20代の大卒割合と就職現実！ニートやフリーターの割合も解説

文部科学省の「平成29年度学校基本調査」によると、2017年に高校を卒業して進学した人は71%であり、そのうち短大や大学に進学したのは54.8％、専門学校に進学した人の割合は16.2％である。

残りの29%が進学をしていない人であり、この中には進学以外の選択をした人が含まれる。

高卒者の就職率は17.7%であり、一時的な仕事に就いた人や何もしていない人も含めると、高卒での就職率は20%前後であると考えられる。

高卒者の離職率は36.9%であり、雇用する側にとってもマイナスになる。

2020年の求人数は前年比で20%減少し、新型コロナウイルスの影響が最大の原因とされている。

厚生労働省の調査によると、高卒者と大卒者の男性の給与には約20,000円〜100,000円もの差があり、高卒者は就職率は6割以上あるものの、給与面では大卒より劣る傾向にある。

また、高卒者の離職率は36.9％であり、大卒者よりも高く、定着していないことがわかる。

これからの高卒就職については、インターネットやAI技術の発達により、単純作業は年々AIに代替され始めており、求人が減少する可能性がある。

給与面も高卒者より大卒者の方が高いため、高卒以上の学歴取得がおすすめされているが、高卒者でも就職できる企業は豊富に存在しており、スキル経験を身に着けることでキャリアアップも可能である。

大学や専門学校に進学するのは一般的だが、社会に出てから再び学校に行くことは企業からは疑問視される。

面接での質問にはっきり答えられない場合、学校に行く必要があるのか独学で学ぶことも考えられる。

20代後半で学校に行くと就職に不利になる可能性が高く、早めに就職した方が良いとされる。

2021年現在の日本では多くの業界で人手不足があり、求人が有り余っている状況である。

文部科学省の「平成30年度学校基本調査について」によると、大学を卒業した者の進路についての結果が発表された。

全体のうち9.4%が大学を卒業してからニートになることが分かった。

また、大卒男性の4.1％、大卒女性の8.6％の割合の人が、フリーターとして働いていることも明らかになった。

大学を卒業してから正社員として働くメリットについても紹介されている。

高卒で就職することのメリットとして、結婚費用や将来の起業費用を早い段階から貯蓄できることが挙げられます。

また、大学進学に比べて学費を抑えられる点も魅力的であり、2021年度の平均的な大学進学費用についても詳細に述べられています。

さらに、高卒で就職することによるデメリットとして、生涯年収が低くなりやすいという点が示され、厚生労働省の調査データを引用して具体的な数字で説明されています。

大学を卒業して年収を上げるために一流企業に就職することが難しく、30年間良好な経営状態が続く可能性が低いため、安泰とは限らない。

また、大卒者の平均年収を押し上げているのは上場企業の役員や管理職クラスの会社員であり、役員や昇進には学歴が重要視される。

さらに、一流企業に就職できたとしても、企業の経営状態が変化し、潰れる可能性もある。