京都中央郵便局の再開発計画と建て替えの最新情報

日本郵便とJR西日本グループの共同プロジェクトとして、京都中央郵便局と西第２駐車場の再開発計画が進行中です。

郵便局の窓口業務は2025年に京都駅周辺に移転し、2029年度に開業する予定です。

京都市に計画されている高層複合ビルの敷地面積は約10,200㎡で、地上14階、地下4階の建物で、延床面積は約130,000㎡です。

ビルの高さは約60mで、京都駅ビルとほぼ同じです。

ビルの内部では、11階から14階にはホテルが誘致される予定で、3階から10階はオフィス、1階と2階は商業施設になる予定です。

また、1階にはバスターミナルや広場が整備され、地下には駐車場が設けられます。

ビルは連絡通路で駅に直結し、利便性が高まる予定です。

開発構想届は11月22日に提出され、地元向けの説明会は12月4日に開催されます。

京都駅ビルは、東西の長さが約470mもあり、1997年に全面開業しました。

日本の鉄道駅舎としては異例の国際指名コンペ方式で建設されました。

京都市の都心部では高さ規制が厳しいため、特例措置が設けられ、最大高さを60mに抑えることとなりました。

この特例措置により、圧迫感を回避したデザインが採用されました。

京都駅ビルは「原広司＋アトリエ・ファイ建築研究所」の作品であり、その他にも「梅田スカイビル」や「札幌ドーム」などの代表作があります。

京都プロジェクトは、建物の高さが2倍になり、延床面積も2倍の大型複合施設になる予定です。

京都駅前の立地を最大限に生かし、京都の街並みに配慮した建物になる予定です。

地下街や京都駅ビルとの接続により、立体的な歩行者回遊ネットワークの形成を検討しており、ホテルやオフィス、商業施設にとってもプラスになる可能性があります。

2021年の資料では、地上45mの建物を含めた3つの案で検討を進めており、B案を基本として環境配慮や賑わい、魅力づくりに向けた事業計画を進めていく予定です。