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小野小町:歌人としての生涯と和歌の世界?小野小町の和歌の世界とは!?

小野小町:歌人としての生涯と和歌の世界?小野小町の和歌の世界とは!?

📘 この記事で分かる事!

💡 小野小町は平安時代の歌人であり、多くの恋愛歌を詠んだことで知られています。

💡 小野小町の歌は、百人一首にも選ばれており、現代でも多くの人に愛されています。

💡 小野小町は「卒都婆小町」という能の題材にもなっています。

それでは、小野小町の生涯と和歌の世界について詳しく見ていきましょう。

小野小町:歌人としての生涯と和歌の世界

小野小町は、歌人としてだけでなく、美貌でも知られていましたね。

歌が恋の行方を決めた時代だから。小野小町、伊勢…平安女性5人の ...
歌が恋の行方を決めた時代だから。小野小町、伊勢…平安女性5人の ...

✅ 平安時代初期の歌人である小野小町、伊勢、小大君、中務、斎宮女御の5人の歌人による恋歌を、それぞれの歌人の解説とともに紹介しています。

✅ 平安時代は天皇や貴族を中心とした世の中であり、和歌が恋心を表現する重要な手段であったため、多くの女性の恋歌が生まれたことを説明しています。

✅ 小野小町、伊勢、小大君、中務の4人の歌を取り上げ、それぞれの歌の内容と、歌が生まれた背景、歌人自身の伝記などを詳しく解説しています。

さらに読む ⇒和樂web 美の国ニッポンをもっと知る!出典/画像元: https://intojapanwaraku.com/culture/237255/

平安時代の歌人たちの恋愛観が、歌を通して垣間見れて興味深いです。

小野小町は、六歌仙、三十六歌仙という称号を持つ歌人であり、絶世の美女としても有名です。

しかし、出生や経歴ははっきりしておらず、架空の人物という説まで存在します。

この記事では、小野小町の和歌17首を現代語訳付きで紹介しており、古今和歌集に収録されている歌のみを厳選しています。

各和歌には、作者の心情を表す言葉や、比喩表現などが用いられており、当時の世相や恋愛観を窺い知ることができます。

小野小町の和歌を通して、平安時代の人の思いに触れてみてはいかがでしょうか。

へぇー、小野小町ってめっちゃ美人やったんやって!

小野小町の恋愛と和歌

小野小町は多くの男性と恋愛関係にあったとされています。

はなのいろはうつりにけりないたつらに / 小野小町

公開日:2020/10/19

はなのいろはうつりにけりないたつらに / 小野小町

✅ 小野小町が詠んだ歌「花の色は移りにけりないたづらに」は、かつての美貌が色褪せていく様を桜の花の散り行く姿に重ね合わせ、時の流れと自身の老いを静かに受け止めていることを歌っています。

✅ 歌は、かつては多くの男性から愛された小野小町の、現在では美貌も失せ、愛を語る年齢でもないという現実を受け止めつつも、悲壮感ではなく、むしろ達観したような静けさを感じさせる内容となっています。

✅ この歌は、小野小町の有名な歌として知られており、世にあるすべての美しいものが永遠に美しさを保てないという普遍的なテーマを描いています。

さらに読む ⇒レッツ百人一首出典/画像元: https://hyakuninisshu.net/uta_009/

小野小町の歌からは、恋愛に対する切ない思いが伝わってきます。

小野小町は平安時代前期の有名な女流歌人で、その美貌と恋多き人生から「小野小町」は美人の代名詞となりました。

彼女の代表作は百人一首にも選ばれている「花の色は移りにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに」で、恋が実らない嘆きと容色の衰えを対比させています。

また、夢を頼りに恋人を思う切ない歌「うたた寝に恋しき人を見てしより夢てふものはたのみそめてき」や、心変わりを嘆く歌「色見えで移ろふものは世の中の人の心の花にぞ有りける」など、恋愛感情を繊細に表現した作品を残しています。

小野小町の歌は、現代でも多くの人に共感され、その美しさ、哀愁、そして恋愛に対する切ない思いが伝わってきます。

マジっすか!やっぱ小野小町ってモテモテやったんや!

能『卒都婆小町』:老いと怨念の物語

「卒都婆小町」は、小野小町の晩年の姿を題材にした能です。

能・演目事典:卒都婆小町:あらすじ・みどころ
能・演目事典:卒都婆小町:あらすじ・みどころ

✅ 「卒都婆小町」は、かつて絶世の美女で歌人であった小野小町が、老女の姿で僧侶と問答し、深草少将の怨霊に憑りつかれて狂乱状態に陥るという物語です。

✅ 僧侶との問答では、小町の知性と深い教養が示され、老いながらもなお輝かしい姿が印象的です。また、小町は、深草少将との過去の恋愛を回想し、老いへの哀しみと怨霊への恐怖、そして過去の思い出への複雑な感情が表現されています。

✅ この能は、老い、怨霊、そして人間の心の奥底にある深い悲しみといったテーマを扱いつつも、小町が悟りの道に入ろうとすることで、希望を感じさせる結末を迎えます。観る人に深い感銘を与えると共に、人生における老いや死といった普遍的なテーマについて考えさせる作品です。

さらに読む ⇒the-Noh.com : Comprehensive Web site on Japanese Noh Play出典/画像元: https://www.the-noh.com/jp/plays/data/program_069.html

能は、小野小町の怨霊や老いといったテーマを扱っているんですね。

『卒都婆小町』は、かつて絶世の美女で数々の浮名を流した歌人、小野小町が、老女となって卒都婆に腰掛け、僧との問答を通して、自身の過去と老い、そして深草少将との因縁を語る能です。

僧は老女を仏を粗末に扱っていると説教しますが、老女は深い言葉で応じ、僧を言い負かします。

老女は、美貌を誇った往時を懐かしむ一方で、老いを嘆き、深草少将の怨霊に憑りつかれ、狂乱状態に陥ります。

深草少将は、小町に恋心を打ち明けたものの、百夜通う約束を果たす前に亡くなってしまい、その怨念が小町を苦しめていたのです。

小町は狂乱の中で、深草少将との過去を再現しますが、やがて狂いから醒め、後世の成仏を願うことを決意し、悟りの道に入ろうとします。

おー、小野小町は怨霊に憑りつかれて狂乱状態になってたんか!怖いなぁ〜。

『卒都婆小町』の見どころとテーマ

「卒都婆小町」は、小野小町の生涯と怨霊との対峙を描いた作品です。

鑑賞の手引き 「卒都婆小町」
鑑賞の手引き 「卒都婆小町」

✅ 旅の僧侶が都外れで出会ったのは、かつて絶世の美女として名を馳せた小野小町の姿が衰え、物乞いをする老婆の姿でした。

✅ 僧侶は卒塔婆を巡る老婆との議論を通じて、老婆が悟りの境地に至ったことを理解し、深く感銘を受けます。

✅ 老婆は、かつて多くの男性を魅了した過去を悔やむ一方で、深草の少将との切ない恋を語り、彼の亡霊が現れ、怨みを晴らした後、悟りの道を歩むことを誓います。

さらに読む ⇒鑑賞の手引き 「卒都婆小町」出典/画像元: https://noh-oshima.com/tebiki/tebiki-sotobakomati.html

小野小町は、怨霊に苦しみながらも悟りの境地に至ったという話ですね。

この能は、老女物というカテゴリーに属し、人生の老いというテーマを深く考えさせられる作品です。

僧との問答、小町の過去と現在の対比、狂乱状態での深草少将との再会、小町の悟りへの志向など、見どころが多く、観た後に爽快感を感じられる能です。

小野小町、最後は悟りを開いたんか!すごいなぁ〜!

百人一首の代表作「花の色はうつりにけり」:時と美の対比

「花の色はうつりにけり」は、小野小町の代表作であり、百人一首にも選ばれています。

小倉百人一首】9番・小野小町「花の色は移りにけりないたづらに ...
小倉百人一首】9番・小野小町「花の色は移りにけりないたづらに ...

✅ この記事は小野小町の代表歌「花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに」について解説しています。

✅ 歌の解説では、歌の言葉の解釈に加え、当時の花に対する認識や、作者である小野小町についての考察を深めています。

✅ さらに、小野小町が美女として後世に語り継がれてきたこと、そしてそのイメージが伝説や創作によって形成されていった過程についても触れられています。

さらに読む ⇒探究心をくすぐる本格派の歴史ウェブマガジン | 戦国ヒストリー出典/画像元: https://sengoku-his.com/1882

小野小町の歌は、言葉の美しさだけでなく、当時の社会背景も反映しているんですね。

百人一首に収められた小野小町の代表作「花の色はうつりにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに」は、桜の花の色が変わりゆくように、時の流れとともに容姿も衰えてしまったという、作者の哀愁を帯びた心情を表した歌です。

歌の『花』は、古くは梅を指していましたが、遣唐使の廃止と国風文化の台頭により、平安時代以降は桜を指すようになりました。

また、この歌には「ふる」と「ながめ」という掛詞が使われており、それぞれ「降る」と「経る」、「長雨」と「眺め」という二つの意味をかけて、長雨が降る間に時の流れとともに容姿が衰え、物思いにふけるうちに歳を重ねてしまったという、複雑な感情を読みます。

小野小町の歌は、桜の花の美しさだけでなく、時の流れの残酷さと、それを受け入れる女性の哀愁を巧みに表現しており、今もなお多くの人々に愛されています。

小野小町は、桜の花の美しさと、時の流れの残酷さを歌ってるんやね!

小野小町は、歌人として、そして伝説として、私たちに多くのことを教えてくれます。

🚩 結論!

💡 小野小町は、平安時代の代表的な歌人であり、多くの恋愛歌を詠んだ。

💡 小野小町の歌は、現代でも多くの人に愛され、その美しさは色褪せない。

💡 小野小町は、能「卒都婆小町」の題材にもなり、その生涯は多くの伝説を生み出してきた。