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指定国立大学は、日本の未来を担うのか?新たな改革とは!?

指定国立大学は、日本の未来を担うのか?新たな改革とは!?

📘 この記事で分かる事!

💡 指定国立大学は、政府が選定した日本のトップレベル大学のこと

💡 研究・教育・社会連携の改革が期待されている

💡 産学連携によるイノベーション創出が注目されている

それでは、第一章、指定国立大学とは、というテーマで詳しく見ていきましょう。

指定国立大学とは

指定国立大学制度は、日本の高等教育の未来を左右する重要な制度ですね。

旧7帝大゛という言葉が使われなくなる!「指定国立大」が確固たるブランドに
旧7帝大゛という言葉が使われなくなる!「指定国立大」が確固たるブランドに

✅ 政府が「指定国立大学」選定を進める中、東京大学、京都大学など7大学が応募。選定された大学は、研究・教育・社会連携において新たな規制緩和を活用し、改革を進められる。

✅ 指定国立大学制度は、大学への助成金ではなく、自主的な改革と自立経営を促す方針。世界トップクラスの大学を目指し、産学連携によるイノベーション創出を強化していく。

✅ 経団連は東京大学と共同で「東大・経団連ベンチャー協創会議」を設立し、産学連携によるベンチャー企業の育成を支援。大学発ベンチャーの成功事例を全国に広げ、日本のイノベーションを加速させる。

さらに読む ⇒ ニュースイッチ by 日刊工業新聞社出典/画像元: https://newswitch.jp/p/8912

指定国立大学制度は、大学への助成金ではなく、自主的な改革と自立経営を促す方針なのですね。

指定国立大学は、文部科学省から特に教育や研究が優れた大学として認められた国立大学です。

2017年に制度が開始され、現在は全国で10校が指定されています。

指定国立大学は、研究費を増やし、大学の価値を高めるための制度です。

旧帝大は戦前の帝国大学を指し、現在も全国的に有名な大学群ですが、指定国立大学は現在の大学の教育や研究を評価して指定されています。

指定国立大学は偏差値が高く、世界大学ランキングでも高い評価を受けており、文学部、教育学部、法学部、経済学部、理学部、医学部など、幅広い学部があります。

指定国立大学は新たな大学の枠組みとして注目されており、学びたいことがきっと見つかるはずです。

そやな、うちも指定国立大学目指そかな。

指定国立大学の教育力

指定国立大学は、高い教育レベルと質の高い研究で知られています。

大学の゛教育力゛ランキング 3位東大、2位東工大 1位は?(1/2 ページ)

公開日:2021/08/08

大学の゛教育力゛ランキング 3位東大、2位東工大 1位は?(1/2 ページ)

✅ イギリスの高等教育機関ランキング「THE世界大学ランキング2021」で、日本の大学は278校がランクインしました。

✅ ランキングは、教育リソース、研究、引用、国際的な視点、産業収入の5つの指標に基づき評価されており、日本の大学は上位100位には入っていません。

✅ ランキングは毎年発表されており、日本の大学の国際的な競争力向上の必要性を示唆しています。

さらに読む ⇒ ITmedia ビジネスオンライン出典/画像元: https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2103/30/news116.html

世界大学ランキングでも上位に位置している大学が多いですね。

指定国立大学である東京大学、東北大学、京都大学は、教育力においても日本のトップレベルを誇っています。

東京大学は、教員1人あたりの学生数が少なく、きめ細やかな指導が期待できます。

また、英語による授業や実践的な科目を通じて、グローバル人材の育成にも力を入れています。

東北大学は、海外の大学との交流拠点や外国人留学生受け入れが充実しており、「国際性」に強みがあります。

また、「TGLプログラム」を通じて、専門知識とグローバルに活躍するための力を身に付けることができます。

京都大学は、大学院進学率が高く、研究志向の強い学生が多いです。

また、科研費の獲得額が多く、研究環境も充実しています。

1年生向けの「ILASセミナー」では、問題発見解決能力を養い、研究力の土台を築きます。

昔は、大学なんてみんな同じやったんやけどなぁ。

指定国立大学法人のメリットと取り組み

指定国立大学法人制度は、大学と企業の連携を促進し、新たなイノベーションを生み出す可能性を秘めています。

東大・経団連ベンチャー協創会議」発足 (2016年11月24日 No.3294)
東大・経団連ベンチャー協創会議」発足 (2016年11月24日 No.3294)

✅ 東京大学と経団連は、革新的な技術や社会システムを提供するベンチャー企業の創出・育成を目的とした「東大・経団連ベンチャー協創会議」を発足しました。

✅ 会議では、大学と企業の連携によるベンチャー支援、起業家育成プログラムの実施、大学発ベンチャーの成長支援などを推進し、新たな基幹産業の創出を目指します。

✅ 両者は、大学・企業・ベンチャーの連携進化に向けた議論を進め、産学官連携のベストプラクティスづくりを通じて、他の大学や企業への展開を目指します。

さらに読む ⇒一般社団法人 日本経済団体連合会 / Keidanren出典/画像元: https://www.keidanren.or.jp/journal/times/2016/1124_04.html

産学連携によるベンチャー企業の育成は、日本の経済活性化にも繋がるでしょう。

2017年、文部科学省は7大学を「指定国立大学法人」に選定しました。

この指定は、各大学の研究・教育・社会連携の質の高さを評価したもので、選定された大学は研究成果の活用や企業との連携においてより自由度の高い活動が可能になります。

指定国立大学法人制度のメリットの一つは、研究成果を活用する企業への出資が可能になることです。

これにより、大学発ベンチャー企業の育成や、産学連携による新事業の創出が期待されています。

また、寄付金原資とする金融商品での資金運用や職員の高給設定も、指定によって他の国立大学より自由度が高まります。

経団連は、指定国立大学法人との産学連携に積極的です。

経団連と東京大学が共同で設立した「東大・経団連ベンチャー協創会議」では、休眠特許を活用したベンチャー企業の設立や、ベンチャー企業の技術を大手企業が活用する取り組みなどが行われています。

他の指定国立大学法人でも、産学連携の強化に向けた取り組みが進められています。

東北大学では、企業と連携して博士課程学生を育成する制度を導入し、阪大では、産学両方を本務とする「クロスアポイントメント制度」により、研究人材の流動化を促進しています。

へぇ~、指定国立大学って、企業とも連携してんの?

指定国立大学の評価と展望

指定国立大学は、世界的な大学ランキングにおいても高い評価を受けています。

筑波が1番?】指定国立大学について~その2~
筑波が1番?】指定国立大学について~その2~

✅ この記事は、日本の指定国立大学9校の世界大学ランキング日本版における評価について解説しています。

✅ ランキングは、教育リリース、教育充実度、教育成果、国際性の4分野で構成され、それぞれの項目について具体的な指標と点数、順位が示されています。

✅ それぞれの大学の総合順位、分野別順位、具体的な数値が掲載されており、指定国立大学それぞれの強みと弱みが理解できます。

さらに読む ⇒manabiya-eichi07’s blog出典/画像元: https://manabiya-eichi07.hatenablog.com/entry/University02

教育充実度や教育成果において高いスコアを獲得しているのは、素晴らしいですね。

指定国立大学は、世界最高水準の教育を提供し、国立大学改革の推進役としての役割を果たすことが期待される国立大学です。

指定国立大学の6大学すべてが、THE世界大学ランキング日本版2018の総合ランキングで10位以内にランクインしています。

特に「教育充実度」「教育成果」のスコアは、いずれの大学も90ポイント以上です。

一方、6大学の「国際性」のスコアには、ばらつきがあります。

筑波大学は、2020年10月に指定国立大学法人に指定されました。

東京大学は、2017年に指定国立大学法人に指定され、2030年度を目途に「地球と人類社会の未来に貢献する『知の協創の世界拠点』の形成」を構想に掲げています。

東北大学は、以下の4分野で世界トップレベルの研究拠点として、研究を深化させ、持続可能な社会の実現に貢献するイノベーションを創出しています。

指定国立大学は、将来性のある大学やな。

東北大学の研究拠点

東北大学は、スピントロニクス分野における研究拠点として、世界をリードする存在です。

革新の系譜・日本の科学技術力/スピントロニクスLSI、見えてきた実用化−待機電力ゼロのMRAMがIoTの主役になる日
革新の系譜・日本の科学技術力/スピントロニクスLSI、見えてきた実用化−待機電力ゼロのMRAMがIoTの主役になる日

✅ スピントロニクス分野は、電荷とスピンの両方の性質を利用する次世代半導体技術として、世界中で活発な研究が進められており、特に日本は「スピントロニクスLSI」の開発で世界をリードしています。

✅ 従来の揮発性メモリを不揮発性の磁気抵抗メモリ(MRAM)に置き換えることで、消費電力を大幅に削減し、待機電力ゼロの電子機器を実現できる可能性があります。

✅ 日本は、スピン注入磁化反転型MRAMの開発において、垂直磁化方式を採用した素子の開発に成功し、半導体業界との連携により、スピントロニクスLSIの実用化に向けて大きく前進しています。

さらに読む ⇒日刊工業新聞 電子版出典/画像元: https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00400695/0

スピントロニクス技術は、次世代の電子機器に革新をもたらす可能性を秘めています。

材料科学高等研究所 (AIMR):基礎数理学を基盤とした材料科学研究を深化。

スピントロニクス学術連携研究教育センター (CSRN):独創的なスピントロニクス研究で社会に貢献する研究開発プラットフォームを創設。

未来型医療創成センター (INGEM):個別化医療や予防医学を研究面で先導し、データ科学や人工知能を活用した分野融合研究を推進。

災害科学国際研究所 (IRIDeS):文理融合・学際研究を通じて災害科学を新たな学術分野として確立し、大震災を経験した総合大学としての研究成果を世界に発信。

昔は、こんな技術なかったんやけどなぁ。

指定国立大学は、日本の高等教育の改革を牽引し、世界のトップレベル大学を目指しています。

🚩 結論!

💡 指定国立大学は、研究・教育・社会連携の改革を推進

💡 産学連携によるイノベーション創出に注力

💡 世界大学ランキングでも高い評価を獲得