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文末の句点「。」が、若者にとってハラスメントに?「マルハラ」とは一体!?

文末の句点「。」が、若者にとってハラスメントに?「マルハラ」とは一体!?
📘 この記事で分かる事!

💡 「マルハラ」と呼ばれる、チャットでの文末に句点を付ける行為が、若者にとって冷たく感じるという現象がある。

💡 マルハラは、法律上のハラスメントではない。

💡 マルハラは、世代間ギャップやコミュニケーションスタイルの違いによるもの。

それでは、第一章、マルハラスメントをめぐる議論から始めたいと思います。

マルハラスメントをめぐる議論

マルハラという言葉は、最近よく耳にするようになりましたね。

🔖 関連記事の要約!LINEの文章に「。」は゛マルハラ゛に ハラスメントは「捉え方に世代間ギャップがある」
LINEの文章に「。」は゛マルハラ゛に ハラスメントは「捉え方に世代間ギャップがある」

✅ 「ななにー 地下ABEMA」では、新しい地図の3人が専門家と共に「令和のハラスメント」について議論しました。

✅ SNSでのハラスメントや職場のモラハラなど、様々なハラスメントの種類が紹介され、特にコミュニケーションにおける「マルハラ」が注目されました。

✅ 世代間ギャップによって、ハラスメントの捉え方に違いがあることも指摘され、ハラスメントに対する意識の重要性が改めて強調されました。

さらに読む ⇒ENCOUNT | エンカウント ―日本の「今」がここにある―ENCOUNT | エンカウント ―日本の「今」がここにある―出典/画像元: https://encount.press/archives/623746/

確かに、世代間ギャップを感じますね。でも、コミュニケーションは、お互いを理解し尊重することが大切だと思います。

近年、若者の間で、メッセージの文末に句点「。」を使うことから受ける圧力を「マルハラ(マルハラスメント)」と呼ぶことが話題になっています。しかし、マルハラはあくまで便宜上の言葉であり、法律上のハラスメントには該当しません。実際、チャットでのコミュニケーションでは、句点よりも絵文字や感嘆符を使う人が多く、句点から「冷たい」「怒っている」といったマイナスな印象を受けるのは、個人の経験やコミュニケーションスタイルによるものです。また、世代間のギャップも指摘されますが、年長者の方が句点を使う傾向があるのは事実ですが、大きな問題ではありません。相手とのコミュニケーションの中で、その人のルールを理解することで、句点があっても気にならなくなるでしょう。大切なのは、お互いのコミュニケーションルールを尊重し、歩み寄りを持つことです。

マジ!?あたしは句点とか関係なく、ノリで送るわ!笑

そうやな、確かに、句点の使い方は世代で違うっちゃろ。でも、気にしすぎずに、みんな自由に書けばええとちゃうかな?

若いもんは、難しいことを考えすぎなんだよ!昔は、句点なんか気にせず、手紙を書いてたんだよ!

マルハラスメントの深層

なるほど、世代によって「マル」の印象が異なるんですね。

🔖 関連記事の要約!文末に句点「。」はNG…?「!」の本数は? マルハラおじさんが若者に聞いたSNS時代のハラスメント対処法
文末に句点「。」はNG…?「!」の本数は? マルハラおじさんが若者に聞いたSNS時代のハラスメント対処法

✅ 「マルハラ」と呼ばれる、チャットの文末に「。」(マル/句点)をつける行為が、若者にとって冷たく、威圧感を与えると感じられるということが、近大生との座談会で明らかになった。

✅ 特に、同年代や親しい間柄での「マル」の使用は、距離感を感じさせたり、怒っているように思われたりするなど、ネガティブな印象を与える可能性がある。

✅ 一方で、上下関係がある場合や、丁寧な印象を与えたい場合には、「マル」は許容される場合もある。

さらに読む ⇒Kindai Picks(キンダイピックス) | 近畿大学のニュースメディアKindai Picks(キンダイピックス) | 近畿大学のニュースメディア出典/画像元: https://kindaipicks.com/article/002844

チャットでのコミュニケーションでは、相手の気持ちを汲み取るのが難しいですね。

この記事は、近年話題となっている「マルハラ」と呼ばれる現象について、著者が自身の経験や調査に基づいて考察した内容です。マルハラとは、若者世代が文章の最後に句点「。」が使われていることに対して、冷たさや威圧感を感じる現象のことです。著者は当初、この現象を単なる世代間ギャップや若者の句点への慣れなさによるものと考えていましたが、若手社員へのヒアリングを通じて、句点の持つ意味やニュアンスが、世代によって大きく異なる可能性に気づきます。特に、現代社会では、約物の進化によって、文字だけでは表現しきれない感情やニュアンスを、約物によって表現することが増えています。そのため、約物を読み解く経験豊富な世代と、そうでない世代の間では、同じ句点であっても、異なる印象を受け取る可能性があると考えられます。さらに、著者は、現在の若者世代は、メールやSNSなどを通じて、文字でコミュニケーションをとることが日常化しているため、文章に込められた感情やニュアンスを、約物によって読み取ることが、大人世代よりも自然に行われている可能性を指摘します。この記事では、マルハラは単なる世代間ギャップではなく、約物の進化やコミュニケーション環境の変化によって生まれた、新たなコミュニケーションの課題である可能性を示唆しています。著者は、今後のコミュニケーションにおいて、約物が持つ意味やニュアンスを理解し尊重することが重要であると結論付けています。

え、まじ!?あたしは、句点とか全然気にせんけど…

うん、わかる。句点一個で、なんかイライラする時あるよな…

若いもんは、細かいことに気にするんだね。昔は、そんなこと気にせず、手紙を書いてたんだよ!

チャットと漫画の影響

漫画の影響も大きいんですね。

🔖 関連記事の要約!LINEのマルハラ、漫画が影響? 句読点研究の調査と異質な出版社:朝日新聞デジタル

公開日:2024/03/03

LINEのマルハラ、漫画が影響? 句読点研究の調査と異質な出版社:朝日新聞デジタル

✅ 「マルハラスメント」と呼ばれる、若者による句点「。」の使用への抵抗が話題になっています。これは、漫画における吹き出しでの文章表示が、句読点を不要とする文化を形成していることが要因であると、筑波大学岩崎拓也助教は指摘しています。

✅ 漫画では、吹き出しが文章の区切りを示す役割を果たすため、句読点は省略され、文末に「!」や「…」、改行が用いられます。これは、若者がLINEなどのチャットツールで句読点を省略する傾向と共通しています。

✅ 一方で、岩崎助教や小学館明石修一編集長は、「マルハラスメント」という表現には違和感を感じています。彼らは、句読点の省略は、世代間ギャップによる誤解であり、ハラスメントと捉えるべきではないと主張しています。

さらに読む ⇒朝日新聞デジタル:朝日新聞社のニュースサイト朝日新聞デジタル:朝日新聞社のニュースサイト出典/画像元: https://www.asahi.com/articles/ASS2Y64P6S2NUCVL03R.html

確かに、漫画では句読点が省略されることが多いですね。

近年、若者が文末の句読点「。」に圧力を感じる「マルハラスメント」が話題となっている。この現象について、句読点や符号を研究する筑波大学の岩崎拓也助教は、LINEなどのチャットツールにおける漫画のような吹き出し表示が影響しているのではないかと指摘する。漫画では吹き出しが文章の区切りを意味するため、吹き出し内の文字には句読点を使用しないのが一般的であり、文末には「!」「!?」や「…」などを多用し、長文の場合は改行を入れたり吹き出しを複数に分けたりする。これは若者のLINE文章と共通する点が多い。

漫画の影響!?あたしは、漫画の影響とか関係なく、ノリで送るわ!笑

あー、なるほど。漫画とかの影響で、若いもんは句点使わんのやろか…

漫画の影響?若いもんは、漫画の影響を受けやすいんだね。昔は、漫画なんか読んでなかったよ!

漫画と句読点の関係

漫画と句読点の関係は深いんですね。

🔖 関連記事の要約!若者の句読点使用に対する「マルハラスメント」論争 半田貞治郎
若者の句読点使用に対する「マルハラスメント」論争 半田貞治郎

✅ 近年、若者のLINEメッセージでの句読点使用に圧力を感じ、「マルハラスメント」と呼ばれる現象が起きている。

✅ 筑波大学の岩崎拓也助教は、LINEなどのチャット形式が漫画の吹き出しに似ていることが原因の一つであると指摘し、漫画では句読点が省略されることが多いことから、若者も同様の傾向を示しているのではないかと分析している。

✅ 一方、小学館など子供向け教育雑誌を発行する出版社は、漫画を通じて正しい句読点の教育を続けてきた歴史があり、漫画における句読点の省略は、文法教育の観点から懸念されるという意見もある。

さらに読む ⇒半田貞治郎のデジタル備忘録半田貞治郎のデジタル備忘録出典/画像元: https://handasadajirou4.hatenablog.com/entry/2024/03/22/090000

なるほど、漫画によって、句読点の省略が文化として根付いているんですね。

岩崎助教の調査によると、少年漫画誌では句読点の使用が少なく、特に「週刊少年ジャンプ」や「週刊少年マガジン」ではほとんど使用されていない。一方で、「週刊少年サンデー」では句読点が頻繁に使用されている。これは、小学館が小学生向けの学習雑誌から創業した歴史を持ち、国語的な読み物として句読点の使い方を学んでもらう狙いがあると考えられる。しかし、エンタメ作品としての側面では、句読点があると作品の流れやスピード感を損なう場合もある。岩崎助教と小学館の明石修一編集長は、句読点を使わない文化には理解を示す一方で、「マルハラスメント」との捉え方には違和感を示す。岩崎助教は、世代間ギャップの問題であり、句読点を使わないことを「ハラスメント」と捉えるのは行き過ぎだと主張する。明石編集長も、句読点は文を読みやすくするための配慮であり、思いやり由来だった用法がハラスメントとなるのは疑問だと指摘する。

漫画の影響は大きいと思うわ!あたしも漫画の影響で、句点使わなくなったわ!笑

漫画の影響は大きいっちゃろね。でも、句点使わんでも、伝わればええとちゃうかな?

漫画の影響?若いもんは、漫画の影響を受けやすいんだね。昔は、漫画なんか読んでなかったよ!

マルハラスメントに対する意識調査

年代によって、文末の句点に対する感じ方が違うんですね。

🔖 関連記事の要約!文末に「。」がついていると威圧感を感じる?「マルハラ」に関する調査を実施!
文末に「。」がついていると威圧感を感じる?「マルハラ」に関する調査を実施!

✅ 「文末が「。」のチャットメッセージ」に対する感じ方は年代によって大きく異なる。特に若い世代では「威圧感」や「距離感」を感じることが多く、世代間のギャップが浮き彫りになる。

✅ 男女別では、女性の方が「威圧感」を感じやすい傾向が見られる。これは、女性が男性よりもハラスメントを受けやすい状況に置かれやすいことと関連している可能性がある。

✅ 職業別では、会社員・公務員は「丁寧さ」を感じやすい一方、学生・パート/アルバイトは「威圧感」や「距離感」を感じやすい。これは、年齢層の違いが影響している可能性がある。

さらに読む ⇒株式会社FORiT株式会社FORiT出典/画像元: https://www.for-it.co.jp/pressroom/pressrelease/20240508/

年齢や職業によって、句点に対する印象が変わるのは興味深いですね。

FORITの調査によると、文末が「。」の文章を目上の人から受け取った際に「威圧感」や「怒っている」と感じる人は全体の18.6%と少数派でした。特に「あまり気にしたことがない」と回答した人は全体の64.8%にのぼり、年齢が上がるにつれてその割合は高まります。一方で、若い世代、特に学生やアルバイトは否定的な印象を持つ傾向が見られ、その割合は高いです。マルハラに関しては、イヤだと感じる人は若い女性を中心としたほんの2割ほどですが、大多数の人には理不尽に思える感覚を持つ人が2割もいるという現実があります。目上の人に対して、用件だけをSNSで伝えるのではなく、「怒ってないからね、よろしくね」といった一言を添えることで、相手への配慮を示すことが大切です。

まじ!?あたしは、句点とか全然気にせんけど…

うん、わかる。句点一個で、なんかイライラする時あるよな…

若いもんは、細かいことに気にするんだね。昔は、そんなこと気にせず、手紙を書いてたんだよ!

今回の記事では、近年話題になっている「マルハラ」について、様々な角度から考察しました。

🚩 結論!

💡 「マルハラ」は、法律上のハラスメントではない。

💡 「マルハラ」は、世代間ギャップやコミュニケーションスタイルの違いによるもの。

💡 「マルハラ」は、漫画などの文化の影響も大きい。