野球の奪三振率の計算方法と歴代ランキングを解説

本記事では、野球における投手の指標である「奪三振率」について詳しく解説しています。

奪三振率は、1試合(=9イニング)平均の奪三振数を表す指標であり、投手の能力を示す重要な要素です。

奪三振率の数値が高いほど、投手の三振を奪う能力が高いことを示します。

また、奪三振率は1人の打者から三振を奪える確率ではないことにも注意が必要です。

藤川球児は「火の玉ストレート」で有名な投手であり、彼の投げるストレートは対戦した打者のほとんどが「浮き上がる」と評するほどの魔球とされている。

彼の通算奪三振率はNPB史上最高であり、通算782試合に登板して935回1／3を投げ、奪三振率は11・74である。

この記録は通算500試合以上、900回以上の投手をも凌駕しており、実働17年間で15度も奪三振数が投球回数を上回っている。

さらに36歳のシーズン以降も奪三振率11・33を記録し、NPB復帰後も高い記録を残している。

奪三振率は投手の奪三振能力を示す指標であり、1試合あたりの奪三振数を表しています。

高い奪三振率は奪三振能力に優れた投手を示し、奪三振数に関してのタイトルは最多奪三振賞として表彰されます。

奪三振率の計算方法は簡単で、評価の目安も明確に示されています。

ペース配分を考えながら長いイニングを投げる先発投手よりも、短いイニングを全力投球できるリリーフ投手の方が奪三振率は高くなる傾向があります。

奪三振率は7.5を超えると高いと評価され、9（1イニングに１つは三振を取る）を超えると奪三振投手と評価されます。

奪三振数は日本プロ野球機構（NPB）により公式に記録されますが、奪三振率は公式記録ではなく、タイトル（表彰）の対象にもなっていません。

奪三振率の計算方法は奪三振数 × 9 ÷投球回1試合あたりの平均を算出するだけの、簡単な計算式ですね。

奪三振率は、(奪三振数×9) ÷ 投球回で計算され、これによって1試合で平均の奪三振を求めることができます。

イニング数をかけることで1試合の平均を算出し、小学生や中学生の軟式野球の場合は、1試合が7回までで行われることが一般的なため、イニング数の計算には注意が必要です。