笠置シヅ子と服部良一、戦時下の音楽規制?ブギウギの時代とは!!?
💡 戦時下、アメリカ文化が敵性語として禁止されたこと。
💡 楽器や音楽用語が日本語に訳されたこと。
💡 戦地では兵士たちが敵性音楽とされた「涙のブルース」を愛聴していたこと。
それでは、戦時下の音楽規制について詳しく見ていきましょう。
戦時下の音楽規制
戦時中の音楽規制は、当時の社会状況を反映したものであり、音楽活動に大きな影響を与えたことが分かります。
公開日:2024/02/11
✅ 戦時中にアメリカ文化が敵性語として禁止され、英語の表記や和製英語が日本語表記に変更されたこと。
✅ 楽器の名前や掛け声、ドレミの音階などが日本語に訳され、サクソフォンやコントラバスなど、ユニークな和訳が生まれたこと。
✅ 敵性音楽とされていた「涙のブルース」が戦地では兵士たちに愛され、将校たちも黙認していたというエピソードを紹介していること。
さらに読む ⇒いときちパパのチャレンジブログ出典/画像元: https://itokichipapa.com/tekiseigo/当時の厳しい状況下でも音楽を続ける人々の姿は、感動的ですね。
1937年の日中戦争勃発後、アメリカとの対立により、日本はアメリカ文化の禁止、特に音楽やスポーツなどの規制を強めました。
1940年頃には英語が敵性語となり、使用が禁止され、英語表記や和製英語は無理やり日本語で表記されるようになりました。
ジャズやブルースを演奏していた服部良一も、楽器の名前や英語名など、多くのものが敵性語に指定され、日本語訳が用いられるようになり、ドラムは太鼓、トランペットは喇叭、ピアノは洋琴、サクソフォンは金属製曲がり尺八など、想像を絶する和訳が用いられました。
コントラバスの妖怪的四弦など、少し悪意を感じる和訳も存在しました。
さらに、掛け声も禁止され、羽鳥善一の「スリー、トゥー、ワン、ゼロ」は「いち、にぃ、さん、はい」となり、ドレミも「ハ・ニ・ホ・ヘ・ト・イ・ロ・ハ」に変わりました。
しかし、ドレミはイタリア語であり、敵性語ではないため、外国語=敵性語という認識による禁止だった可能性があります。
戦時中、服部良一作曲の淡谷のり子による「涙のブルース」は、タイトルと音楽性から敵性音楽とされていましたが、兵士たちは慰問に来た淡谷にこの曲をリクエストすることが多く、監視する将校たちも黙認し、兵士たちは涙を流して聴き入ったというエピソードがあります。
戦時中の敵性語は現在では使われていませんが、当時の厳しい状況下でも音楽を続ける人々の姿と、音楽が人々に与える力を感じ取ることができます。
服部良一をはじめとする人々の努力によって、音楽は時代を超えて感動を伝え続けています。
えー、ホンマに?サックスが尺八とか、めっちゃワロタwww
ブギウギの世界へようこそ
戦後日本の音楽シーンを語る上で欠かせない、笠置シヅ子と服部良一の魅力が詰まった番組ですね。
公開日:2024/03/12
✅ 「J-POP LEGEND CAFE」は、10周年を迎えた「J-POP LEGEND FORUM」がリニューアルした番組で、日本の音楽界の伝説的な存在に迫る番組です。
✅ 2023年12月の特集は「笠置シヅ子と服部良一」で、番組では、笠置シヅ子と服部良一の楽曲を特集し、彼らの音楽史、そして戦後日本の音楽シーンに与えた影響について解説しています。
✅ 今回の特集には、コロムビア・レコードから発売された『笠置シヅ子の世界~東京ブギウギ~』、『服部良一の世界~青い山脈~』の選曲、解説を担当した刑部芳則氏がゲスト出演し、自身の専門知識を生かして解説しています。
さらに読む ⇒Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)出典/画像元: https://rollingstonejapan.com/articles/detail/40688ブギウギの誕生秘話や、笠置シヅ子と服部良一の活躍が分かる、興味深い内容ですね。
この特設ホームページは、NHK連続テレビ小説「ブギウギ」のヒロインモデルである歌手・笠置シヅ子と、彼女の数々のヒット曲を産み出した作曲家・服部良一に焦点を当て、ブギウギとその時代の魅力を発信しています。
ホームページでは、笠置シヅ子の代表曲である「東京ブギウギ」をはじめ、多くの楽曲情報や、ドラマのオリジナルサウンドトラック、関連商品情報などが掲載されています。
さらに、「買物ブギー」「ヘイヘイブギー」「ジャングル・ブギー」など、笠置シヅ子の代表曲の詳細な解説も掲載されており、当時の社会背景や音楽シーンを垣間見ることができます。
「ブギウギ」という時代背景、笠置シヅ子という個性的な歌手、そして服部良一という作曲家、それぞれの魅力を再発見するきっかけとなるホームページとなっています。
おー、ブギウギって、なんか懐かしい感じするね!
幻の楽曲「北海ブギウギ」がついにCD化!
幻の楽曲「北海ブギウギ」がついに日の目を見る、貴重な機会ですね。
✅ 日本コロムビアが笠置シヅ子の作品群を再整理した結果、これまでCD化されていなかった「北海ブギウギ」の音源が新たに発見され、75年ぶりにCD化・配信されることになりました。
✅ 「北海ブギウギ」は1948年に発売された楽曲で、SP盤愛好家の方々の協力により音源が確保されました。
✅ 今回の再整理では、笠置シヅ子のブギウギ関連楽曲16曲をすべて収録したアルバム「笠置シヅ子の世界~東京ブギウギ~」が7月19日に発売され、特設サイトも開設されます。
さらに読む ⇒PR TIMES|プレスリリース・ニュースリリースNo.1配信サービス出典/画像元: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003102.000019470.html75年ぶりに世に出る「北海ブギウギ」は、当時の音楽シーンを知る上で貴重な資料になるでしょう。
「ブギの女王」笠置シヅ子の幻の楽曲「北海ブギウギ」が、75年ぶりにCD化&配信されることが決定しました。
1948年に発売されたこの曲は、これまで音源が発見されず、CD化されていませんでしたが、このたびSP盤愛好家の方からレコード盤を借りることができ、初CD化が実現しました。
「北海ブギウギ」を含む、笠置シヅ子のブギウギ関連楽曲16曲を収録したアルバム「笠置シヅ子の世界~東京ブギウギ~」は、2023年7月19日(水)に2枚組CDにて発売&初配信されます。
また、日本コロムビアでは、この発表に合わせて「笠置シヅ子とブギウギの時代」と題した特設サイトも開設し、笠置シヅ子や作曲家・服部良一など、ブギウギとその時代の魅力を発信していく予定です。
あら、そうなんですか?若い人は知らないと思うけど、この曲はねぇ、当時ものすごく流行ったのよ!
ラジオ番組で笠置シヅ子と服部良一に迫る
笠置シヅ子と服部良一の功績を改めて知る、貴重な機会ですね。
公開日:2023/10/10
✅ 笠置シヅ子と服部良一は、戦前・戦後の日本の大衆音楽史において重要な役割を果たした、「リズム音曲」の代表的な存在であり、彼らの活躍は、洋楽重視の近代音楽史観や、娯楽的な歌や踊りなどの実演軽視、東京中心の文化史観への異議申し立てである。
✅ 笠置シヅ子は、宝塚を模倣して設立された松竹楽劇部出身で、庶民層出身の団員が多く、観客の興味と関心に応える娯楽を提供することを意識して活動していた。日舞からスタートし、独学で歌を身につけ、コミカルな娘役として頭角を現した。
✅ 服部良一は、大阪の下町で生まれ、幼少期から音楽に親しみ、15歳で少年音楽隊のサクソフォン奏者としてキャリアをスタートした。関東大震災後、大阪放送局設立の楽団に入団し、ウクライナ人指揮者から音楽理論を学び、道頓堀のジャズの影響も受けながら、オーケストラとジャズバンドを掛け持ち、幅広い活躍を展開した。
さらに読む ⇒nippon.com出典/画像元: https://www.nippon.com/ja/japan-topics/g02332/戦前戦後の音楽シーンを、深く掘り下げていく内容で、非常に興味深いですね。
2023年12月、FMCOCOLO「J-POPLEGENDCAFE」では、1948年発売の笠置シヅ子の『大阪ブギウギ』を特集。
番組では、笠置シヅ子と服部良一に焦点を当て、戦前戦後における日本のポップミュージック史を深く探っていく。
ゲストには、コロムビア・レコードから発売された笠置シヅ子と服部良一のアルバムの選曲解説を手掛け、朝ドラ『ブギウギ』の風俗考証も担当した日本大学の教授・刑部芳則を迎える。
刑部教授は、朝ドラ『ブギウギ』が戦後の日本の音楽シーンの立役者である笠置シヅ子と服部良一を広く知らしめる契機になると期待。
番組では、笠置シヅ子のデビュー曲「恋のステップ」を聴きながら、戦前戦後の音楽シーンや笠置シヅ子の名前の由来、服部良一との関係を深く掘り下げていく。
え、まじ!?服部良一って、めっちゃすごい人なんだね!
笠置シヅ子と美空ひばりの「不仲説」の真相
笠置シヅ子と美空ひばりの関係は、当時から話題になっていましたね。
公開日:2023/10/23
✅ 笠置シヅ子と美空ひばりの不仲説は、マスコミによって作られたもので、実際には2人は仲が良かった。
✅ 笠置サイドが「ブギ禁止令」を出した理由は、ひばりが新曲をすぐに歌ってしまうことや、ハワイ巡業で笠置のオリジナル曲と思われないようにするためなど、正当な主張だった。
✅ 不仲説が広まった背景には、美空ひばりの母親である加藤喜美枝氏が、娘の成功のために笠置を悪役に仕立て上げたことが考えられる。
さらに読む ⇒ニュースこんにちは・トピックス出典/画像元: https://mutokurinews.com/kasagishizuko-misorahibari-funakasetu-3092不仲説の裏には、複雑な事情があったことが分かりますね。
戦後の大スターで゛ブギの女王゛と称された笠置シヅ子と゛歌謡界の女王゛美空ひばり。
両者の間には、ブギをめぐる「不仲説」が流布していました。
しかし、笠置シヅ子に関する書籍の著者である砂古口早苗氏は、笠置がひばりに意地悪をしたという証拠は見当たらず、不仲説は作られたものだと主張します。
笠置が1949年に『ヘイヘイ・ブギ』をひばりに歌わせなかったことや、ハワイ巡業で笠置の歌を歌わないよう申し入れたことについても、正当な理由があったと説明します。
では、なぜ笠置は悪役のように語られてきたのでしょうか?砂古口氏は、ひばりの母である加藤喜美枝氏の存在が背景にあると指摘します。
喜美枝はひばりのプロデューサーでもあり、彼女の成功のためにあらゆることに口出しをしていたとされています。
笠置はひばりより先に『ヘイヘイ・ブギ』を歌っていたため、ひばりが同曲を歌うことができず、喜美枝は笠置への憎しみを抱くようになったと考えられます。
さらに、喜美枝は自らひばりの代弁者としてマスコミに情報を流していたため、笠置は悪役のように描かれるようになったとされています。
へー、そうだったんだ!あの二人、仲良かったんだ!
戦時下の音楽規制や、笠置シヅ子と服部良一の活躍など、日本の音楽史における重要な出来事について理解を深められたのではないでしょうか?。
💡 戦時下、音楽は敵性語として禁止され、楽器や音楽用語が日本語に訳された。
💡 笠置シヅ子と服部良一は、戦前戦後の日本の音楽史に大きな影響を与えた。
💡 笠置シヅ子と美空ひばりの不仲説は、マスコミによって作られたもので、実際には2人は仲が良かった。