東横線Qシートの魅力とは？急行への導入理由とは

東急電鉄は８月１０日（木）から、東横線で有料座席指定サービス「Qシート」の運用を開始しました。

Qシートは東急電鉄が実施している有料座席指定サービスであり、大井町線～田園都市線の直通急行列車に続き、東横線で２例目となります。

東急線の列車は基本的に全車自由席ですが、Qシート車両だけは指定席車両となっており、利用には別途指定券（大人・こども同額、区間にかかわらず５００円）を購入する必要があります。

ただし、みなとみらい線内（横浜～元町・中華街）は指定券なしで自由に乗降できます。

東急電鉄はコロナ渦や人口減少による減収を補うために、Qシートを導入して客単価を高める施策を打つことになりました。

東横線は利用者が多く、朝夕は混雑しているため、Qシートは需要が見込めます。

ライバルのJRが湘南新宿ラインにグリーン車を連結して走らせていることから、快適性の面でも競争力を持つことができるでしょう。

東横線のQシート導入による利用の変化や今後のサービス展開に注目が集まっています。

Qシートが導入された急行列車は、全て渋谷始発の元町・中華街行きであり、東急東横線と横浜高速鉄道みなとみらい線しか通らないという共通点を持っています。

通勤特急や特急は、渋谷から先の東京メトロ副都心線や東武東上線、西武池袋線に直通する列車が多く、東横線・みなとみらい線だけで完結する列車は少ないという特徴があります。

東急電鉄は中期事業戦略の一つとして、都市交通における快適性の向上を掲げている。

そのため、新たな通勤スタイルの枠を超えて発展することが期待されている。

東急は、東横線の一部区間で「Q SEAT」という指定席を導入していますが、混雑している一般車両の利用者からは不満の声もあります。

しかし、現状では混雑に余裕がある渋谷始発以外での導入は困難であり、将来的にはラッシュ時の混雑率が低下することが予測されています。

東急はこの状況を見極めながら、「Q SEAT」の拡大を検討していくと思われます。

東急電鉄は、東横線とみなとみらい線の優等列車（急行）にQシートを導入しました。

これは利用状況や需要を見極めるための試みであり、東京メトロの他の路線にもQシートが設定される可能性があります。

東急電鉄は、既に有料列車が導入されているため、利用状況が好調であれば、東京メトロ副都心線からの直通列車にもQシートが設定されると予想されます。