ネット上の誹謗中傷、ホントに怖い?(疑問形)実態とは!?
💡 インターネット上の誹謗中傷の実態について解説します。
💡 誹謗中傷への対応状況と法改正について説明します。
💡 誹謗中傷と匿名性、批判との線引きについて考えます。
では、最初の章に移ります。
インターネット上の誹謗中傷の実態
第一章では、インターネット上の誹謗中傷の実態についてお話していきます。
公開日:2023/12/27

✅ 弁護士ドットコムが実施した「誹謗中傷に関する実態調査:2023年版」によると、芸能人や有名人への誹謗中傷コメントの約半数が「X(旧Twitter)」で投稿されていることが明らかになりました。
✅ 誹謗中傷の内容としては、「容姿や性格、人格に関する悪口」が最も多く、投稿の動機としては「正当な批判・論評だと思ったから(誹謗中傷と認識していなかった)」が最も多いという結果が出ています。
✅ 調査では、回答者の34.7%が過去に誹謗中傷を受けた経験があり、67.3%が誹謗中傷被害対策としてさらなる厳罰化が必要だと考えていることも明らかになりました。
さらに読む ⇒Web担当者Forum出典/画像元: https://webtan.impress.co.jp/n/2023/12/27/46258誹謗中傷の内容や動機は様々ですが、容姿や性格に関する悪口が多いというのは、少し悲しいですね。
インターネット上の誹謗中傷は深刻な問題であり、多くの人がその影響を受けています。
弁護士ドットコムが実施した調査によると、13%の人が誹謗中傷の被害経験があり、匿名掲示板、Twitter、LINEといった匿名性の高いメディアで投稿される傾向が見られました。
誹謗中傷の内容は「容姿や性格、人格に対する悪口」が最も多く、動機としては「正当な批判・論評だと思った」が上位に挙げられます。
一方で、被害経験者の割合は加害者よりも高いことがわかりました。
そうやね、ネットって匿名性が高いから、誹謗中傷しやすいっちゃないかな。
誹謗中傷への対応状況
では、続いて誹謗中傷への対応状況についてお話します。
公開日:2023/08/01

✅ 2022年6月の刑法改正により、侮辱罪の法定刑が「拘留又は科料」から「1年以下の懲役若しくは禁錮若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料」に変更され、厳罰化されました。
✅ この厳罰化により、侮辱罪の教唆犯や幇助犯も処罰される可能性があり、公訴時効期間が長くなり、逮捕される範囲が広がります。
✅ 具体的には、インターネット上での誹謗中傷の書き込みなどが、1年以下の懲役刑などに処される可能性があるようになりました。
さらに読む ⇒【公式】過払い金や債務整理・借金返済の無料相談はアディーレ法律事務所へ!借金問題は弁護士にご相談ください出典/画像元: https://www.adire.jp/lega-life-lab/severe-penalties-for-contempt2119/法改正により、誹謗中傷に対する罰則が強化されたのは、良いことだと思います。
誹謗中傷への対処方法としては「何もせず放置した」が最も多く、実際に何らかのアクションを起こす人は少ないようです。
誹謗中傷の投稿は削除されていないケースが多く、ネット上に残り続ける現状が問題視されています。
調査では、侮辱罪の厳罰化を求める声が多く、77.8%の人が現状より厳しい取り締まりが必要と考えていることが明らかになりました。
昔の若い者は、もっとちゃんと考えて行動したのよ。
誹謗中傷と匿名性
では、次の章では、誹謗中傷と匿名性、批判との線引きについて考えていきましょう。
公開日:2020/08/23

✅ この記事では、インターネット上の誹謗中傷に関する様々な意見が紹介されています。多くの人が、誹謗中傷は良くない行為だと認識している一方で、匿名性の高いネット空間では抑止が難しく、中傷が横行してしまう現状が指摘されています。
✅ また、誹謗中傷と批判の線引きが難しい点も議論されています。正当な批判を封じ込めてしまう可能性もあり、健全な意見交換の場を守るためにも、誹謗中傷と批判の明確な基準が必要であるという声も上がっています。
✅ さらに、匿名性の重要性についても意見が分かれており、政治や社会問題について自由に意見交換を行うためには匿名性が不可欠であるという意見と、匿名性によって誹謗中傷が助長される可能性があるという意見が対立しています。
さらに読む ⇒朝日新聞デジタル:朝日新聞社のニュースサイト出典/画像元: https://www.asahi.com/articles/ASN8Q7D5XN8NUPQJ00H.html匿名性によって、誹謗中傷が助長されてしまう側面がある一方で、自由に意見交換ができるという側面もあります。
誹謗中傷によって傷ついた経験を持つ人は、その痛みを忘れられず、再びネットを使うことに躊躇する声も聞かれます。
一方で、匿名性を活用して悩みを打ち明けたり、意見交換を行ったりなど、ネット空間の利点を享受している人もいます。
匿名性については、意見が大きく分かれています。
匿名性を許容することで、自由な意見表明が可能になる一方、誹謗中傷を助長する可能性も懸念されています。
匿名性って大事やけど、誹謗中傷とかもあって、難しいよね。
誹謗中傷と批判の線引き
この章では、誹謗中傷と批判の線引きについてお話します。
公開日:2020/07/13

✅ 批判は行為や発言に対する評価であり、誹謗は人格否定や個人攻撃、中傷は根拠のない推測に基づく攻撃と定義されます。
✅ SNSの特性が言葉の荒れやすさに影響を与えていることが指摘されています。SNSは手軽に匿名で投稿でき、感情的な書き込みが拡散しやすい環境です。
✅ 誹謗中傷は許されるものではなく、相手を傷つけ、社会問題に発展する可能性もあるため、言葉遣いや発信内容には注意が必要です。
さらに読む ⇒婦人公論.jp|芸能、事件、体験告白……知りたいニュースがここに!出典/画像元: https://fujinkoron.jp/articles/-/2224?display=full誹謗中傷と批判は明確に区別することが重要ですね。
誹謗中傷と批判の線引きの難しさも指摘されており、健全な議論を促進するためには、明確な基準が必要であるという意見も出ています。
アンケート結果からは、誹謗中傷は個人の心に大きな傷跡を残すだけでなく、ネット空間全体の健全な発展を阻害する可能性があることがわかります。
そうやね、ネットの世界では、言葉の暴力がエスカレートしやすいけん、気をつけないと。
誹謗中傷対策の必要性
では、最後の章では、誹謗中傷対策についてお話します。

✅ 近年深刻化するネット上の誹謗中傷問題に対し、総務省は加害者特定をスムーズに行うための新たな裁判手続き創設など、対策を強化しています。
✅ 誹謗中傷被害者向けには、一般社団法人セーファーインターネット協会が「誹謗中傷ホットライン」を開設し、投稿削除や相談機関紹介などを行っています。
✅ 誹謗中傷による心のケアの重要性を訴え、一般社団法人全国心理業連合会と一般財団法人全国SNSカウンセリング協議会は、無料のLINE相談窓口「SNS誹謗中傷等心のケア相談」を開設し、相談者の精神的なダメージ軽減に取り組んでいます。
さらに読む ⇒Yahoo!ニュース出典/画像元: https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/679fc747c3dbc58b96c748dd659bb41e15ca8559様々な対策が進められていることは、安心できます。
今後は、誹謗中傷に対する対策を強化し、安全で安心して利用できるネット環境を構築することが重要です。
そのためには、ユーザーの意識改革、誹謗中傷対策の充実、関係者の連携など、多角的な取り組みが必要となります。
昔の若い者は、もっと人との繋がりを大切にしてたわよ。
以上、インターネット上の誹謗中傷についてお話しました。
💡 誹謗中傷は、深刻な社会問題であり、対策が求められます。
💡 匿名性と誹謗中傷の関係、批判との線引きなど、様々な課題があります。
💡 法律改正や相談窓口開設などの対策が進められています。