【東條英機】東條英機の最後と仏教とは！！

東條英機は陸軍大将であり、後に内閣総理大臣となりました。

東條英機は第二次世界大戦の終結に伴う東京裁判において「A級戦犯」として罪に問われ、生涯を終えました。

彼は日米開戦時に首相や陸軍大臣を務め、日本を戦争に踏み切らせた張本人として語られています。

しかし、実際には多くの人が彼の人となりを誤解していることがわかります。

彼の生涯を辿ると、彼がなぜ戦争を主導したのかが明らかになります。

東條英機は太平洋戦争の敗北により、戦争責任を問われることを避けるために自殺しました。

彼は自分の部屋で銃を使用して自分の心臓に向けて引き金を引こうとしましたが、怖さから引き金を引くことができませんでした。

その後、彼は自室で銃声が響く中で倒れ、血を流している状態で発見されました。

マッカーサーは東條英機を生きて連れてくるように命じていましたが、彼は自殺してしまいました。

東條英機は心臓を外れた弾丸が左胸を貫通し、手術を受けて一命を取り留めました。

その後、巣鴨プリズンに収容され、東京裁判が始まります。

巣鴨プリズンでは、浄土真宗の僧侶である花山信勝が教誨師として東條英機に法話をし、阿弥陀仏の本願を聞かせました。

東條英機は真夏の暑い日でもつめ襟の軍服姿で仏法を聞き、苦悩の根元が断ち切られ、絶対の幸福になったと言われています。

死刑の判決を受けた後も、東條英機は教誨師との個人面談を受け、懺悔の言葉を述べました。

そして、仏教の信仰について「人生の根本問題に触れることで、社会のいろいろな問題が解決されてくる」と語りました。

死刑前日には、東條英機は３つの辞世の歌を詠みました。

東條英機は1884年に東京市麹町区で生まれ、陸軍歩兵中尉・東條英教ひでのりの三男として育てられました。

彼はエリート軍人の父の期待を背負い、努力を重ねて軍人としての道を歩みました。

陸軍幼年学校や陸軍士官学校での成績は上位であり、陸軍大学を受験するまでには三度の失敗を経験しましたが、最終的には合格しました。

彼の座右の銘は「努力即権威」であり、真面目で努力家な性格が先輩からも慕われる存在となっていました。

東條英機は日本の首相であり、太平洋戦争を始めた人物です。

戦争によって多くの人々が死に追いやられました。

しかし、敗戦後に戦争犯罪人として刑務所に入れられた東條英機は、仏教の教えを聞いて絶対の幸福を見出しました。

彼の救いはどのようなものだったのでしょうか？