オッドアイって実はレアなの?目の色の秘密に迫る!遺伝子とメラニン色素の関係とは!?
💡 左右の目の色が異なる「オッドアイ」は、遺伝子によって決まる
💡 目の色は、メラニン色素の量によって決まる
💡 世界で最も一般的な目の色は茶色
それでは、最初の章に移りましょう。
目の色の種類と特徴
目の色は、実に多様ですね。
✅ 「オッドアイ」は左右の瞳の色が異なる虹彩異色症で、ネコだけでなく人間にも存在する。
✅ オッドアイは色の違いがはっきりしているものだけでなく、濃さや大きさの違いといった微妙な違いもある。
✅ オッドアイは生まれつきと後天性のものがあり、日本での出現率は1万人に1人と非常に稀である。
さらに読む ⇒金目銀目の印象的な瞳たち。オッドアイの猫たちをご覧ください : マランダー出典/画像元: http://marandr.com/22741497人間だけでなく、動物にもオッドアイが存在するとは、驚きですね。
瞳の色は人によってさまざまですが、その中でも虹色のアースアイが特に美しいとされています。
アースアイは、青と茶色のグラデーションや、模様に沿った色合いが特徴です。
光の当たり方や見る角度によっても見え方が変化するのがアースアイの大きな魅力で、吸い込まれるような神秘的な美しさを持っています。
また、オッドアイとは左右の瞳の色が異なる状態で、先天的な遺伝子の影響や後天的な要因によって発生します。
オッドアイは古くから縁起の良い生き物とされ、特に片目が黄色系、もう片目が青色系のネコは「金目銀目」と呼ばれて珍重されてきました。
そうやねー、知らんかったわ。
オッドアイの特徴と種類
では、オッドアイの特徴について詳しく見ていきましょう。
公開日:2018/03/20
✅ オッドアイの猫とは、左右の目の虹彩の色が異なる猫のことです。先天的な遺伝子変異が原因である場合が多く、特に白い被毛の猫に多く見られます。白猫の場合、約25%の確率でオッドアイになるといわれています。
✅ オッドアイの猫は、聴覚障害や皮膚が弱くなるなどの特徴を持つ可能性があります。聴覚障害は青い目の側の耳に起こりやすく、皮膚は紫外線に弱いため皮膚病や皮膚がんに注意が必要です。
✅ オッドアイの猫は、遺伝子の異常によって身体が弱く、寿命が短くなる傾向があります。また、白い被毛が目立つため、自然界では敵に見つかりやすく、危険に遭いやすいという側面もあります。そのため、完全室内飼育が推奨されます。
さらに読む ⇒猫との暮らしを応援する専門情報サイト | ねこちゃんホンポ出典/画像元: https://nekochan.jp/cattype/article/2979オッドアイの猫は、可愛らしい見た目とは裏腹に、健康面で注意が必要なのですね。
オッドアイは、人間だけでなく猫や犬などさまざまな動物に発生します。
猫では白い毛の三毛猫や二毛猫に多く見られ、犬ではシベリアンハスキーなどの特定の犬種に多く見られます。
オッドアイの猫は聴覚障害や皮膚が弱くなる可能性があり、寿命も短くなる傾向がありますが、完全室内飼いにすることで危険を回避できます。
さらに、オッドアイには虹彩の色が緑と茶色、青と茶色、青と灰色など、さまざまなパターンがあります。
まれに、左右の瞳の色が全く異なる場合もあり、この状態は完全オッドアイと呼ばれています。
あら、そうなんですか。でも、オッドアイの猫は、神秘的な魅力がありますね。
目の色の遺伝と変化
続いて、目の色の遺伝について説明します。
✅ 目の色は、虹彩の色素沈着によって決まり、両親から受け継いだ遺伝子によって左右されます。ただし、目の色は単純に両親の色を混ぜ合わせたものではなく、複数の遺伝子の組み合わせによって決まります。また、幼少期には目の色が変化する場合があり、特に白人では青い目から茶色に変わる場合が多いです。
✅ 目の色は、瞳孔の大きさが変化することで少し変化することがあります。例えば、明暗や感情によって瞳孔の大きさが変わり、虹彩の色素が圧縮または拡大するためです。また、年齢とともに目の色が変化することもあり、特に白人では茶色からヘーゼルに変化することがあります。
✅ 目の色が劇的に変化したり、片方の目が他の目と異なる色になったりする場合は、フックス虹彩毛様体炎、ホルネル症候群、または色素性緑内障などの目の疾患の兆候である可能性があります。このような変化が見られた場合は、眼科医に相談することが重要です。
さらに読む ⇒All About Vision - Complete Guide To Vision and Eye Care出典/画像元: https://www.allaboutvision.com/ja-jp/me-no-kaibougaku/me-no-iro/目の色は、遺伝子だけでなく、年齢や環境によっても変化するんですね。
目の色は、3つの遺伝子によって決まりますが、最も一般的な色(緑、茶、青)については2つの遺伝子によって決まります。
幼少期の早い段階で目の色は変わる可能性があり、感情や年齢によっても変化することがあります。
また、虹彩異色症は、左右の目の色が異なる状態で、発達中の色素輸送の欠陥などが原因で発生します。
目の色はメラニン色素の量に左右されますが、メラニン色素の生成や貯蔵に関わる遺伝子の変異によっても変化します。
たとえば、OCA2遺伝子の変異は青い目の原因となることが多く、HERC2遺伝子の変異は茶色の目の原因となることが分かっています。
へぇー、知らんかったわ。
目の色に関わる遺伝子
目の色に関わる遺伝子について、より詳しく見ていきましょう。
✅ 仲田洋美医師は、日本内科学会内科専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医の資格を持ち、ミネルバクリニック院長を務めています。
✅ 仲田医師は、患者様の心に寄り添った診療を心がけています。
✅ 仲田医師のプロフィールは、記事内で確認できます。
さらに読む ⇒ミネルバクリニック|NIPT(新型出生前診断)・遺伝子検査出典/画像元: https://minerva-clinic.or.jp/genetictesting/gene-list/o/oca2/仲田医師の説明、分かりやすくてためになりますね。
目の色に関わる遺伝子は、メラニンの生成や貯蔵に関わっています。
主な遺伝子はOCA2遺伝子とHERC2遺伝子で、その他にもASIP、IRF4などの遺伝子が目の色に影響を与えます。
目の色の遺伝は複雑で、眼白皮症や眼皮膚白皮症などの目の色に関わる疾患もあります。
これら遺伝子の相互作用により、一人ひとりの目の色が決まります。
遺伝子の組み合わせによっては、非常に珍しい目の色を持つ人もいます。
たとえば、アンバーアイは、遺伝子の変異によってメラニン色素がほとんど生成されず、オレンジや黄色に見える目の色です。
そうやねー、でも、興味深い話やね。
世界の目の色の分布
では、世界の目の色の分布についてご紹介します。
公開日:2022/04/19
✅ 瞳の色はブラウン、ヘーゼル、アンバー、グリーン、グレー、ブルーの6種類に大別され、メラニン色素の量によって色が決まります。
✅ それぞれの色の特徴は、ブラウンが最も一般的な色、ヘーゼルはダークグリーンとライトブラウンの中間色、アンバーはイエローやゴールドが混ざった色、グリーンは適度なメラニン色素による色、グレーはブルーよりもメラニン色素が多く、ブルーはメラニン色素が極端に少ない色です。
✅ 瞳の色によって見え方や眩しさに違いがあるのかは、次回のブログで詳しく説明します。
さらに読む ⇒偏光レンズ・偏光サングラスはTALEX(タレックス)出典/画像元: https://talex.co.jp/blog/?p=3057世界で見ると、目の色の分布が地域によって異なるんですね。
興味深いですね。
最も一般的な目の色は茶色で、次にヘーゼル、青色、緑色の順になります。
目の色はメラニンの量にも影響を受け、世界的に見るとアジアでは茶色の目が一般的で、ヨーロッパでは青色の目が一般的です。
ただし、地域によっても目の色の分布は異なります。
たとえば、アフリカ系の人々は茶色の目が圧倒的に多く、東アジアの人々は黒や茶色の目が一般的です。
また、遺伝子の変異によって、特定の地域に珍しい目の色を持つ人が集中している場合もあります。
あら、そうなんですか。でも、世界には、まだ知らないことがたくさんあるものですよ。
本日は、目の色の秘密についてご紹介しました。
💡 オッドアイは遺伝子によって決まる
💡 目の色は、メラニン色素の量によって決まる
💡 世界で最も一般的な目の色は茶色