Coo&RIKUの犬猫譲渡活動:ビジネスモデルの是非は?その実態とは!?
💡 Coo&RIKUの犬猫譲渡活動は、保護犬猫ではなく、店舗で販売されている犬猫を里親に譲渡する形式をとっている。
💡 譲渡費用は無料だが、諸経費としてFam登録料、年会費、譲渡犬猫ケアパックの費用が発生する。
💡 5年間のフード定期購入とペット保険加入が必須となる。
それでは、最初の章に移ります。
Coo&RIKUの譲渡活動:規模と費用
まず、Coo&RIKUの譲渡活動について詳しく見ていきましょう。

✅ クーアンドリクの犬猫譲渡活動は、保護犬猫ではなく、店舗で販売されている犬猫を里親に譲渡する形式をとっている。
✅ 里親になるには、譲渡負担金は無料だが、諸経費としてFam登録料、年会費、譲渡犬猫ケアパックの費用が発生し、さらに5年間のフード定期購入とペット保険加入が必須となる。
✅ クーアンドリクの譲渡活動は、保護犬猫を支援する活動ではなく、ビジネスモデルとして位置付けられており、その透明性や倫理性について疑問視する声も上がっている。
さらに読む ⇒のらねこらむ – のらねこまる対策サイト出典/画像元: https://noranecolumn.com/coorikuprotection/譲渡費用は無料とはいえ、諸経費や必須の費用がかかるのは、少し複雑な印象を受けます。
Coo&RIKU(クーアンドリク)は、2019年4月15日から全国で犬猫の譲渡活動を開始し、2023年10月までに7191頭の譲渡実績を達成しました。
毎月数百頭の譲渡が行われており、一般的な動物愛護センターや団体とは異なる規模と仕組みで運営されています。
クーアンドリクの譲渡では、店舗で犬猫を見たり、ホームページで写真を閲覧できます。
譲渡費用は0円ですが、Fam登録料、年会費、譲渡犬猫ケアパックなど諸経費として37070円(税込)がかかります。
さらに、5年間のフード定期購入が必須で、犬猫の種類やサイズによって費用が異なります。
ペット保険の加入も必須で、クーアンドリクが推奨する保険会社への加入が求められます。
まぁ、ペット飼うにはお金かかるもんでしょ。
疑問点と倫理性:クーアンドリクの譲渡活動の現状
続いて、クーアンドリクの譲渡活動における疑問点と倫理性についてお話します。
公開日:2021/09/23

✅ 朝日新聞が大手ペットショップチェーン3社の遺伝子検査データを入手し、犬猫の遺伝性疾患の現状を分析した結果、一部の疾患では減少傾向が見られるものの、遺伝子検査が直接的に予防に結びついていないことが明らかになった。
✅ 主要な遺伝性疾患別にデータ分析を行った結果、犬種・猫種や疾患によって対策の進捗に差があることが判明した。
✅ 遺伝子検査済みの親から生まれた子犬・子猫を選択的に仕入れているコジマや、販売する子犬・子猫と親犬・親猫の検査をすすめているAHBなど、各チェーンの取り組みは多様である。
さらに読む ⇒朝日新聞デジタル:朝日新聞社のニュースサイト出典/画像元: https://www.asahi.com/articles/ASP9K6R5SP85UCFI002.html遺伝子病検査は、動物の健康を考えると重要な要素ですが、検査結果が必ずしも予防に繋がるわけではないという点は、少し複雑な問題ですね。
クーアンドリクの譲渡活動は、当初は保護犬猫の里親募集という位置づけだったようですが、現在では公式HPから「保護犬・保護猫」という言葉は一切見当たりません。
また、譲渡犬猫の中には遺伝子病検査でリスクのある個体が含まれる可能性も指摘されており、里親になる場合は、健康リスクへの理解と覚悟が必要となります。
クーアンドリクの譲渡活動には、様々な疑問点があり、その透明性や倫理性について議論されています。
里親になることを検討する際には、これらの詳細を十分に理解した上で、慎重な判断が必要です。
遺伝子検査って、人間だけのもんでしょ?
労働争議:猫カフェにおける労働環境と動物福祉
次は、クーアンドリクの猫カフェにおける労働環境と動物福祉についてお話します。

✅ 猫カフェ「猫喫茶 空陸家」川崎銀柳街店が、生後1年未満の猫を夜8時以降も展示していたことが発覚し、川崎市から改善指導を受けた。
✅ 同店は、夜8時以降は1歳以上の猫のみを展示するよう対応すると回答しているが、実際には2匹のみが1歳以上で、他の猫はすべて1歳未満の可能性がある。
✅ 猫カフェ業界は、夜10時まで展示可能な例外規定を獲得したが、法令遵守と動物福祉を重視し、生後1年未満の猫の夜間展示は避けるべきである。
さらに読む ⇒HOME出典/画像元: https://animals-peace.net/law/catcafe-violation-8pm.html猫カフェの労働環境、特に夜間の展示は、猫のストレスなどを考えると、より慎重な対応が必要だと感じます。
クーアンドリク直営の猫カフェで働く5人の女性アルバイトは、愛着を持っていたベンガル猫「るる」の死をきっかけに、会社との労働争議に発展しました。
会社は「るる」の死を隠蔽しようとしたが、女性たちは労働組合に加入し、猫の管理方法や労務環境の改善を求めて裁判を起こしました。
彼女たちの闘いは、猫カフェにおける労働環境と動物福祉の問題を浮き彫りにし、現在も正義を勝ち取るために裁判が続いている。
猫ちゃんかわいそうやん。
多岐にわたる事業と課題:未来へ向けて
最後に、クーアンドリクの事業展開と今後の課題についてお話します。

✅ NPO法人動物愛護団体NYANSは、20代のスタッフが中心となって活動する団体で、福岡を拠点に保護猫の引き出し、譲渡、TNR、啓発活動を行っています。特に、成猫の保護に力を入れており、殺処分を減らし、ペットショップからではなく保護施設からの譲渡を促進することを目指しています。
✅ NYANSは、成猫の譲渡を促進するために、2022年2月に福岡市中央区に「譲渡型保護猫Cafe&Bar〜MOMO〜」をオープンしました。このカフェでは、NYANSで保護した猫たちが新しい家族を見つけるための場所として、里親探しのお手伝いをしています。
✅ コロナ禍の影響で保護猫カフェの運営が厳しくなり、保護頭数が年々増加していることから、NYANSは資金不足に直面しています。保護猫カフェの維持費、猫たちの餌や消耗品、施設の維持費など、多額の費用が必要であり、支援を募っています。
さらに読む ⇒クラウドファンディング - READYFOR(レディーフォー)出典/画像元: https://readyfor.jp/projects/nyans様々な事業展開と課題を抱える中で、動物を扱う事業の責任の重大さを改めて感じます。
Coo&RIKUは、犬猫の譲渡と動物カフェという2つの事業を展開しており、その活動は多岐にわたります。
しかし、譲渡活動の透明性、倫理性、動物カフェにおける労働環境や動物福祉といった問題点も浮き彫りになっています。
これらの問題点は、動物を扱う事業において避けて通れない課題であり、今後も議論が続けられるでしょう。
猫カフェとか、面白そうじゃん。
本日は、Coo&RIKUの犬猫譲渡活動について、様々な角度から考察しました。
💡 Coo&RIKUの犬猫譲渡活動は、保護犬猫ではなく、店舗で販売されている犬猫を里親に譲渡するビジネスモデルである。
💡 譲渡費用は無料だが、諸経費や必須費用がかかり、遺伝子病検査の現状など、倫理的な問題点も指摘されている。
💡 猫カフェにおける労働環境と動物福祉についても、改善の余地がある。