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登山遭難、ホントに怖い?!増加する遭難事故の現状とは!?

登山遭難、ホントに怖い?!増加する遭難事故の現状とは!?
📘 この記事で分かる事!

💡 登山遭難は毎年増加傾向にある。

💡 道迷いや滑落が主な原因。

💡 安全登山のための知識と準備が重要。

それでは、最初のテーマに移りましょう。

登山遭難の現状とリスク

登山遭難は、決して他人事ではありません。

🔖 関連記事の要約!登山者必読!安全登山のための遭難リスク対策ガイド【徹底解説】
登山者必読!安全登山のための遭難リスク対策ガイド【徹底解説】

✅ この記事は、登山における遭難対策について解説したもので、遭難の現状、原因、対策、対処法などが網羅されています。

✅ 具体的には、年間約2,000人が登山で遭難しており、その原因の多くは道迷いであり、滑落や転倒、準備不足なども挙げられます。

✅ さらに、正常性バイアスという、危険を過小評価してしまう心理が遭難につながる危険性も指摘されており、実際の遭難事例を通してその怖さを具体的に示しています。

さらに読む ⇒登山・トレラン・山スキーマガジン「山旅旅」登山・トレラン・山スキーマガジン「山旅旅」出典/画像元: https://yamatabitabi.com/archives/156874

登山をする際は、安全対策をしっかりとして、楽しい時間を過ごしましょう。

登山は、遭難のリスクを伴うアウトドア活動です。近年、里山など低山での遭難事例も増加しており、安全登山のための知識と対策は不可欠です。警察庁の統計によると、年間約2000人が登山で遭難しており、そのうち約4割が道迷いが原因です。その他、滑落・転倒、体調不良なども大きな割合を占めています。遭難の原因としては、道迷いや転倒を引き起こす「不注意」や、適切な知識や装備が不足する「準備不足」、そして危険を過小評価してしまう「正常性バイアス」などが挙げられます。正常性バイアスは、登山中の判断を狂わせる危険な要素です。例えば、道に迷っても「なんとかなるだろう」と安易に判断したり、急斜面を歩く際にも「滑らないだろう」と楽観視したりすることで、さらに危険な状況に陥る可能性があります。登山遭難は他人事ではありません。過去の遭難事例から学び、安全登山のための知識を身につけ、適切な対策を講じることで、遭難のリスクを軽減することができます。本記事では、登山遭難の現状や事例、対策、遭難時の対処法などを網羅的に解説しています。安全登山に役立つ情報として、ぜひ参考にしてください。

マジ!? めっちゃ怖いじゃん!

そうやねー、山登る時は、しっかり準備せんと危ないよね。

あら、昔はこんなことなかったわよ。みんな、もっと自然と仲良くしてたのよ。

登山遭難の増加と安全登山のためのポイント

近年、登山ブームの影響で、登山人口が増加しています。

🔖 関連記事の要約!道迷い遭難を防ぐためにできる3つのこと 島崎三歩の「山岳通信」 第155号
道迷い遭難を防ぐためにできる3つのこと 島崎三歩の「山岳通信」 第155号

✅ 長野県が配信している「島崎三歩の山岳通信」では、2019年7月22日に配信された第155号で7月中旬に起きた6件の山岳遭難事例について説明しています。その中で、最も多い「道迷い遭難」が起きる理由と注意点を解説しています。

✅ 具体的な事例として、赤岳と前穂高岳での道迷い遭難が挙げられており、どちらも一般登山道を歩いていてルートを誤り、岩場に迷い込んで行動不能になったケースです。

✅ 記事では道迷い遭難を防ぐために、登山前に地図を読み込み、登山中の現在地確認、道に迷ったら早めに引き返すことなどを推奨しています。また、電子機器のみに頼らず、紙の地図も携帯するよう呼びかけています。

さらに読む ⇒山好きのための登山情報サイト - 山と溪谷オンライン山好きのための登山情報サイト - 山と溪谷オンライン出典/画像元: https://www.yamakei-online.com/yama-ya/detail.php?id=756

道迷い防止のために、事前にしっかりと地図を確認することが大切ですね。

近年、登山ブームにより、山のレジャーを楽しむ機会が増加していますが、同時に山岳遭難件数も増加しています。令和5年(2023年)には、過去最多となる3126件の遭難が発生し、そのうち335人が亡くなったり行方不明になったりと、深刻な状況です。特に60歳以上は遭難者の半数近くを占め、死者・行方不明者ではさらにその割合が高くなっています。また、遭難の態様では、道迷いが最も多く、次いで滑落、転倒となっています。単独登山は複数登山に比べて、行方不明や死亡となる割合が高いことも懸念されます。安全に登山を楽しむために、以下の6つのポイントを徹底することが重要です。1. 事前の情報収集:登山する山の地形、登山道、過去の事故情報などを調べ、装備や服装、ルート選び、スケジュール作成に役立てましょう。天候は変わりやすいので、こまめな情報確認も必要です。2. 無理のない登山計画:体力、体調、経験、技量に見合った山やコースを選び、滑落などの危険箇所や宿泊施設、避難施設などを事前に確認しましょう。時間的余裕をみて、無理のないスケジュールを立て、日没前に下山できるよう計画しましょう。3. 登山計画書の作成・提出 登山者の氏名、連絡先、日程、コースなどを登山計画書にまとめ、登山口などに設置された登山届ポスト、自治体、山を管轄する都道府県警察などに提出しましょう。家族や職場にも共有し、万が一の際の捜索救助に役立てましょう。4. 適切な装備と服装:天候や気温の変化に対応できる服装と装備を準備しましょう。防寒着、雨具、非常食、水、地図、コンパス、ホイッスル、携帯電話など、安全確保に役立つアイテムを忘れずに持参しましょう。5. 体調管理:登山前には、十分な睡眠と食事をとり、体調を整えておきましょう。登山中は、こまめな休憩を挟み、水分補給を心がけましょう。高山病などの症状が出た場合は、無理せず下山しましょう。6. グループ登山と連絡体制:単独登山は危険なので、複数人で登山し、連絡体制を構築しましょう。常に仲間との距離を保ち、お互いに安否を確認し合いましょう。携帯電話は圏外になる場合が多いので、衛星電話などの連絡手段も検討しましょう。山は自然の脅威と隣り合わせです。これらのポイントをしっかり押さえ、安全に配慮して登山を楽しんでください。

うっそーん! そんな多いん?

マジっすか? ちょっと怖すぎやしませんかね…

あらあら、若い者は、体力があるから大丈夫よ。心配しなくても。

安全登山のためのオンラインセミナー

安全登山のためのセミナー、興味深いですね。

🔖 関連記事の要約!明日の登山から役立つ! 山のプロが教える「遭難から身を守る7つのメソッド」
明日の登山から役立つ! 山のプロが教える「遭難から身を守る7つのメソッド」

✅ この記事は、THE NORTH FACE主催のオンラインセミナー「MOUNTAIN SAFETY〜安全登山のためにわたしたちにできること〜」の内容をまとめたものです。

✅ セミナーでは、山岳遭難の現状、登山届の重要性、安全登山のためのメソッドなどが、山のプロフェッショナルたちによって解説されました。

✅ 具体的な内容としては、山岳遭難の増加傾向、道迷いの多さ、登山届提出のメリット、安全登山のための具体的な方法などが紹介されています。

さらに読む ⇒YAMAP / ヤマップ | 登山をもっと楽しく、登山情報プラットフォームYAMAP / ヤマップ | 登山をもっと楽しく、登山情報プラットフォーム出典/画像元: https://yamap.com/magazine/37684

登山届の提出は、万が一の際に役立つので、必ず提出しましょう。

2021年の山岳遭難発生件数は2635件、遭難者3075人(死者・行方不明者283人)と過去2番目に多いことから、安全な登山を啓発する目的で、THENORTHFACE主催、YAMAP協力のもと「MOUNTAINSAFETY〜安全登山のためにわたしたちにできること〜」と題したオンラインセミナーが開催されました。セミナーには、石井スポーツ登山学校校長の天野和明さん、登山ガイドの渡辺佐智さん、長野県警山岳遭難救助隊長の岸本俊朗さん、THENORTHFACEスタッフの本武史さんの4名がパネリストとして登壇し、事前募集の質問やYouTubeのチャット欄に寄せられた疑問に丁寧に回答しました。セミナーでは、山岳遭難の現状や登山届の提出メリット、安全登山のための具体的な方法などが紹介されました。特に、山岳遭難の原因として、道迷いが圧倒的に多いことが指摘され、地図やコンパスの携行、体力に合った登山計画を立てることの重要性が強調されました。また、登山届を提出することによって、遭難時の捜索が迅速化され、救助される可能性が高まることも説明されました。その他、登山アプリを活用した安全登山、服装や装備の選び方、天候や体調管理など、安全登山のための様々なヒントが紹介されました。セミナーの内容はアーカイブ動画で公開されているため、興味のある方はぜひ視聴してみてください。

えー、セミナーとか、めんどくさいなぁ…。

へー、アプリ使うのもありかー。でも、地図とかコンパスは、やっぱ持っとかんとね。

あら、昔は、山登るのも、もっと自然に任せてたものよ。

長野県における山岳遭難の現状

長野県では、山岳遭難防止に力を入れているんですね。

🔖 関連記事の要約!長野県 ヘルメット持参者目立つ北ア 着用義務付けるツアーも
長野県 ヘルメット持参者目立つ北ア 着用義務付けるツアーも

✅ 北アルプスの穂高連峰では、登山者のヘルメット着用率が上昇しており、特に涸沢から奥穂高岳や北穂高岳への登山道では、岩場での落石の危険性から、頭部保護の意識が高まっている。

✅ 旅行会社や山小屋では、安全対策としてヘルメット着用を推奨または義務付けており、登山者自身も落石や転倒による怪我を防止するために、積極的にヘルメットを着用する傾向が見られる。

✅ 県山岳遭難防止対策協会では、穂高連峰を含む県内5地域をヘルメット着用奨励山域に指定し、県警山岳遭難救助隊も転倒や滑落時の頭部への怪我を防ぐため、ヘルメット着用を推奨している。

さらに読む ⇒北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ出典/画像元: https://www.hokurikushinkansen-navi.jp/pc/news/article.php?id=NEWS0000003629

ヘルメット着用は、安全対策として有効な手段ですね。

長野県内の山岳遭難発生状況は、先週5件発生し、うち死亡が2件、負傷が3件でした。死者は北穂高岳と佐久市志賀地籍の山林内での遭難によるもので、負傷者は硫黄岳、涸沢、槍ヶ岳での遭難によるものでした。遭難原因は滑落、転倒、不明と様々ですが、転倒による負傷は、涸沢から横尾方面への下山中に発生しており、年齢や体力、疲労、ルート状況を考慮したうえでの山岳ヘルメット着用が推奨されます。長野県では、滑落等のリスクの高い山域を「山岳ヘルメット着用奨励山域」と指定しており、ヘルメット着用を呼びかけています。令和6年1月1日~9月29日までの山岳遭難発生状況は、前年同期比で増加傾向が見られます。山域別では北アルプス槍穂高、後立山で多く発生しており、態様別では転落・滑落が最も多いです。年齢別では50代、60代の遭難が多く見られます。山岳安全対策課では、山岳遭難防止のため、安全登山に関する情報を発信しており、山岳登山を計画する際には、最新の情報を収集し、安全に十分注意することが重要です。

へー、ヘルメットって、やっぱ大事なんやなぁ。

なるほどね、ヘルメット被るのも、カッコイイし安全やし、一石二鳥やないか!

あら、昔は、ヘルメットなんてなかったのよ。みんな、帽子かぶって山登ってたのよ。

最近の山岳遭難の傾向と具体的な事例

最近の山岳遭難の傾向は、変化しているのでしょうか。

🔖 関連記事の要約!北アルプス北穂高岳で遭難 神奈川県の55歳男性が死亡 大キレット付近で約100m滑落 急峻な岩場が続く難所(NBS長野放送ニュース)
北アルプス北穂高岳で遭難 神奈川県の55歳男性が死亡 大キレット付近で約100m滑落 急峻な岩場が続く難所(NBS長野放送ニュース)

✅ 北アルプス北穂高岳の大キレット付近で55歳の男性が滑落し、心肺停止状態で発見された。

✅ 新潟県警のヘリコプターによる救助活動が行われたが、男性は死亡が確認された。

✅ 男性は単独登山中に約100メートル滑落したとみられ、大キレットは日本三大キレットの一つで、急峻な岩場が続く難所として知られている。

さらに読む ⇒goo ニュースgoo ニュース出典/画像元: https://news.goo.ne.jp/article/nbs/region/nbs-20388.html

改めて、山岳遭難のリスクの大きさを認識しました。

2023年の夏山期間(7~8月)の遭難件数は738件、遭難者数は809人で、過去最多となりました。前年比で11%増加しましたが、新型コロナ関係の制限解除が影響しているとは言い切れません。死亡・行方不明者は61人(7.5%)で、2018年以前と比較して特に多いわけではありません。態様別では「疲労・病気」による遭難が最多で、「転落・滑落」や「道迷い」は例年より少なくなりました。これは、軽微な遭難が増えていることを示しています。8月は台風の接近もありましたが、登山日和が多く、登山者も多かったため、マスコミでは連日遭難のニュースが報道されました。しかし、実際には7月よりも遭難件数は少なかったようです。警察庁の発表では、富士山が最も多く(69人)、次に秩父山系(41人)となっていますが、北アルプスが最も多く、次いで富士山となっています。北アルプスでは、白馬岳周辺、剱・立山連峰、穂高連峰で多くの遭難が発生しました。特に穂高連峰では、北尾根、重太郎新道、吊尾根、奥穂~西穂稜線、西穂高岳で死亡事故が発生しました。常念山脈でも燕岳~大天井岳の縦走コースで滑落死亡事故が発生しています。

マジ!? 怖いなぁ…

うっわ、シャレにならんやつや…気をつけよ。

あら、昔は、こんなとこで死んだ人は、いなかったわよ。みんな、もっと山を敬ってたのよ。

登山は自然と触れ合える素晴らしいレジャーですが、安全対策をしっかりとして楽しむことが大切です。

🚩 結論!

💡 登山計画をしっかり立て、装備の準備を万端にする。

💡 登山届を提出して、万が一に備える。

💡 天候や体調に気を配り、無理のない登山をする。