【るろうに剣心】映画『るろうに剣心 "京都大火編"』のあらすじと感想

『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚』は週刊少年ジャンプで連載された大人気歴史シリーズで、実写映画の大ヒットの影響もあり、今なお根強い人気を誇っています。

2012年に大ヒットを記録した『るろうに剣心』ですが、2014年には「京都大火編」、「伝説の最期編」の2部作の同時公開も行いました。

そして今年4月23日、6月4日にはシリーズ第4部・第5部の公開も決まっています。

この記事では最新シリーズ公開前の振り返りとして、シリーズ第2作『るろうに剣心 京都大火編』のネタバレ・解説をしていきます。

『るろうに剣心』映画2作目は、マンガやアニメのイメージを損なわずに楽しめる作品です。

特に注目すべきは、低姿勢での移動やスピード感あふれるアクションシーンです。

カメラアングルやキャスティングも満足できるものであり、原作を知らなくても魅了される内容となっています。

次回作への引きも良く、見やすい実写映画としておすすめです。

突然鐘がなり志々雄の一味が現れ、剣心は一味を倒していく。

しかし、宗次郎に連れられた場所で志々雄の姿が現れる。

志々雄が望む新時代構想に怒りを見せた剣心は志々雄に「刀を取れ」と言うが、剣心の相手は宗次郎が立ち向かった。

２人は決闘し、宗次郎に刀を折られてしまった剣心。

一方の志々雄は隠れ家で「十本刀」を集結させるように命令し、国取りが開始された。

剣心は京都に来たのは志々雄との決着を付けるためであり、折れた「逆刃刀の生みの親、新井赤空を探してくれ」と協力を願った。

剣心の逆刃刀を折った宗次郎との対峙後、剣心は京都に辿り着き、葵屋に居候することになります。

剣心は逆刃刀に代わる新たな刀を手に入れるため、新井赤空の捜索を依頼します。

しかし、新井は既に亡くなっており、息子の青空にも刀は作らないと言われます。

しかし、青空の子供が人質にされたことで、青空は父親が最後に作成した逆刃刀・真打の存在を思い出し、剣心に託します。

剣心は張を倒し、赤ん坊を奪還することに成功し、薫と左之助と合流します。

斎藤一は張から志々雄が京都に火を放つという情報を聞き出します。

志々雄は明治維新の頃の池田屋事件を模して犯行を行おうと画策していました。

原作でも特に面白い京都編の映画化、待ってました！

志々雄様がちゃんと超グロいし、宗次郎めっちゃサイコパスだし終始楽しかった。

でも薫がおとなしくて、存在感がなかった。

京都まで追いかけてきただけの足手纏いな人になってしまっていたのがちょっと残念。

「京都大火」の歴史を解説 志々雄が模倣したのは？

京都大火の計画を聞いたとき、志々雄真実の本当の狙いが東京だったと気づいたとき、剣心も斎藤も、史実と絡めて志々雄の狙いを読み解いていました。

以下では「京都大火」に関係する幕末の出来事を解説し、志々雄の真の狙いを考察していきます。

この戦いでは幕府の将軍・徳川慶喜が早々に敵前逃亡し、敗走先の江戸にて無血開城が成り立ち、維新側が勝利することになりました。

しかし慶喜敗走の直後に、志々雄は同志から燃やされることになります。

新政府の拠点となる東京まで行けなかった志々雄。

口封じのため京都で切り捨てられたのです。

だから志々雄は今度こそ東京を目指そうとしていたのではないでしょうか。

歴史をなぞり、東京で明治政府を根幹から覆そうとしていたのではないでしょうか。

京都で切り捨てたはずの明治政府の“暗部”が、東京を支配し国を作り替える。

それこそが志々雄の考える「国盗り」ではないでしょうか。

政府に利用されることを恐れた志々雄は、身体に火をつけられるが一命を取り留め、全身包帯の姿で明治政府へ復讐を仕掛けてきた。

志々雄は戦好きや武器商人などを集め、兵力を形成し、政府の討伐隊を壊滅させていた。

剣心は最後の望みを託され、斬れない刀〈逆刃刀〉を手に京都へ向かう。

剣心の最期の戦いが始まる。

映画『るろうに剣心 京都大火編』は、剣心の最大の敵である志々雄真実が動き出すパートを映画化したアクション映画であり、2014年に製作された。

139分の上映時間を持ち、大友啓史が監督を務めた。

主演は佐藤健で、剣心役を演じている。

他にも武井咲、伊勢谷友介、青木崇高などがキャストに名を連ねている。

物語は、剣心が自分の後輩である志々雄真実の企みを止めるために京都へ向かうという展開で進行する。

映画はアクションジャンルに分類され、原作でも人気の高いパートを映画化しているため、ファンからの期待も高かった。

特に藤原竜也が演じた志々雄真実と神木隆之介が演じた瀬田宗次郎の演技は高く評価され、映画の魅力を引き立てている。

『るろうに剣心 京都大火編』は、最狂の敵役・志々雄真実の登場により、スケールアップしたアクションと人間ドラマが見どころの作品です。

アクション監督の谷垣健治が前作に続いて務め、剣心と対戦する敵役たちが画面狭しと暴れまくる迫力満点の戦闘シーンは圧巻です。

また、豪華キャストが演じる魅力的なキャラクターにも注目です。

映画「るろうに剣心 最終章 The Final」は、ビジュアルや表情、そしてアクションの総合的な評価が高く、特に殺陣の迫力が作品を追うごとに増しています。

今作では、瀬田宗次郎や刀狩の張との1対1での対決シーンが大きな見どころとなっています。

また、藤原竜也が演じる志々雄真実や神木隆之介が演じる瀬田宗次郎など、キャストの演技も評価されています。

この2部作は原作に忠実でありながら、実写版ならではの魅力も兼ね備えています。

実写化映画としては異例の高評価・大ヒットを記録し、世界から高い評価を受ける「るろうに剣心」シリーズ。

今回はそんな同シリーズの中でも特に人気の高い2作目「京都大火編」のあらすじ・ネタバレと、気になるファンの感想や評価を紹介します。