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みのの音楽遍歴と最新刊『にほんのうた』! 音楽史から紐解く音楽への情熱とは!?

みのの音楽遍歴と最新刊『にほんのうた』! 音楽史から紐解く音楽への情熱とは!?
📘 この記事で分かる事!

💡 YouTuberみのが経営するミュージックバー「スポット 烏龍倶楽部」について紹介

💡 「みの」さんが自身のバーで注目しているアーティストを紹介する連載について紹介

💡 「みの」さんの最新刊『にほんのうた音曲と楽器と芸能にまつわる邦楽通史』について紹介

では、早速ですが、章ごとに詳しく見ていきましょう。

音楽への情熱と新たな挑戦

「スポット 烏龍倶楽部」は、音楽好きが集まる素敵な場所なんですね。

🔖 関連記事の要約!烏龍倶楽部

公開日:2022/11/16

烏龍倶楽部

✅ 歌舞伎町にあるレコードバー「スポット 烏龍倶楽部」は、YouTuberみのが経営するミュージックバーです。

✅ 毎日テーマが決まった店長セレクトのプレイリストが流れ、リクエストにも対応しているので、様々なジャンルの音楽を楽しめます。

✅ 会員制ではなく誰でも利用できるため、気軽に音楽とお酒を楽しめる空間となっています。

さらに読む ⇒MASH UP! KABUKICHOMASH UP! KABUKICHO出典/画像元: https://mashup-kabukicho.com/spot/2676

「みの」さんの音楽に対する情熱が伝わってきますね。

元カリスマブラザーズのメンバーで、現在ソロ活動中のミュージシャン兼動画クリエイターである「みの」さんは、24歳の時にYouTube活動をスタートさせました。ミュージシャンとしての成功が困難と感じた彼は、新たな挑戦として動画クリエイターの道を歩み始めます。カリブラでの活動を通して、音楽を世に広めるための新たな方法を探求する一方、自身の音楽活動では、60~70年代のロックレジェンドへの強い憧憬を表明し、クラシックロックの普及を目標としています。幼少期からビートルズなどのクラシックロックに親しみ、中学生時代にはビートルズの「赤盤」と「青盤」、そしてglobeのベスト盤の3枚を通して独自の音楽体験を積んだという彼のクラシックロックへの情熱は、これらの経験から育まれたのかもしれません。現在では、新宿歌舞伎町でレコードBAR「烏龍倶楽部」を経営する「みの」さんは、自身のバーで音楽好きが集まる中で注目しているアーティストを紹介する連載を行っています。

へぇー、カリスマブラザーズって知らんかったわ。

そういや、歌舞伎町って最近行っとらんばい。今度行ってみよかな。

昔はね、レコードって貴重品だったのよ。

鋭児:ロックでエッジの立ったサウンド

「鋭児」は、聴いたことないバンドだな。

🔖 関連記事の要約!REPORT / 『#014 ヌーミレパーク(仮)』DIRECTED BY PERIMETRON

公開日:2021/01/20

REPORT / 『#014 ヌーミレパーク(仮)』DIRECTED BY PERIMETRON

✅ King Gnuとmillennium paradeのコラボレーションによる展覧会「014 ヌーミレパーク(仮)」が銀座ソニーパークで開催されている。

✅ 本展覧会は、彼らの世界観を詰め込んだ゛カオティックなテーマパーク゛として、MVで使用された小道具やグッズ、限定のグッズ販売などが行われている。

✅ また、会場内のいたるところに仕掛けが施されており、来場者を飽きさせない工夫が凝らされている。

さらに読む ⇒Spincoaster (スピンコースター)Spincoaster (スピンコースター)出典/画像元: https://spincoaster.com/report-014-gnu-mille-park-tentative-directed-by-perimetron

「鋭児」の音楽、聴いてみたいですね。

連載第7回では、ミクスチャー系アーティストの中でも特にロックでエッジの立ったバンドとして知られる「鋭児」が取り上げられています。彼らのサウンドは、KingGnuのさらにギラついたサウンドと表現されており、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンやレッド・ホット・チリ・ペッパーズといったミクスチャーバンドの王道から、アークティック・モンキーズやフランツ・フェルディナンドといったバンドからも影響を受けているとのことです。鋭児は、KingGnuの常田大希が主宰するクリエイティブチーム「PERIMETRON」にも言及しており、millenniumparadeのようなバンドよりコレクティヴ的な要素が強いバンドのように思われます。ライブではパンク感が強く、特にフロントマンのボーカルが魅力的です。「みの」さんは、鋭児のおすすめ曲として「Lisa」を選びました。この曲は、比較的素直なミクスチャーサウンドでありながら、ボーカルの実力を感じることができる曲です。鋭児は、今後大衆性とアーティスティックな表現のバランスをどのように取って行くのか、注目されています。

エッジの立ったサウンドって、どんなん?

ギラついたサウンドとか、興味あるっちゃけど。

若い子の音楽は、わてにはわからんわ。

betcover!!:日本のバンドサウンドを突き進む

「betcover!!」は、どんな音楽なんでしょう?

🔖 関連記事の要約!インタビュー>betcover!!・柳瀬二郎に聞く バンドの美学と揺るぎない音楽観
インタビュー>betcover!!・柳瀬二郎に聞く バンドの美学と揺るぎない音楽観

✅ 柳瀬二郎は、音楽活動のきっかけを祖父の家にあるギターにふれ、友達のお父さんからもらった宅録機で重ね録りを始めたこと、そして映画の劇伴作家になる夢があったことに説明しています。

✅ betcover!!の楽曲制作は、バンドありきで、バンドのイメージがないとメロディが浮かばないという柳瀬二郎の言葉から、バンドサウンドへのこだわりが伺えます。また、歌詞は詩的で文学的、現代的ではなく古き良き日本語を使用することで、時代を超えて響く普遍的なメッセージを込めていることがわかります。

✅ 柳瀬二郎は、音楽に社会性やメッセージ性を込めることには関心がなく、音楽を通して人間の根本的な部分を表現したいと考えています。しかし、彼の音楽に対する姿勢や態度自体が、社会に対してメッセージを発していると言えるでしょう。

さらに読む ⇒Billboard JAPANBillboard JAPAN出典/画像元: https://www.billboard-japan.com/special/detail/4257

「betcover!!」の音楽、独特の世界観がありますね。

連載第3回では、「betcover!!」が紹介されました。彼らのアルバム「時間」を聴いた「みの」さんは、ロックで新しいことをやろうという気概を感じ、国内外のファンに刺さる珍しい存在だと感じたとコメントしています。「betcover!!」は、世界的な音楽の潮流がR&BやHIP-HOPサウンドに傾くなか、日本のバンドサウンドとしてのロックを全面に押し出している点が魅力的です。「みの」さんは、ゆらゆら帝国を初めて聴いた時のような、他の追随を許さない凄みを感じると表現しています。「betcover!!」は多作で、すでに3枚のフルアルバムと2枚のepをリリースしています。メンバーもギタリストの日高理樹、元Walkingsの吉田隼人、NITRODAYの岩方ロクローなど、錚々たるメンバーが揃っており、バンドサウンドが最大の魅力となっています。「みの」さんは、アルバム「時間」から「piano」という曲がお気に入りで、王道の進行から外れているのに、スッと入ってくるポップエッセンスを感じると語っています。海外レビューサイトでは、「betcover!!」とキング・クルールの類似点に言及しているようですが、「みの」さんはそこについては感じないとのことです。

バンドサウンドって、なんか懐かしい感じするわ。

最近の音楽は、R&BとかHIP-HOPが多いよね。

音楽はね、時代を超えて響くものよ。

独立と進化:betcover!!の変遷

「betcover!!」は、独立したんですね。

🔖 関連記事の要約!betcover!!の苛立ち ロックシーンへの愛憎入り交じる想いを語る
betcover!!の苛立ち ロックシーンへの愛憎入り交じる想いを語る

✅ betcover!!のヤナセジロウは、2nd EP「サンダーボルトチェーンソー」で、現代社会や音楽シーンへの怒りを美しくも歪な形で表現している。

✅ 多摩ニュータウンが持つ独特の色味や懐かしさ、そして音楽への情熱について語る中で、ヤナセはフィッシュマンズや忌野清志郎といった「優しい人」が表現した「クソくらえ」という過激さの中にこそ、真の優しさを見出す。

✅ ヤナセは、現代の音楽シーンでは「優しい人」が不足していると指摘し、音楽を通して「クソくらえ」という優しさを表現する重要性を訴えている。

さらに読む ⇒CINRACINRA出典/画像元: https://www.cinra.net/article/interview-201811-betcover

独立することで、より深化していくんですね。

「betcover!!」は以前はエイベックス内のレーベルcuttingedgeに在籍していましたが、現在は独立しています。「みの」さんは、独立によってバンドとして深化していると捉え、より多くの人に受け入れられるキャッチーな曲を作ろうとした時代を経て、今の攻めの姿勢に移行したのではないかと推察しています。過去の楽曲は「時間」よりもポップソングとしてのわかりやすさがあり、「平和の大使」は今でもライブで演奏されているとのことです。

独立って、大変そうやけど、かっこいいわ。

独立って、やっぱり自由って感じがするよね。

独立って、若い子の言葉ね。

音楽史への考察:『にほんのうた音曲と楽器と芸能にまつわる邦楽通史』

「にほんのうた」は、興味深い内容ですね。

🔖 関連記事の要約!みのミュージックが゛日本の音楽通史゛を編み上げた理由 「ここを出発点にして、集合知を歴史観につなげたい」
みのミュージックが゛日本の音楽通史゛を編み上げた理由 「ここを出発点にして、集合知を歴史観につなげたい」

✅ 音楽評論家/動画クリエイター・みのの新著「にほんのうた」は、謡からJPOPまで、日本の音楽の歴史を時代を追って解説する「日本の音楽の通史」となっている。

✅ 本書は、日本の音楽が海外のリスナーに聴かれるようになった現在、邦楽の歴史を理解することが重要であるという考えに基づいている。

✅ 西洋音楽を導入した明治期以降、日本の音楽は西洋的な音階と日本的な音階が混在した状態となり、その過程では音楽教育の困難さや民衆からの揺り戻しなど、複雑な変化があったことを本書は明らかにしている。

さらに読む ⇒リアルサウンド|音楽、映画・ドラマ、エンタメ×テック、書籍のカルチャーサイトリアルサウンド|音楽、映画・ドラマ、エンタメ×テック、書籍のカルチャーサイト出典/画像元: https://realsound.jp/book/2024/04/post-1618340.html

日本の音楽史を深く知ることができました。

音楽評論家/動画クリエイター・みのの最新刊『にほんのうた音曲と楽器と芸能にまつわる邦楽通史』は、日本の音楽史を時代を追って考察した一冊です。YouTubeチャンネル「みのミュージック」で展開する独創的な音楽批評を書籍に落とし込み、日本の音楽史における重要な転換期である明治期における西洋音楽導入の影響、特に軍隊近代化のために西洋音楽を取り入れたことや、邦楽における音程やメロディの西洋化がもたらした影響について解説しています。また、西洋音楽導入による邦楽の変容、民族音楽と西洋音楽の融合、さらに現代の音楽シーンへの影響までを詳細に分析し、日本の音楽の通史を浮き彫りにしています。「みの」さんは、本書を通じて海外リスナーへの理解を深め、日本の音楽史の重要性を広く知らしめたいと考えています。本書は、音楽史における重要なポイントをわかりやすく解説し、日本の音楽文化の奥深さを改めて感じさせてくれる一冊となっています。

日本の音楽って、知らんことだらけやわ。

邦楽って、奥が深いよね。

昔はレコード盤で音楽を聴いたのよ。

音楽への探求 「みの」の軌跡

「みの」さんの音楽への探求心、素晴らしいですね。

🔖 関連記事の要約!聞く」から「聴く」へ。/ みの『戦いの音楽史』
聞く」から「聴く」へ。/ みの『戦いの音楽史』

✅ この記事では、音楽史を知ることの重要性を訴え、音楽を単なる娯楽としてではなく、歴史や社会背景と結びつけて理解することで、より深く楽しむことができるということを主張しています。

✅ 具体的な例として、音楽と社会史を結びつけ、音楽の背景を理解することで、疑問の解決や新たな発見に繋がることを説明しています。

✅ さらに、美術館の鑑賞と音楽鑑賞の類似点を挙げ、作品や楽曲の背景を知ることで、より深い理解と感動を得られることを示唆しています。

さらに読む ⇒ダ・ヴィンチWebダ・ヴィンチWeb出典/画像元: https://ddnavi.com/serial/897659/a/

「みの」さんの音楽に対する情熱が伝わってきます。

「みの」さんは、思春期のリアルタイムの音楽には共感できず、ビートルズやエリック・クラプトンなど、旧譜に傾倒していきました。中でもブルースに強い影響を受け、ブルースバーでギターを弾く日々を過ごしていました。しかし、20代になり、自分が嗜好している音楽の居場所を見つけるため、YouTubeでの活動を開始しました。インターネットの進化とHIKAKINやPDSなどの活動に影響を受け、自分で音楽を作って発信する決意をしました。カリスマブラザーズ解散後、立ち上げた『みのミュージック』は、若い音楽ファンが洋楽や邦楽の名盤に触れる入口となっています。

ブルースって、なんか渋い音楽やんな。

YouTubeって、今はみんな使っとるよね。

若い子は、昔の音楽なんか知らんわ。

「みの」さんの音楽に対する情熱、そして音楽史に対する深い知識、とても勉強になりました。

🚩 結論!

💡 「みの」さんが経営するミュージックバー「スポット 烏龍倶楽部」を紹介

💡 「みの」さんが注目するアーティストを連載で紹介

💡 「みの」さんの最新刊『にほんのうた音曲と楽器と芸能にまつわる邦楽通史』を紹介