【教師】"学び続ける"教師の資質とは...？

1970年代半ば以降、未来予測が困難な「不確実性の時代」に入ると、将来必要な知識を描くことが難しくなりました。

このため、学校教育では「教える内容」よりも学習者の主体的な学び方が重要視されるようになりました。

教師が何を教えたかよりも、子どもが何をどう学んだかが重要とされるようになりました。

学校は、子どもが生涯にわたって学び続けるための基礎を教える場所となりました。

この変化に伴い、教師像も大きく転換せざるを得なくなりました。

将来必要な知識を漏れなく教える教師ではなく、変動する社会を自律的に生きる主体として、子どもが夢を持って学び続け、自分の納得のいく人生を送る力を育てる教師が求められるようになりました。

「これからの教員に求められる資質能力」として、教職生活全体を通じて自主的に学び続ける力と専門職としての高度な知識・技能が強調されている。

社会の変化と学校教師の新しい役割期待により、「学び続ける教師像」が提言されている。

教員養成を修士レベル化し、教員を高度専門職業人として位置づけることも答申されている。

大学院レベルの教育が必要である理由として、教師の授業実践にはプログラム的実践とプロジェクト的実践があり、教える内容が重視された時代にはプログラム的実践が主流であったことが挙げられる。

富山大学大学院教職実践開発研究科は、教師の自己尊重、人間教育の質的発展、共生文化の醸成に貢献することを目指しています。

教師の世界観と学習観を広げるために活動しており、子どもたちに生きる力を育むための学びを提供しています。

もし興味を持たれた方は、お気軽に問い合わせしてください。

子どもたちの姿に学びながらも、大学院で理論も学び、「理論と実践の往還」を目指して、子どもたちの成長を支えられる「学び続ける教師」を目指して日々本を読んだり、他の大学院生たちと議論を交わしたりしています。

教師は一生学び続けるものだと思っています。

すべての経験が教師にとっての「学び」につながると思いますので、充実した学生生活を送り、教師を目指して頑張ってほしいと思います。

教員をめざす人にとって、教員採用試験に合格し先生になることはスタートに過ぎません。

良い先生であり続けるためには、学び続けることが必要です。

教員としての使命感や愛情、専門知識と教養は不変の定義ですが、現代社会への対応力も求められます。

社会的課題にアンテナを張り、変化するコミュニティや組織に対応する能力が重要です。

文部科学省もこれらの資質能力を求めています。

学校教育課程では、小学校、中学校、高校の先生を、発達教育課程では、発達の連続性と多用性を理解し、乳幼児期から、児童期、青年期へと学びをつなぐことのできる先生をめざします。

変化の激しい時代においては、「学び続ける教師」が必要で、大学の学びに加えて知識や技能を自らリニューアルできる資質と能力が必要です。

そして、子どもたちに「自ら学び続ける能力（＝生きる力）」を身につけさせる教員が求められています。

こうした「生きる力」を子どもたちが獲得するのに不可欠なのが「心の教育」です。

人との関わりの中で得られる信頼感や社会性、思いやりの気持ち、ルールを守る意識などは、子どもの人生にとって学力獲得以上に大切なことです。

そこで「心の教育」を実践できる「人間力」を育てるために、部活・サークル活動・地域ボランティア等で協働する機会を多く設けています。

近隣の小学校での先生の助手体験や放課後の学校で行う授業・ボランティア活動などのほか、アメリカの小中学校で授業を行う海外研修もあります。

また、イギリスで英語指導者に必要な技能を学ぶ機会も用意されています。

こうして４年間で身につけた知識・技能・人間力を採用試験で発揮するために、オリジナルテキストを使った合宿やゼミ形式の試験対策で学生を徹底サポートしています！

自信を持って採用試験に挑めそうですね。

これからの教員に求められる資質能力を伸ばす常葉大学教員に求められる資質能力、現在は大きく5つあります。

小学校の教諭である筆者は、子どもたちとともに学び続けることを目指しています。

教育実習の担当教員から「日々の子どもの姿から学びなさい」「教師になる以上、一生学び続けなさい」と言われたことがきっかけです。

筆者は大学院で教職実践研究科を学び、授業力を高めるために努力しています。

教師としての成長を続けるためには、子どもたちの姿を観察し、常に学びの機会を求めることが重要です。

教育的問いの哲学対話では、参加者と共有しながら自分らしさ（Authenticity）について探求しており、教師としての実行可能で望ましい徳育のあり方を協創している。

教師が日々ちゃんとしなければならないという思いにとらわれて、自らの生きる力のもととなる人格の尊厳を自己に認める意識（自己尊重）を失念してしまっている。

教師として成長するためには、授業の構想、実施、省察の一連の過程を通じて学ぶことが重要です。

教師は、授業を構想する際に子供の思いや考えを大切にし、子供が主語になる構想をすることが必要です。

また、授業の実施後には、授業の結果を省察し、改善点を見つけることも重要です。

教師は常に学び続ける姿勢を持ち、自己成長を図ることが必要です。

教師が完璧であることはなく、自己らしさとの乖離が常に存在する。

しかし、自己に基づく関わりを持つ勇気があれば、子どもの人格形成に貢献できる。

教師の主体的な学びを応援するために、学びの本質と主体的な学びの概念を説く活動を行っている。

北欧諸国の授業では、子どもが自ら学び、自ら考え、発表するプロジェクト的実践が授業の基本とされている。

これは、PISAの到達度調査におけるキーコンピテンシーを土台とした「新しいリテラシー」の考え方に基づいている。

教育の先進諸国で展開されつつあるプロジェクト的実践の理論と実践、それに基づく新しい授業デザインの研究や構想力が、学校現場における各種の研修だけで身に付くとは到底考えられない。

この記事では、教育哲学の専門家である高橋勝氏が、望まれる教師像とその養成のあり方について述べています。

記事の中で注目すべきポイントは、「問いかける力」という概念です。

この概念は、人類の教師とされるソクラテスやイエス、仏陀などの思想家が持っていた力であり、予めストックされた文化内容を伝えるのではなく、生きることの根源的な意味を問いかけることを指しています。

教師としての役割は、単に知識を伝えるだけではなく、生徒たちに善き生き方を問いかけることが重要であると述べられています。

授業が終わった後は、省察することが大切です。

授業を実践している中での手応えや違和感をもとに自分の言葉で語ることができるようにしていきましょう。

具体的な視点を設けて省察することは、子供についての事実を大切にした授業の構想につなげやすくなります。

また、ひとりで省察をすることも大切ですがときには同僚など他の教師に見てもらうことも大切です。

その際には、子供の具体的な事実を大切にしてアドバイスをもらったり、代案をもらったりできると思います。

そのとき、自分の授業観が揺さぶられたり、再構築するきっかけが生まれたりして、教師として「学び続ける」ことにつながります。