辛島美登里の『サイレント・イヴ』は、バブル時代のクリスマスを象徴する曲?『サイレント・イヴ』誕生秘話とは!?
💡 辛島美登里は1983年のポプコンでグランプリを受賞した
💡 『サイレント・イヴ』はバブル期の1990年のクリスマスを象徴する曲
💡 辛島美登里は現在も歌手活動を続け、毎年クリスマスディナーショーを開催している
それでは、最初の章からご紹介いたします。
ポプコン時代の辛島美登里
それでは、ポプコン時代の辛島美登里について詳しく見ていきましょう。
✅ ヤマハポピュラーソングコンテスト(ポプコン)の歴史を、当時の写真と楽譜で振り返る書籍「ピアノ弾き語り/メロディ譜」が紹介されています。
✅ 本書は、かつて音楽家を目指した若者たちの登竜門として、数々のアーティストを生み出したポプコンの歴史を、楽譜と写真で詳しく解説しています。
✅ A4判縦144ページで、ピアノとギターの弾き語り譜が掲載されており、難易度は中級となっています。
さらに読む ⇒ヤマハの楽譜出版出典/画像元: https://www.ymm.co.jp/p/detail.php?code=GTP01093154&dm=sl&dso=31当時のポプコンの雰囲気や楽曲の傾向が、写真や楽譜を通してよくわかりますね。
1983年、辛島美登里はポプコンでグランプリを受賞した『雨の日』でデビューを果たしました。この曲は、小坂明子や中島みゆきの系譜を継ぐ「正統派のポプコン系」と見なされていました。翌年のポプコンでは、明るいポップなTOM☆CATがグランプリを受賞し、ポプコン自体も変革期を迎えていたことがわかります。辛島美登里は、その「最後のポプコン系シンガー」と言えるかもしれません。
へぇ~、知らんかったわ。懐かしいなぁ、ポプコンって。
そう、辛島美登里はポプコン出身で、まさにポプコンを代表するシンガーの一人やけんね。
ポプコンって、もう時代劇みたいやね!懐かしいわぁ。
『サイレント・イヴ』の誕生
次は、辛島美登里の代表曲である『サイレント・イヴ』についてお話します。
公開日:2020/11/28
✅ 辛島美登里の「サイレント・イヴ」は、バブル期の1990年のクリスマスを象徴する曲であり、当時の暗い側面を表す曲として、沢田知可子の「会いたい」と共に人気を博した。
✅ 辛島美登里は、ポプコンでグランプリを受賞した「正統派のポプコン系シンガー」であり、彼女の暗い曲調は、明るい曲が主流だったポプコンを変える象徴的な存在ともいえる。
✅ 「サイレント・イヴ」は、TBSドラマ「クリスマス・イヴ」の主題歌として使用され、ドラマの内容は、結婚や恋愛、女性の自立といったテーマを取り上げており、当時の結婚観や女性の社会進出に対する考え方を反映している。
さらに読む ⇒FRIDAYデジタル出典/画像元: https://friday.kodansha.co.jp/article/147819?page=1『サイレント・イヴ』は、バブル期特有の華やかさと同時に、影の部分も感じられる曲ですね。
辛島美登里は、1989年にアーティストデビューを果たし、1990年に『サイレント・イヴ』が大ヒットしました。この曲は、バブル崩壊の兆しが見え始めた1990年の「最後のバブル・クリスマス」を彩った曲として記憶に残っています。しかし、歌い出しが短調(マイナー)で、歌詞も「♪なぜ大事な夜にあなたはいないの」「♪さようならを決めたことはけっしてあなたのせいじゃない」と暗く、バブル絶頂期の暗いヒット曲として、沢田知可子の『会いたい』とイメージが重なります。
えー、なんか切ない曲やなぁ。バブルって、キラキラしたイメージしかなかったけど。
そう、バブル時代は、表面的には華やかだったけど、裏ではいろんな問題もあったんやろうね。
バブルって、私も経験したわよ!あの頃は、金持ちでみんなハッピーだったわ!
ドラマとのコラボレーション
『サイレント・イヴ』は、ドラマ『クリスマス・イヴ』の主題歌として使用されました。
✅ この曲は、オリジナルと同じサイズとキーでアレンジされており、メロディーがなめらかで歌いやすい。
✅ 曲の構成はA、B、C、E、F、Gと、それぞれ異なる雰囲気を持つパートに分かれており、抑揚のある演奏が求められる。
✅ 各パートの演奏イメージが詳細に指示されており、イントロ、サビ、間奏など、楽曲のストーリーを表現するような演奏が期待される。
さらに読む ⇒ココミュ|ココロはミュージシャン出典/画像元: https://m.kokomu.jp/sheet-music/44913ドラマの内容と楽曲の雰囲気がマッチしていて、より一層心に響きますね。
『サイレント・イヴ』のヒットには、1990年10月からTBSで放送されたドラマ『クリスマス・イヴ』の主題歌になったことが大きく影響しています。ドラマは、恋人からのプロポーズを待ちながらも、同僚や上司たちとの複雑な恋模様に心を揺らす女性たちを描いた作品で、結婚や自立など女性共通の悩みをテーマにしていました。当時の結婚観を象徴するトラッドなラブストーリーとして、多くの女性たちの共感を呼びました。
ドラマ見たことないわ。どんなドラマなん?
結婚とか恋愛って、いつの時代も悩みどころやね。
ドラマなんて、つまらんわ!私も結婚したら、あんなに苦労したわよ!
『サイレント・イヴ』が描く時代
それでは、最後に『サイレント・イヴ』が生まれた当時の時代背景について少し触れてみましょう。
公開日:2012/12/24
✅ 筆者はバブル時代は就職したばかりで、未来に対する不安がなく、明るい気持ちで過ごしていたと振り返っている。
✅ 筆者は、現在の社会状況は暗いイメージだと感じており、バブルのような活気を取り戻したいと考えている。
✅ 筆者は、日銀に思い切った政策を実行し、再びバブルを起こしてほしいと願っている。
さらに読む ⇒でるたタウン出典/画像元: https://delta-town.com/2012/12/24/201212-article_88-html/バブル期特有の光と影、そして人々の複雑な心情が表現されていると感じますね。
『サイレント・イヴ』は、バブル・クリスマスの風潮に逆行するような、しっとりとした暗い雰囲気が特徴です。バブルの光と影、そして当時の人々の複雑な心情を反映していると言えるでしょう。また、当時バブル・クリスマスのムーブメントに乗れなかった人たちの、切ない心の内面を表しているとも考えられます。
なんか、バブルって、怖い時代やったんやなぁ。
バブル崩壊って、ほんまにショックやったよね。あの頃は、みんな金持ちになれると思ってたのに。
バブル?そんなもん、私の時代にはなかったわよ!
現在も続く音楽活動
辛島美登里さんは、現在も精力的に音楽活動を続けていらっしゃいます。
✅ 11月18&19日に東京文化会館で開催される「シンフォニック・ガラ」コンサートは、稲垣潤一、辛島美登里、つのだ☆ひろが新日本フィルハーモニー交響楽団と共演する現代のポップスとクラシックの豪華コラボレーション。
✅ クラシックの聖地である東京文化会館で、最高の音作りを目指し、現代のポップスを後世に残せる作品を作りたいという意気込みで、フルオーケストラとの共演に挑むアーティストたちは、それぞれ期待と緊張感を抱いている。
✅ 今回の「シンフォニック・ガラ」では、稲垣潤一と辛島美登里がアルバム「男と女」収録曲「PIECE OF MY WISH」をデュエットで披露する予定で、クラシック音楽の聖地で新たな音楽世界が繰り広げられる。
さらに読む ⇒BARKS | アーティストの新曲・動画・ライブ・コンサート情報をお届けする音楽メディア出典/画像元: https://www.barks.jp/news/?id=1000065344クラシック音楽とのコラボレーションは、新たな魅力を引き出しそうですね。
辛島美登里は、デビューから30年以上経った現在も歌手活動を続け、毎年クリスマスディナーショーを開催しています。プライベートでは、独身を貫き、父親の介護を経験されました。父親は認知症を患い、辛島美登里は東京から鹿児島まで通い、介護と音楽活動を両立させていました。2022年現在も、透き通った歌声でファンを魅了しています。上野・東京文化会館にて11月18&19日に行われる<シンフォニック・ガラ>コンサートの発表記者会見が11月1日に行われました。稲垣潤一、辛島美登里、つのだ☆ひろらが出席し、新日本フィルハーモニー交響楽団との豪華コラボレーションによる現代ポップスとクラシックの融合が発表されました。この公演は、世代を超えたアーティストが集結し、日本最高のクラシックの聖地で最高の音楽を目指した、新たな音楽体験を提供するものとして期待されています。
えー、辛島美登里って、まだ活動してたんや!知らんかったわ。
クラシックとポップスの融合って、めっちゃ斬新やない?楽しみすぎる!
クラシック音楽なんて、退屈だわ!
辛島美登里さんの『サイレント・イヴ』は、バブル時代のクリスマスを象徴する曲として、今も多くの人の心を捉えています。
💡 『サイレント・イヴ』は1990年のクリスマスを象徴する曲
💡 『サイレント・イヴ』はバブル崩壊の兆しが見え始めた1990年の「最後のバブル・クリスマス」を彩った曲
💡 辛島美登里は現在も歌手活動を続け、毎年クリスマスディナーショーを開催している