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【金田一耕助の岡山・兵庫県境殺人事件】悪魔の手毬唄の謎を解き明かせ!

「悪魔の手毬唄」の舞台は、岡山と兵庫県境の秘境、鬼首村。この地方に残る不気味な手毬唄が事件の鍵を握っています。さあ、金田一耕助と一緒に、この謎に迫っていきましょう!

毬唄

悪魔の手毬唄

毬唄

金田一耕助が、村に伝わる「手毬唄」の歌詞をなぞるように異様な構図で死体が発見される殺人事件に遭遇します。

金田一耕助が異様な構図で死体が発見される殺人事件に遭遇します。

1947年に発表された小説『悪魔の手毬唄』は、1970年代に再び映画化され、テレビドラマも放映されるなど、人気作品となっています。

物語の舞台は昭和30年の岡山と兵庫の県境にある鬼首村の温泉宿「亀の湯」で、金田一耕助が静養のために訪れます

そこで、村に伝わる「手毬唄」の歌詞をなぞるように異様な構図で死体が発見される殺人事件に遭遇します。

さまざまな伏線とミスリードが見事にちりばめられ、曰くありげな手毬唄、正体不明の老婆、怪しげな詐欺師、因縁めいた旧家などが物語を彩ります。

また、当時の因習や閉鎖的な空気感がストーリー全体に漂い、物悲しさを伴う怖さを演出しています。

➡️ 続きを読む横溝正史が生みだした名探偵「金田一耕助シリーズ」の最高傑作は...あなたにオススメの本に出会えるコラム | ブックオフオンラインコラムあなたにオススメの本に出会えるコラム | ブックオフオンラインコラム出典/画像元: http://pro.bookoffonline.co.jp/hon-deai/mystery-shousetsu/20171019-kindaichi-kousuke-series-best.html

昭和初期の閉鎖的な村社会を舞台に、手毬唄の謎が事件を複雑怪奇なものにしています。横溝正史さんらしい、因習と怖さが入り混じった世界観が魅力ですね。

金田一耕助

金田一耕助シリーズの最高傑作

金田一耕助

金田一耕助シリーズの最高傑作は……?

「獄門島」。

横溝正史の名探偵・金田一耕助シリーズの一編、「獄門島」は、戦後の世相、閉鎖的で封建的な島、因習の業、怪奇など、横溝ワールドを存分に味わえる作品です。

金田一耕助が戦友の妹である不気味な三姉妹に出会い、おぞましい連続殺人事件が始まるという展開は、読者を引き込むこと間違いなし。

プロット、世界観、トリック、人間描写、金田一の苦悩と思考など、あらゆる面で優れた作品と言えるでしょう。

➡️ 続きを読む横溝正史が生みだした名探偵「金田一耕助シリーズ」の最高傑作は...あなたにオススメの本に出会えるコラム | ブックオフオンラインコラムあなたにオススメの本に出会えるコラム | ブックオフオンラインコラム出典/画像元: http://pro.bookoffonline.co.jp/hon-deai/mystery-shousetsu/20171019-kindaichi-kousuke-series-best.html

「獄門島」は、因習や怪奇が渦巻く横溝ワールドの傑作。金田一耕助の鋭い推理が、戦後の闇に包まれた連続殺人に迫っていく展開に引き込まれちゃいます。

愛憎劇

獄門島の愛憎劇

1976年の映画「獄門島」は、犬神財閥の遺言によって引き起こされる一族の争いを描いた作品です。

物語は終戦直後の昭和21年の獄門島を舞台にしており、戦争の影響や愛憎劇が重要な要素となっています。

原作では映像で表現しきれない詳細な部分が描かれており、スケキヨの奇妙なマスク姿や湖面から出る2本足のシーンなど、読者のイマジネーションを刺激する要素も含まれています。

➡️ 続きを読む横溝正史が生みだした名探偵「金田一耕助シリーズ」の最高傑作は...あなたにオススメの本に出会えるコラム | ブックオフオンラインコラムあなたにオススメの本に出会えるコラム | ブックオフオンラインコラム出典: http://pro.bookoffonline.co.jp/hon-deai/mystery-shousetsu/20171019-kindaichi-kousuke-series-best.html

映画「獄門島」では、原作では表現しきれない部分が映像化されていて、スケキヨの不気味さや湖面のあのシーンが印象に残ります。原作と映画、両方で楽しめそうですね。

横溝正史 映画 順番

横溝正史映画化作品は公開順に並んでいるわけではない

噂によると横溝正史の映画化作品は公開順に並んでいるとのことですが、これは誤りです。

公開順は公開日によって決定され、公開された順番とは異なります

➡️ 続きを読む検索結果 「横溝正史 映画 順番」GoogleGoogle出典: https://www.google.com/search?q=横溝正史 映画 順番

公開順が公開日によって決まるのは当たり前ですよね。でも、横溝正史さんの映画化作品が公開順に並んでいると思ってしまうのは、それだけ一貫した世界観が魅力的なんでしょうね。

金田一耕助

金田一耕助シリーズの代表作

金田一耕助

金田一耕助シリーズの代表作は?

本陣殺人事件が代表作です。

横溝正史が生み出した名探偵「金田一耕助シリーズ」は、昭和を代表するミステリー作家である横溝正史氏による数多くの名作の中でも特に注目されています。

その中でも戦後間もなく誕生した名探偵「金田一耕助シリーズ」は、増悪、愛欲、執念、怨念、因縁、闇深い過去、閉鎖的社会など、ドロドロとした雰囲気で描かれる世界が多くの読者を魅了しています。

本陣殺人事件は、その第1作であり、雪景色が美しい日本家屋での密室殺人事件という本格ミステリーでありながら、トリックではなく犯人とその動機を巧妙にミスリードする面白さがあります。

また、独特の雰囲気が作られていることも本書の魅力です。

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「金田一耕助シリーズ」は、戦後のドロドロとした雰囲気の中で繰り広げられる人間ドラマが秀逸。特に本陣殺人事件は、密室の中で起こるトリックよりも、犯人の動機に注目する構成が面白いと思います。

惨劇

閉鎖的な村での惨劇

惨劇

この作品は金田一耕助シリーズで最も有名な作品と言えるでしょう。

金田一耕助シリーズで最も有名な作品。

横溝正史氏の作品の中で最も多く映像化されている『八つ墓村』は、閉鎖的な村で起こる惨劇や怪奇的な雰囲気など、横溝氏ならではの世界が繰り広げられます

伝説の財宝をめぐる洞窟内での冒険や恋愛要素も盛り込まれ、推理小説らしくない一作です。

恐ろしいだけのホラーものとは一線を画した繊細な人間描写や壮大な世界観を味わうことができます。

➡️ 続きを読む横溝正史が生みだした名探偵「金田一耕助シリーズ」の最高傑作は...あなたにオススメの本に出会えるコラム | ブックオフオンラインコラムあなたにオススメの本に出会えるコラム | ブックオフオンラインコラム出典/画像元: http://pro.bookoffonline.co.jp/hon-deai/mystery-shousetsu/20171019-kindaichi-kousuke-series-best.html

八つ墓村では、推理小説を超えた壮大な世界観が展開されます。洞窟内での冒険や恋愛要素が加わって、ホラーを超えた人間模様が楽しめる。横溝正史さんの面目躍如ですね。

横溝正史さんの作品は、いずれも密室殺人や奇抜なトリックといった本格ミステリーの要素が盛り込まれていますが、それ以上に人間ドラマや因習を描くことで、独特の世界観を確立しています。今回は、横溝作品の代表的な6作品を紹介しましたが、皆さんのお気に入りは見つかりましたか?また他の機会に、さらに深く横溝ワールドを掘り下げていきたいと思います。