薬屋のひとりごと小説ネタバレ解説とあらすじ - 後宮を舞台にした小説の魅力を探る

日向夏によるファンタジー小説『薬屋のひとりごと』は、オリエンタルな雰囲気漂う世界を舞台に、薬師として働く少女・猫猫(マオマオ)が後宮で起こる不可解な事件を薬学の専門知識で紐解いていくミステリー作品。

猫猫は山で薬草集めをしていたところ人攫いに遭い、後宮に下女として売り払われてしまう。

しかし、彼女は宮殿内で呪いと噂されていた皇子の衰弱事件と連続する不審死の謎を、薬学の知識を使って人知れず解いていた。

この事件の解決をきっかけに猫猫は、みんなが羨む美形の宦官・壬氏(じんし)に一目置かれるように。

さらに玉葉(ぎょくよう)妃付きの侍女となり、彼女の毒見役としてあらゆる不可解な出来事を持ち前の知識で紐解いていくのでした。

壬氏は猫猫のことも当初は手駒のひとつとして利用しようと目論むが、彼の色目は彼女には効果がなく…。

自身の美貌になびかず、さらに薬と毒に執着する猫猫に興味を持ちはじめる。

サスペンスや恋愛など、多彩なジャンルを組み合わせた斬新な作品！

壬氏と猫猫の謎めいた関係が明らかになり、後宮での複雑な人間関係が描かれる。

猫猫の実の父である羅漢の正体や壬氏の宦官でないことが判明し、猫猫の周りには様々な思惑が渦巻いている。

猫猫は拉致され、壬氏は彼女を救うために行動するが、猫猫の出自がバレて後宮に居場所がなくなる。

『薬屋のひとりごと』8巻では、壬氏と猫猫の関係がさらに深まりつつあります。

壬氏は自らの身体に玉葉后の紋の焼印を押し、猫猫以外と結婚する気がないと宣言する場面が印象的です。

一方、9巻では猫猫が火傷を負い、その治療のため壬氏のもとへ通うことになります。

この出来事をきっかけに、猫猫は医学の勉強を始めることを決意し、壬氏や羅漢らとともに玉葉后の故郷である西都への遠征に向かう展開が描かれます。

新たなキャラクターも登場し、物語に新たな展開が予感されます。

楼蘭妃ロウランヒは生存が確認されており、その後に登場する「玉藻」という女の子が子翠であることが明らかになります。

薬屋のひとりごとの完結は原作小説の19巻になると予想されており、壬氏と猫猫の関係や物語の結末に注目が集まっています。

花街の薬屋を任された猫猫は、壬氏の命令で西都へ向かうことになります。

しかし、皇弟の花嫁探しを兼ねた旅で、猫猫たちは再び陰謀に巻き込まれることに。

壬氏の生みの親が阿多(アードゥオ)妃であることも明らかになり、猫猫の親族である羅一族も多数登場します。

猫猫の恋路に動きが見えた胸キュン巻。

これから恋愛描写も増えていくんでしょうか。