「クリスマス・イブ」は、なぜ今も愛されるのか?その誕生秘話とは!?
💡 山下達郎が「クリスマス・イブ」を制作した背景
💡 CMとの出会いによる楽曲の再評価
💡 山下達郎の音楽哲学
それでは、第一章から見ていきましょう。
「クリスマス・イブ」誕生秘話
「クリスマス・イブ」は、山下達郎さんの代表曲の一つですよね。

✅ 「クリスマス・イブ」は、山下達郎が職人としてのこだわりを持って制作した楽曲であり、バロック音楽をベースに、クリスマスをテーマにした楽曲として誕生しました。
✅ 楽曲の誕生秘話には、シュガー・ベイブ時代の未完成曲や、パッヘルベルの「カノン」を間奏に取り入れたアレンジなど、山下達郎の音楽に対する情熱と創造性が詰まっています。
✅ 「クリスマス・イブ」は、プラトニックな恋愛を描いた楽曲であり、雪が降らない東京でのクリスマスという設定と、主人公の切ない心情が、聴く人の心を惹きつけます。
さらに読む ⇒歌詞検索サービス 歌ネット出典/画像元: https://www.uta-net.com/user/column/18.html切ない歌詞とメロディーが、クリスマスの雰囲気にぴったりですよね。
1983年12月4日、山下達郎は12作目のシングルとして「クリスマス・イブ」をリリースしました。
この曲は、妻である竹内まりやに書き下ろされたもので、オフコースを意識して作られたサビの「きっと君は来ない」が特徴的です。
当初は、まりやさんの当時のディレクターに却下され、山下達郎自身でレコーディングすることになりました。
発表当時は「地味な曲」として扱われ、世間の注目を集めることはありませんでした。
いや、まじで。山下達郎って、音楽に対する情熱がすごいよね。
CMとの出会い
CMって、楽曲の運命を左右するんですね。

✅ 「クリスマス・イブ」は当初シングルカットされる予定がなく、アルバム『MELODIES』の最後の楽曲として収録されていた。しかし、CMディレクターの早川和良氏がJR東海のCM「クリスマス・エクスプレス」に起用したことで、この曲が広く知られることになった。
✅ 早川氏は当初、CMにクリスマスのスタンダードナンバーを使用することを考えていたが、演出コンテ作成時に達郎の「クリスマス・イブ」が頭に浮かび、それが決定に繋がった。
✅ 早川氏は達郎のファンであり、CMの音楽制作にも関心を持っていた。CM制作の依頼をした際に、達郎はCMの内容を検討した後、楽曲の使用を承諾した。
さらに読む ⇒radiko news(ラジコニュース) | 無料のアプリでラジオを聴こう!出典/画像元: https://news.radiko.jp/article/station/FMT/100277/CMのおかげで、多くの人に愛されるようになったんですね。
1988年、JR東海のクリスマスキャンペーンソングに「クリスマス・イブ」が起用されました。
雪が降る街並みを背景に、切ないながらも温かい曲調が、クリスマスの雰囲気とマッチし、多くの人の心を捉えました。
このCM効果により、発売から6年経って、初めてナンバー1を獲得し、日本のクリスマスソングの定番となりました。
CMって、時代を表すものよね。昔は、CMもシンプルだったわ。
「クリスマスの約束」と山下達郎
「クリスマスの約束」は、素敵な企画ですね。
公開日:2022/12/25

✅ この動画は、小田和正が様々なアーティストの曲をカバーしたライブ映像や、他のアーティストとのコラボレーションで歌った楽曲を集めたものである。
✅ 楽曲は、日本の人気アーティストの曲から、映画の主題歌、アニメの主題歌など幅広いジャンルの曲が含まれている。
✅ 小田和正の優しい歌声と、他のアーティストとのハーモニーが楽しめる内容となっている。
さらに読む ⇒2001 圣诞的约定_哔哩哔哩_bilibili出典/画像元: https://www.bilibili.com/video/BV1LM41117ZM/山下達郎さんの音楽に対する思いを感じますね。
1983年、小田和正は「クリスマスの約束」の第1回目の放送で、山下達郎へ「クリスマス・イブ」を一緒に演奏してほしいという手紙を送りました。
手紙には、音楽を創ってきた人達を認め愛し、尊敬することの大切さ、そして山下達郎の曲をその一曲に選びたいという想いが綴られていました。
山下達郎は、テレビ番組にほとんど出演したことがないことを理由に、出演を辞退しました。
しかし、手紙の中で、オフコースというライバルの存在があったことを明かし、長い年月を経て小田和正に「クリスマス・イブ」を歌ってもらえるようになったことに対する感慨を述べています。
小田和正は、山下達郎からの手紙を番組の中で読み上げ、会場のお客様の前で「クリスマス・イブ」を演奏しました。
えー、山下達郎って、テレビ出ないん?なんで?
「クリスマス・イブ」誕生の背景
山下達郎さんは、自分の音楽に対する信念が強いんですね。
公開日:2019/12/20

✅ 山下達郎の代表曲「クリスマス・イブ」は、1983年に発売されたアルバム「MELODIES」に収録された曲で、当初はアルバムの締めくくりとして制作されました。その後、レコード会社の社長の提案によりシングルカットされ、1988年のJR東海のCMソング起用で爆発的な人気を獲得しました。
✅ 「クリスマス・イブ」は、山下達郎が30歳を迎えた際に「流行りものじゃない音楽」を追求し、制作されたアルバム「MELODIES」に収録されました。山下自身は、商業的な成功よりも、自身の音楽的志向を追求することに重点を置いており、結果として「クリスマス・イブ」を含むアルバムは、当時の流行とは異なる路線で制作されました。
✅ 「クリスマス・イブ」は、商業的なヒットを意識して作られた曲ではなく、山下達郎がバロック音楽のコード進行から着想を得て、クリスマスをテーマにした曲作りを思いついたことから誕生しました。また、歌詞はシュガー・ベイブ時代の未完の曲のフレーズがヒントになり、間奏にはヨハン・パッヘルベルの「カノン」が使用されました。
さらに読む ⇒KURU KURA(くるくら) - クルマのある暮らしをもっと豊かに、もっと楽しく出典/画像元: https://kurukura.jp/article/191220-10/バロック音楽から着想を得て、クリスマスの曲を作ったって、すごいですね。
山下達郎は、30歳を迎え、音楽業界の浮き沈みを感じ、「自分のやりたい音楽」を追求することを決意しました。
アルバム『MELODIES』は、従来とは異なる路線で制作され、「夏っぽくない」「開放感に欠ける」といった批判もあったものの、山下自身の確信的な狙いでした。
「クリスマス・イブ」は、商業的な成功よりも、山下自身の音楽的な興味から生まれた作品です。
バロック音楽でよく聴かれるコード進行を基に、クリスマスというテーマが浮かび、歌詞は過去に未完だった曲のフレーズを活かしました。
間奏にはヨハン・パッヘルベルの「カノン」を引用し、エンディングのコーラスはスウィングル・シンガーズのスタイルを意識して制作されました。
音楽って、いろんなインスピレーションから生まれるんやね。
山下達郎の音楽哲学
山下達郎さんの音楽哲学は、とても興味深いです。
公開日:2023/07/06

✅ 山下達郎は、音楽制作を職人技と捉え、「アーティスト」という肩書きよりも「ポップス職人」と呼ばれることを好む。彼は、音楽業界における「アーティスト」という言葉の軽々しい使われ方を批判し、言葉の丁寧な使用を訴えている。
✅ 記事では、山下達郎が詞にも強いこだわりを持っていることを指摘し、彼の音楽における言葉の重要性を強調している。
✅ 山下達郎は、音楽制作においてサウンドや歌唱力だけでなく、言葉=詞にも強いこだわりを持っている。彼は、言葉の丁寧な使われ方を大切にし、安易な「アーティスト」という言葉の使用に疑問を感じている。
さらに読む ⇒おとなの週末公式|おいしくて、ためになる食のニュースサイト出典/画像元: https://otonano-shumatsu.com/articles/235783/2山下達郎さんは、音楽を職人技と捉えているんですね。
「クリスマス・イブ」は、1983年6月に発売されたアルバム『MELODIES』に収録された曲です。
当初はアルバムの締めくくりとして制作されましたが、レコード会社の提案により同年12月にシングルカットされました。
山下達郎は、自身を「職人」と位置づけ、作った曲が誰かに喜んでもらえればそれで良いという音楽的信念を持っています。
彼の作品は、卓越した技術と美しさを備えており、後世になって評価されることも多い。
匿名でいい仕事をすることを重要視する山下達郎は、職人の仕事に対する姿勢を高く評価しており、社会を支えるのは懸命に働く職人たちだと考えています。
職人って、大事よね。世の中は、職人のおかげで成り立っとるんよ。
「クリスマス・イブ」は、山下達郎さんのこだわりと、音楽に対する情熱が詰まった楽曲ですね。
💡 「クリスマス・イブ」は、山下達郎が音楽へのこだわりを持って制作した楽曲
💡 CMとの出会いが、楽曲を広く知らしめるきっかけになった
💡 山下達郎が音楽を職人技と捉え、言葉の丁寧な使用を訴えている