測用のラジオゾンデとは異なる可能性が高い
💡 ラジオゾンデは短時間で上昇し、破裂して落下するが、高高度気球は数日間浮揚していた
💡 高高度気球はラジオゾンデよりも大型で、高度も高い
それでは、高高度気球について詳しく見ていきましょう。
ラジオゾンデとは
それでは、高高度気球について詳しくご説明します。
✅ アメリカで目撃された高高度気球は、気象観測用気球であるラジオゾンデとは大きく異なる特徴を持つことがわかりました。
✅ ラジオゾンデは通常、1時間半で上空3万メートルまで上昇し、その後破裂して落下しますが、アメリカで見られた気球は数日間浮揚していたため、ラジオゾンデとは異なる機器と考えられます。
✅ また、アメリカで目撃された気球は、旅客機よりも高い高度にあり、地上から視認できたことから、ラジオゾンデよりも大型である可能性も指摘されています。
さらに読む ⇒BIGLOBEニュース出典/画像元: https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0205/wth_230205_8972688154.htmlなるほど、ラジオゾンデと高高度気球は、目的や仕組みが全く違うんですね。
ラジオゾンデは、気象観測器の一種であり、ゴム気球に吊り下げられ、高度約30kmまで上昇することで、上空の気圧、気温、湿度、風向、風速などの気象要素を観測します。ラジオゾンデは、センサと無線送信機によって構成され、GPS信号を使用して高度、風向、風速を測定します。観測を終えたラジオゾンデはパラシュートによって降下し、発見された場合は、ラベルに記載された電話番号または最寄りの気象台へ連絡が必要です。
えー、まじ!?知らんかったわ~
そうやねー、ラジオゾンデって、天気予報とかで使われてるやつやろ?
あら、そうなんですか?昔は、そんなもん気球に乗せて飛んでもない時代もあったのよ。懐かしいわ。
ラジオゾンデによる観測と活用
それでは、ラジオゾンデによる観測について詳しく見ていきましょう。
✅ この資料は、ラジオゾンデによる高層気象観測について説明したリーフレットです。
✅ リーフレットの画像をクリックすると、拡大表示されます。
✅ 関連する情報へのリンクが記載されています。
さらに読む ⇒リーフレット「ラジオゾンデによる高層気象観測」出典/画像元: https://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/upperair_observation/index.html気象観測って、こんなに細かく、いろんな場所で観測されてるんですね。
気象庁では、全国16か所の気象官署と昭和基地(南極)で、ラジオゾンデを用いた高層気象観測を実施しています。ラジオゾンデ観測によって得られたデータは、天気予報、気候変動・地球環境の監視、航空機の運航管理などに利用されています。さらに、高層天気図やエマグラムの作成にも役立ちます。
へぇ~天気予報とか、毎日見てるけど、まさかこんなデータ使われてたんや!
そうやねー、天気予報って、毎日見てるけど、まさかこんなとこまでデータ使われてるんやね。
あら、あんた知らないの?昔は、天気予報なんて、おばあちゃんの勘でしてたのよ。
ラジオゾンデの種類と観測の特徴
ラジオゾンデには、様々な種類があり、観測方法も様々です。
✅ 気球を用いた高層大気観測は、気温、湿度、風などの気象要素を地上から高度約30kmまで連続的に観測するもので、天気予報や気候変動の監視に不可欠な役割を果たしています。
✅ ラジオゾンデと呼ばれる気象観測器は、気球に吊り下げられ、無線でリアルタイムにデータを地上に送信します。様々な種類のラジオゾンデが存在し、観測要素も異なります。
✅ ラジオゾンデ観測は、大気を直接観測するため観測精度が高く、鉛直方向に連続的な観測ができるため、気象衛星のデータ較正などの基準値としても利用されています。
さらに読む ⇒気球を用いた高層大気の観測について出典/画像元: https://www.jma-net.go.jp/kousou/obs_second_div/about_sonde/about_sonde.htmlラジオゾンデの種類によって、観測できるデータも違うんですね。
ラジオゾンデは様々な種類があり、観測されたデータは無線で地上に送信されます。ラジオゾンデ観測の特徴は、大気を直接観測することで、高精度なデータを取得できることです。また、鉛直方向の気象要素の変化を詳細に把握できるため、他の観測データの較正にも利用されています。
え、種類とかあるん?知らんかったわ!
そうなんや、知らんかった!ラジオゾンデって、結構色々な種類があるんやね。
あら、あんた知らないの?昔は、ラジオゾンデなんて、無かったのよ。
高層大気の観測とラジオゾンデの役割
高層大気の観測は、気象予報や気候変動監視に不可欠です。
公開日:2021/04/26
✅ 気象庁は、ラジオゾンデをゴム気球に吊るして飛揚させることで、地上から高度約30kmまでの大気観測を行っており、鶴見精機は海洋・陸水観測に加え、この高層気象観測サービスも提供しています。
✅ 気象庁では、全国16箇所の気象管署や南極昭和基地などでラジオゾンデによる高層気象観測を実施しており、得られたデータは天気予報、気候変動監視、航空機の運行管理などに活用されています。
✅ 鶴見精機は、2003年から父島での高層気象観測に技術提供を開始しており、Lockheed Martin Shippican社製のGPSゾンデシステムを提供しています。このシステムは、ラジオゾンデで上空の位置、気温、湿度、大気を計測することにより、高層気象観測を実現しています。
さらに読む ⇒鶴見精機(T.S.K)| 水を測り正確なデータと洞察を世界に出典/画像元: https://tsurumi-seiki.co.jp/solutions/1284/高層大気の観測って、こんなに重要な役割を担っているんですね。
気球を用いた高層大気の観測は、気象予報や気候変動監視に不可欠です。ラジオゾンデと呼ばれる観測器を気球に吊り下げ、地上から高度約30kmまで気温、湿度、風などの気象要素を連続的に観測します。
へぇ~、気象庁って、こんなとこまで調べてるんや!
そうやねー、気象庁って、色々調べてるんやね。
あら、あんた知らないの?昔は、気象観測は、雲の動きを見てしてたのよ。
ラジオゾンデの仕組みと回収
ラジオゾンデは、気象データを収集するために重要な役割を果たしています。
✅ ラジオゾンデは、気温、気圧、湿度、風向・風速などの気象データを地表から高度30kmまで測定する観測装置です。
✅ これらのデータは、地球全体の気象状況を把握し、天気予報を行うために不可欠です。
✅ ラジオゾンデは、気温・湿度センサー、GPSを用いて高度・位置を測定し、これらのデータから気圧を計算することで、必要な気象データを収集します。
さらに読む ⇒ HOME | ISEE 名古屋大学宇宙地球環境研究所出典/画像元: https://www.isee.nagoya-u.ac.jp/50naze/meteorology/58.htmlラジオゾンデ、すごいですね!色んなデータを集めて、天気予報に役立っているんですね。
ラジオゾンデは、センサと無線送信機から構成されており、GPS信号を使用して高度、風向、風速を測定します。観測を終えたラジオゾンデは、パラシュートによってゆっくりと降下し、発見された場合は、ラベルに記載されている電話番号または最寄りの気象台に連絡してください。
え、こんなの回収するん!?どっかに落ちてたら教えてよ!
そうやねー、回収とかも大変そうやね。
あら、あんた知らないの?昔は、ラジオゾンデを回収するのに、犬を使ってたのよ。
以上のことから、高高度気球とラジオゾンデは、目的や仕組み、観測データが大きく異なることが分かります。
💡 高高度気球は、ラジオゾンデよりも大型で、高度も高い
💡 高高度気球は、数日間浮揚できるため、気象観測用とは考えにくい
💡 今後の情報公開に注目が必要です