【棟方志功】棟方志功展の魅力に迫る！！生誕120年を記念した特別展

棟方志功は、1955年のサンパウロビエンナーレ国際美術展で版画部門最高賞を受賞し、1956年のヴェネツィア・ビエンナーレ国際美術展でグランプリの国際版画大賞を受賞した代表作を持っています。

その中でも注目すべき作品は「女人観世音板画巻」です。

この作品は、東京・上野の博物館で見た興福寺の仏像に着想を得て制作され、黒い面で女体を表現した唯一の作品です。

棟方志功にとって長い間温めてきたテーマを新たな技法で表現し、新天地を開いた作品と言えます。

青森、東京、富山の三つの地域を巡回する大回顧展が開催されます。

棟方志功が芸術家として大成していく過程で大きな影響を与えた土地であり、彼の生誕120年を記念して開催されます。

展示では、棟方志功の超大作《幾利壽當頌耶蘇十二使徒屏風》や倭画の名作《華厳松》が公開されます。

会期中には一部の展示替えも行われます。

富山県美術館は、棟方志功の作品を展示する企画展を開催しています。

棟方志功は世界的に評価されており、その作品は今でも人気があります。

棟方志功は青森、東京、富山の3つの地域で居住し、創作の拠点としました。

これらの地域は、棟方志功の芸術家としての形成に大きな影響を与えました。

棟方志功は版画や倭画の重要作を制作し、創作活動の転機となった芸術家である。

棟方の生誕120年を記念して、各地域の美術館が協力して開催される展覧会では、棟方と各地域の関わりを軸に、棟方の多岐に渡る活動が紹介され、棟方志功とはどのような芸術家であったのかが再考される。

展覧会のカタログには誤りがあるため、正誤表を参照することが必要である。

棟方志功は、1903年から1975年にかけて活動した日本の木版画家です。

彼はゴッホの作品に感銘を受けて油絵画家を志しましたが、後に木版画の世界で独自の境地を築きました。

彼の作品は女性や菩薩の姿を描いた力強いものであり、日本の近代画壇で版画の地位を向上させるだけでなく、世界的な芸術家としても知られています。

彼の作品は現在でも多くの人々に愛されており、彼の芸術の世界を解説することで、彼の功績と影響力を紹介します。

棟方志功は、彫り方の多彩なバリエーションやダイナミックな構図、木の肌の質感を生かした彩色バランスが特徴的な作品を制作しました。

彫刻刀で掘った部分が白い点や線となり、残りの板の部分が黒い面となる板画では、彫ることで生まれる白と黒の対比こそ美しいと棟方は感じたのでしょう。

彫刻刀の使い分けによって鋭いストレートな彫り跡やゆるやかにカーブしたソフトな彫り跡など、実に多彩な彫り方をしています。

また、棟方の作品は画面いっぱいに広がるダイナミックな構図が特徴的であり、骨太で力強い生命力のたぎりを感じさせる独創的な世界があります。

さらに、木の肌理を生かすために微細な彩色バランスが取られており、白と黒のバランスから生まれる美しさに加えて彩色を施すことでさらなる表現を試みました。

棟方志功は禽虫2題、十和田奥入瀬、蟹集まる、犬吠崎2題、十和田、里芋ばたけ、亀田・長谷川邸の裏庭、青森・合浦の公園、鯨群がる、渦巻く鳴門、竜飛渦巻く、合浦・青森の公園、越後・加茂にての庭、亀田・長谷川邸の内園、季節々々の花籠、桃真盛り、証々寺の庭、薬師寺の庭、海峡寺・桜の庭、青森・瀬野村の山、青森・蛸田村の沼、首の鳥、昔の鳥、万朶譜、ラジオ体操、ウオーミングアップ、大和し美し版画巻などの作品を出品した。

9月、高島屋日本橋店で「棟方志功油絵展覧会」を開催し、「十和田湖神社」など27点出品。

12月、この出品油絵のほとんどを収録した唯一の油彩画集『棟方志功画集』が昭森社より発行される。

棟方志功は1937年に初めて裏彩色の技法を用いた作品である『観音経板画巻』全三十七柵を制作しました。

棟方志功は、版画家としての評価を得ているが、彼の活動は版画にとどまらず、デザインやメディア出演など幅広い領域にわたっていた。

彼の生誕120年を記念して、富山県美術館、青森県立美術館、東京国立近代美術館の3つの美術館が協力して展覧会を開催し、棟方の多岐にわたる活動を紹介している。

展覧会では、棟方と各地域の関わりを軸に、版画、倭画、油彩画などの作品だけでなく、本の装幀や挿絵、包装紙などのデザイン、映画・テレビ・ラジオ出演なども紹介されている。

棟方志功の芸術家としての姿を再考する機会となっている。