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アズマモグラ調査で高尾山の生物多様性は?山地林のアズマモグラ生息調査と遺伝子解析

山形大学がアズマモグラの山地林での生息密度調査に成功!遺伝マーカーを用いた繁殖生態の解明も!土壌環境との関係性も明らかに。生物多様性保全に貢献する、地下生物研究の最前線!

アズマモグラ調査で高尾山の生物多様性は?山地林のアズマモグラ生息調査と遺伝子解析

📘 この記事で分かる事!

💡 高尾山におけるアズマモグラの生息状況を調査し、山地林における生息密度を評価した。

💡 遺伝子解析により、アズマモグラの親子判定に成功し、繁殖生態解明への手掛かりを得た。

💡 アズマモグラの研究成果は、生物多様性保全に向けた取り組みを推進する上で重要な役割を果たす。

アズマモグラの生態調査から、生物多様性保全への貢献について、詳しく見ていきましょう。

山地林におけるアズマモグラの生息調査

山形大の研究、山地林のモグラ調査で何が明らかに?

モグラの生息密度評価に成功。

高尾山でのアズマモグラの調査方法と、その重要性について解説します。

アズマモグラ
アズマモグラ

✅ 高尾山は多様な植生を持ち、ムササビやニホンリスなど数十種類の動物が生息しており、観察を楽しむことができる。

✅ アズマモグラは本州を中心に分布し、地中にトンネルを張り巡らせて生活する。

✅ アズマモグラはミミズなどを食べ、土を掘った跡である「モグラ塚」が高尾山で見られる。

さらに読む ⇒出典/画像元: https://www.takao599museum.jp/treasures/animals/talpidae/513/?lang=ja

高尾山でのアズマモグラの生態調査は、森林環境と生物多様性保全に不可欠な研究ですね。

山形大学の研究グループは、生物多様性保全の取り組みを強化するため、土壌生態系の高次捕食者であるアズマモグラの山地林における生息状況を調査しました。

これまでの研究では、モグラ類の生息状況は主に農地や草地で調査されてきましたが、森林や山地での調査は困難でした。

山形大学の山澤泰氏らは、登山道を調査ルートとし、トンネルを探索する手法を用いて、山地林におけるモグラの生息密度を評価することに成功しました。

この研究は、日本生態学会の英文誌および山形大学理学部・理工学研究科のウェブサイトで発表され、地下生物の生息状況を把握することの重要性を示しました

えー、モグラって地中で生きてるイメージやったけど、高尾山にもおるんや!すごいやん!

遺伝子解析による繁殖生態の解明

モグラの繁殖生態解明、遺伝マーカーで何が分かった?

親子判定に成功し、父親が判明。

遺伝子解析によるアズマモグラの繁殖生態解明について解説します。

地下生活で謎が多いモグラを遺伝マーカーで親子判定、山形大学と福島大学

公開日:2023/08/23

地下生活で謎が多いモグラを遺伝マーカーで親子判定、山形大学と福島大学

✅ 山形大学と福島大学の共同研究グループは、アズマモグラの親子判定に先行研究の遺伝マーカーが利用可能であることを証明しました。

✅ 飼育中のアズマモグラの母親と仔を用いて検証した結果、個体識別や父親の遺伝子型の推定が可能であり、仔の父親はオス1個体と推定されました。

✅ 今回の研究成果により、モグラの繁殖様式解明に向けた新たな手掛かりが得られ、一夫一妻制、一夫多妻制などの謎の解明に期待が寄せられています。

さらに読む ⇒大学ジャーナルオンライン出典/画像元: https://univ-journal.jp/233891/

モグラの繁殖生態が解明されることで、その保護にも繋がるんですね。

すごい!。

一方、福島大学の高木俊人特任助教と山形大学の山澤泰氏の研究グループは、アズマモグラの繁殖生態解明を目指し、遺伝マーカーを用いた親子判定に成功しました

モグラは直接観察や飼育が難しく、繁殖生態に関する知見が少ないため、本研究は重要な一歩となります。

研究では、先行研究で開発されたマイクロサテライトマーカーを用いて、飼育下で生まれた母親とその仔3個体の遺伝子型を解析しました。

その結果、マーカーが個体識別と親子判定に有効であることが判明し、仔3個体の父親は1個体であると推定されました。

いやー、モグラのDNAとか、めっちゃ高度な研究やん!俺にはムリやけど、すごいなー!

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アズマモグラの生態解明!山地林での生息密度と繁殖を調査。生物多様性保全への貢献に期待。