「かぐや姫の物語」は、どんな映画?高畑勲監督の遺作とは!?
💡 高畑勲監督の遺作「かぐや姫の物語」について解説します。
💡 映画の内容、評価、音楽、主題歌について詳しくご紹介します。
💡 高畑監督のこだわりが詰まった、深みのある作品の魅力に迫ります。
それでは、第一章から見ていきましょう。
竹やぶから現れたかぐや姫
高畑勲監督の訃報は、日本のアニメーション界に大きな衝撃を与えました。
✅ 「かぐや姫の物語」のプロデューサー西村義明、主題歌を提供した二階堂和美、映画監督の岩井俊二らが、高畑勲監督の訃報に追悼のコメントを発表した。
✅ 西村義明は高畑監督を「世界一のアニメーション映画監督であり、永遠にぼくの師」と称賛し、二階堂和美は高畑監督との出会いを「雨」と表現し、岩井俊二は高畑監督との交流が自身の出発点になったと語った。
✅ 高畑勲監督の通夜および葬儀は近親者のみにて行われ、「お別れの会」は5月15日に実施予定である。
さらに読む ⇒ナタリー - ポップカルチャーのニュースサイト出典/画像元: https://natalie.mu/eiga/news/276928著名な方々が、高畑監督の功績を称え、惜しむ声が相次いでいますね。
2013年に公開された高畑勲監督によるアニメーション映画『かぐや姫の物語』は、竹やぶから現れたかぐや姫が、翁と媼に育てられる物語です。彼女は、月からの使者として地球に来たことが明らかになり、故郷の月への帰還を巡り、人間の感情や自然とのつながりを深く考えさせられる作品です。映画の音楽は久石譲が担当し、主題歌「いのちの記憶」は二階堂和美が歌っています。高畑監督は二階堂のアルバム「にじみ」に感銘を受け、主題歌の制作を依頼しました。
うっわ、マジかよ!高畑監督って、もう…、ちっちゃい頃から見てきたけん、寂しいなぁ。
高い評価と興行収入
「かぐや姫の物語」は、高い評価を受けている作品です。
✅ 2013年の日本アカデミー賞優秀作品として、スタジオジブリの「風立ちぬ」と「かぐや姫の物語」、劇場版魔法少女まどか☆マギカ新編叛逆の物語、キャプテンハーロック、ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIEの5作品が選ばれました。
✅ これらの作品は、いずれも2013年のアニメ映画界を代表する作品であり、高い評価を受けています。
✅ 「風立ちぬ」と「かぐや姫の物語」は、宮崎駿監督と高畑勲監督による大作であり、「風立ちぬ」は宮崎駿監督の最終作品となったことでも話題になりました。また、「かぐや姫の物語」は制作に8年をかけた大作で、その繊細な作画が注目を集めました。
さらに読む ⇒アニメとアキバ系カルチャーの総合情報サイト - アキバ総研出典/画像元: https://akiba-souken.com/article/18906/アカデミー賞にもノミネートされたんですね。すごい!
『かぐや姫の物語』は、日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を受賞し、アカデミー賞長編アニメ映画賞にもノミネートされるなど、高い評価を受けています。興行収入は24.7億円を記録し、2014年の邦画興行収入ランキングで11位にランクインしました。
そりゃあ、あの映画は素晴らしいわよ。絵も音楽も、ホンマに綺麗なんじゃ。
月と地球の歌
楽曲には、高畑勲監督のこだわりが感じられます。
✅ 「かぐや姫の物語」のサウンドトラックには、高畑勲監督が作詞作曲した「わらべ唄」と「天女の歌」、そして二階堂和美が歌う主題歌「いのちの記憶」が収録されている。
✅ 「わらべ唄」と「天女の歌」は、映画本編で印象的に使われており、久石譲作曲の琴などを含む旋律と見事に融合している。
✅ 歌詞には「せんぐり」や「まつとしきかば 今かへりこむ」など、古典的な言葉や百人一首の句が用いられており、日本の美しい響きを感じさせる。
さらに読む ⇒久石譲ファンサイト 響きはじめの部屋出典/画像元: https://hibikihajime.com/blog/6423/古典的な言葉が使われていて、日本らしい美しさを感じますね。
映画には、かぐや姫が月にいた頃に歌っていた「天女の歌」と、地球で子どもたちが歌っていた「わらべ唄」の2つの歌が登場します。これらの歌は、かぐや姫の月と地球の二つの故郷を象徴し、彼女の心の葛藤を表しています。「かぐや姫の物語」は、美しい映像と音楽、そして深いストーリーで観客を魅了する作品です。
わぁ、歌詞に古典的な言葉が入っとるんや!知らんかったわ。
主題歌「いのちの記憶」
主題歌「いのちの記憶」は、二階堂和美さんが歌っています。
✅ 「いのちの記憶」は、二階堂和美が作曲し、映画「かぐや姫の物語」の主題歌として使われた楽曲です。
✅ この楽譜は、超初級レベルのピアノソロ譜で、大きな音符と指使い、音符の読み方の解説付きです。
✅ 楽譜は、演奏アドバイス、弾き始めの音と指のポジション、歌詞のページを含め、全4ページで構成されています。
さらに読む ⇒楽譜@ELISE(アットエリーゼ)| 楽譜のダウンロードとコンビニ印刷出典/画像元: https://www.at-elise.com/elise/JPDPKM05087/二階堂和美さんの歌声は、優しくて心に響きますね。
主題歌「いのちの記憶」は、二階堂和美が作詞作曲も手がけ、抽象的な言葉で構成されています。歌詞は、亡くなった人への追憶、生への問い、そして未来への希望など、様々な解釈が可能です。二階堂和美は、歌手活動と並行して僧侶としても活動しており、お寺でコーラス部にも所属しているというユニークな経歴を持っています。彼女の優しい歌声と、歌詞の深みは、聴く人の心に深く響く作品となっています。
へー、二階堂和美って、歌も作詞作曲もするんや!才能やなぁ。
音楽の魅力
映画のサウンドトラックは、とても魅力的です。
✅ 「かぐや姫の物語」の劇中音楽「天人の音楽」を小学生向け器楽合奏用にアレンジした楽譜です。
✅ 鍵盤ハーモニカやアコーディオンなど金属リード系楽器を使用しない編成で、一般的な器楽合奏とは異なる響きが特徴です。
✅ 小学校高学年向けに、ソプラノリコーダー、シンセサイザー、鉄琴、木琴など、様々な楽器を使用し、スコアとパート譜がセットになっています。
さらに読む ⇒ Piascore 楽譜ストア出典/画像元: https://store.piascore.com/scores/159809映画の音楽は、映像と見事に調和していますね。
『かぐや姫の物語』のサウンドトラックには、高畑勲監督が作詞作曲した「わらべ唄」と「天女の歌」、そして二階堂和美が歌う主題歌「いのちの記憶」が収録されています。映画音楽は久石譲が担当しており、「わらべ唄」と久石譲作曲の琴の旋律が融合した美しい音楽が特徴です。「わらべ唄」の歌詞には、京言葉の「せんぐり」が使用されており、「次々に順番に順繰り」という意味を表しています。「天女の歌」の歌詞には、百人一首の中納言行平の句にも登場する「まつとしきかば今かへりこむ」が使われており、映画本編では台詞として「本当にあなたが待っていてくれるなら、すぐにでもここへ帰ってきます」と表現されています。サウンドトラックには、劇中音楽と主題歌がすべて収録されており、歌詞も掲載されているので、音楽を聴きながら歌詞の世界を楽しむことができます。映画内では、わらべ唄は姫(幼少期)と捨丸が歌うシーンで、天女の歌は姫が庭を欲しいと母様に願い出たシーンで、いのちの記憶はエンドロールで流れます。他にも、姫と母様の歌、女童の歌など、印象的な楽曲が多数使用されています。これらの楽曲は、映画の世界観をさらに豊かにしています。
あの音楽は、まるで天上の音楽みたいじゃ。
「かぐや姫の物語」は、高畑勲監督の集大成と言える作品です。
💡 高畑勲監督の遺作であり、日本のアニメーション界に大きな影響を与えた作品です。
💡 美しい映像、音楽、そして深いストーリーで観客を魅了する、傑作アニメーションです。
💡 ぜひ、劇場で鑑賞してみてください。