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内田也哉子の新刊『BLANKPAGE 空っぽを満たす旅』は、樹木希林さんと内田裕也さんの死を乗り越える旅?とは!?

内田也哉子の新刊『BLANKPAGE 空っぽを満たす旅』は、樹木希林さんと内田裕也さんの死を乗り越える旅?とは!?
📘 この記事で分かる事!

💡 内田也哉子さんが、両親である樹木希林さんと内田裕也さんの死を乗り越えるために、15人との対話を通して旅に出たこと

💡 内田也哉子さんが、両親との関係性や、両親の新たな一面について語ったこと

💡 内田也哉子さんが、自身の経験を通して、生と死について深く考えたこと

それでは、第一章から見ていきましょう。

両親の新たな一面

内田也哉子さんは、幼い頃から両親の別居や、喧嘩が多い家庭環境で育ったんですね。

🔖 関連記事の要約!BLANK PAGE 空っぽを満たす旅 by 内田 也哉子
BLANK PAGE 空っぽを満たす旅 by 内田 也哉子

✅ 内田也哉子さんは、母・樹木希林さんと父・内田裕也さんを立て続けに亡くし、虚しさや混乱、放心状態に陥りました。

✅ その喪失感から、人生の核心的登場人物を失い空っぽになった自分自身を満たすため、15人との「一対一の対話」を通して旅に出ることを決意しました。

✅ この本では、谷川俊太郎、小泉今日子、中野信子、養老孟司など、多岐にわたる分野の著名人たちとの対話を通して、内田也哉子さんの心の変化や成長を感じることができます。

さらに読む ⇒Audible.com | Try Audible Free TodayAudible.com | Try Audible Free Today出典/画像元: https://www.audible.com/pd/BLANK-PAGE-Audiobook/B0CR3JMLST

両親との関係や、特に希林さんの逝去後、裕也さんの遺品整理を通して見えてきた新たな両親像に、改めて感動しました。

本書『BLANKPAGE 空っぽを満たす旅』は、内田也哉子さんがご自身の両親である樹木希林さんと内田裕也さんについて綴ったエッセイ集です。5年にわたる心情のコラージュとなっており、両親との関係性、特に希林さんの逝去後、裕也さんの遺品整理を通して見えてきた新たな両親像が描かれています。幼い頃から両親の別居や、喧嘩が多い家庭環境で育った也哉子さんですが、希林さんの遺品整理で見つけたノートブックや手紙から、両親が互いに愛情深く、支え合っていた一面を知ります。特に裕也さんが希林さんから来たFAXを大切に保管していたことからは、喧嘩の多かった2人の中に、他の人には分かり得ない共感や愛情があったのではないかと感じます。

えー、なんか、めっちゃ切ない話やん。でも、希林さんとか裕也さんって、やっぱすごい人やんな。

そうやね、やっぱり親って、子供のこと思っとるんやな。

あのね、私も若い頃に、夫と喧嘩ばっかして、別れ話も何度かあったのよ。でも、いざ夫が亡くなったら、その喧嘩も愛の証だったって気づいたのよね。

新たなコミュニケーション手段

内田也哉子さんは、手紙やFAXを通してコミュニケーションをとる重要性を感じてきたんですね。

🔖 関連記事の要約!母・樹木希林から受け継いだ言葉術゛ 内田也哉子が語る「言葉は音楽」

公開日:2019/10/13

母・樹木希林から受け継いだ言葉術゛ 内田也哉子が語る「言葉は音楽」

✅ この記事は、高校野球の名門校からプロ野球選手になった最初の選手について、横浜高校と大阪桐蔭高校の例を挙げて説明している。

✅ 横浜高校出身の選手は、高校時代は甲子園出場など活躍していたが、プロ入り後に活躍できず、3年で戦力外通告を受けた。

✅ 一方、大阪桐蔭高校出身の選手は、高校時代から注目され、プロ入り後もすぐに活躍を見せた。

さらに読む ⇒AERA dot. (アエラドット)  | 時代の主役たちが結集。一捻りした独自記事を提供AERA dot. (アエラドット) | 時代の主役たちが結集。一捻りした独自記事を提供出典/画像元: https://dot.asahi.com/articles/-/129103?page=1

文章を通して、相手に直接気持ちを伝えたいという気持ち、よく分かります。

也哉子さんは本木雅弘さんとの出会いをきっかけに文章を書くことを始め、手紙やFAXを通してコミュニケーションをとる重要性を認識しました。文章を書くことは、相手へのメッセージを直接伝えたいという気持ちから生まれたものであり、孤独だった彼女にとって大切なコミュニケーション手段であったと語っています。本書は、両親との別れ、そして新たな家族との出会いを通して、人生における大切な価値観や感情の変化を、繊細で優しげな筆致で描写した作品です。

手紙とかFAXって、今の時代、なかなか書かんよね。でも、なんか、いいなぁ。

手紙とかFAXって、なんか、レトロでいいね。

昔はね、手紙って、恋人の間でだけじゃなく、家族間でもよくやり取りしてたのよ。今は、メールやLINEばっかりで、手紙を書く機会も減ったわよね。

樹木希林さんの子育て観

樹木希林さんの教育方針は、放任主義だったんですね。

🔖 関連記事の要約!樹木希林の「潔い子育て」 そして内田也哉子が学んだ゛自由゛の重さ
樹木希林の「潔い子育て」 そして内田也哉子が学んだ゛自由゛の重さ

✅ 内田也哉子は、両親である内田裕也と樹木希林の影響を受けながらも、自身の人生を選択し、子どもたちにも自立を促す子育てをしている。

✅ コロナ禍での子育てについて、内田は子どもたちの成長と自分の経験から、自立の大切さを痛感し、過干渉にならないように心がけていると語っている。

✅ 樹木希林の教育方針は放任主義で、内田は早いうちから自由と孤独を経験し、その重さを知ったと話している。

さらに読む ⇒J-WAVE NEWS | 音楽、映画、エンタメ「ここだけの話」 | J-WAVE 81.3 FMJ-WAVE NEWS | 音楽、映画、エンタメ「ここだけの話」 | J-WAVE 81.3 FM出典/画像元: https://news.j-wave.co.jp/2024/04/content-2923.html

内田也哉子さんが、早いうちから自由と孤独を経験したことは、きっと大きな財産になったと思います。

樹木希林さんは、子供の頃から也哉子さんに対して「食べ物だけは手抜きせず、体力があればゆったりとして、そんなにセコイ人間にはならないだろう」という考えを持っていたそうです。また、也哉子さんが幼い頃に両親が別居していたことを受け、「あなたは父親と離れて暮らしていて、それは世間的にハンディだけれども、そのかわり、たとえば人の痛みがわかるとか、両親そろって暮らしている人たちには感じることのできないすごくいいものがあるはずなんだからね」と語っていたことも紹介されています。記事全体を通して、樹木希林さんの子供への愛情と、人生に対する独特な考え方が伝わってきます。

希林さんって、めっちゃ自由人やんな。うちも、そんな風に育ててもらいたかったわ。

自由って、大切だよね。

私もね、若い頃は、子供に干渉しすぎちゃって、後で後悔したのよ。子供は、子供なりに成長していくものなのよね。

個性豊かな家族

内田裕也さんから樹木希林さんへ宛てた手紙の内容は、とても感動的ですね。

🔖 関連記事の要約!樹木希林さん告別式 内田也哉子の喪主代理挨拶全文掲載
樹木希林さん告別式 内田也哉子の喪主代理挨拶全文掲載

✅ 樹木希林さんの告別式で、娘の内田也哉子が喪主代理として挨拶を行いました。挨拶では、夫の内田裕也との関係性について触れ、特に裕也から希林への愛情と反省の念が込められた手紙を紹介しました。

✅ 也哉子は、幼少期に裕也の存在に押しつぶされそうになった経験を語りつつ、希林が「父にはひとかけら、純なものがある」と語っていたことを明かし、二人の複雑な関係性を描写しました。

✅ 裕也の手紙は、1974年にロンドンから希林に送られたもので、結婚1周年の記念日や今後の活動について、自身の葛藤や将来への不安、そして希林への深い愛情を綴っていました。

さらに読む ⇒NEWSポストセブンNEWSポストセブン出典/画像元: https://www.news-postseven.com/archives/20181004_775147.html?DETAIL

裕也さんの手紙から、希林さんへの深い愛情を感じます。

樹木希林さんの家族は、夫の内田裕也さん、娘の内田也哉子さん、そして孫の3人(雅樂さん、伽羅さん、玄兎さん)という構成です。樹木希林さんは、俳優の岸田森さんと結婚し、その後離婚。その後、ロックンローラーの内田裕也さんと再婚しましたが、1年半で別居しました。しかし、離婚はせず、生涯夫婦として過ごしました。娘の内田也哉子さんは、エッセイスト、女優、歌手として活躍しており、本木雅弘さんと結婚し、3人の子供をもうけています。本木雅弘さんは、俳優、司会者として活躍しており、ジャニーズ事務所に所属していましたが、現在は個人事務所「メンズアート」に所属しています。

えー、なんか、裕也さん、意外にロマンチストやんな。

そうやね、やっぱり愛情って、言葉で伝えるのが一番やな。

あのね、夫婦って、喧嘩ばっかりでも、本当は愛し合ってるのよ。

喪失と再生

内田也哉子さんは、様々な人と対話を通して、自身の心の奥底にある「消えない虚無感」と向き合ったんですね。

🔖 関連記事の要約!書評>『BLANK PAGE(ブランク ページ) 空っぽを満たす旅』内田也哉子(ややこ) 著:東京新聞 TOKYO Web
書評>『BLANK PAGE(ブランク ページ) 空っぽを満たす旅』内田也哉子(ややこ) 著:東京新聞 TOKYO Web

✅ 本書は、両親を亡くした著者が、心の空虚さを埋めるため、様々な人と対話した経験をまとめたものである。

✅ 対話を通して、著者は自身の心の奥底にある「消えない虚無感」と向き合い、死や生について深く考える。

✅ 対話相手からの温かい言葉や共感は、著者の心を癒し、読者にも深い感動を与える。

さらに読む ⇒書評>『BLANK PAGE(ブランク ページ) 空っぽを満たす旅』内田也哉子(ややこ) 著:東京新聞 TOKYO Web書評>『BLANK PAGE(ブランク ページ) 空っぽを満たす旅』内田也哉子(ややこ) 著:東京新聞 TOKYO Web出典/画像元: https://www.tokyo-np.co.jp/article/302514

対話相手からの温かい言葉や共感を通して、著者の心の癒しを感じ、私も感動しました。

樹木希林さんと内田裕也さんの関係は、別居後も特別な絆で結ばれていたと言われています。また、樹木希林さんと内田也哉子さんの関係も、親子というよりも友人同士のような深い関係だったと言われています。内田也哉子さんの新刊『BLANKPAGE空っぽを満たす旅』は、母・樹木希林さんと父・内田裕也さんの死後、内田さんが感じた喪失感と、そこから立ち直る過程を描いたエッセイ。編集チームではなく、内田さん自身が単独で15人のゲストと対話し、それぞれの「死生観」や「人生観」を深掘りしていく。特に谷川俊太郎さんとの対話は、内田さんが自身の「死」への不安と向き合うきっかけになったという。谷川さんの「死は楽しみだ」という言葉は、内田さんに死を前向きに捉える視点を与え、生と死の捉え方は十人十色でも、根底ではつながっているという安心感をもたらした。本書は、内田さんの個人的な経験を通して、読者それぞれが自身の生と死について考えるきっかけを与え、心を揺さぶる内容となっている。

なんか、深い話やなぁ。私も、自分の人生について考えさせられたわ。

死って、怖いけど、考え方次第で、楽しみにもできるのかも。

死は、人生の終わりじゃなくて、新たな始まりのようなものよ。

本書『BLANKPAGE 空っぽを満たす旅』は、内田也哉子さんの両親への愛情、そして自身の心の成長を感じられる作品です。

🚩 結論!

💡 内田也哉子さんが、両親である樹木希林さんと内田裕也さんの死を乗り越えるために、15人との対話を通して旅に出たこと

💡 内田也哉子さんが、両親との関係性や、両親の新たな一面について語ったこと

💡 内田也哉子さんが、自身の経験を通して、生と死について深く考えたこと