ラオスの治安は大丈夫?危険な地域とは!?
💡 ラオスは東南アジアの国で、タイ、ミャンマー、ベトナム、カンボジア、中国と国境を接しています。
💡 近年、観光客が増加しており、日本人も多く訪れています。
💡 しかし、治安面で注意すべき点もいくつかあります。
それでは、ラオスの治安情勢について詳しく見ていきましょう。
ラオスの治安情勢
ラオスへの渡航を検討されている方は、事前に安全情報を入手し、注意が必要です。
公開日:2024/05/05
✅ ラオスへの渡航に関する各国政府の安全情報では、中部サイソンブン県とその周辺地域への渡航は控えるよう呼びかけています。
✅ サイソンブン県では、外国人を標的にした銃撃事件や政府機関との衝突が散発的に発生しており、各国政府は同地域への渡航レベルを引き上げています。
✅ その他の地域については、各国政府は比較的安全であると評価していますが、犯罪、特に銃器やナイフを用いた強盗事件の増加傾向を指摘し、警戒を呼びかけています。
さらに読む ⇒自立的な海外安全管理のための専門サイト出典/画像元: https://kaigaianzen.jp/asia/laos/特に、中部サイソンブン県は危険な地域として知られていますね。
ラオスは比較的治安が良い国ですが、一部の地域では注意が必要です。
特に、サイソンブン県全域とシェンクワン県のサイソンブン県との一部県境周辺地域、山岳地帯では治安が悪化しています。
ビエンチャン市内では、拳銃やナイフを用いた強盗事件、ひったくり、路上強盗が発生することがあります。
薬物犯罪は厳重に取り締まられており、所持や使用は絶対に避けましょう。
近年、ラオス政府がテロと認定した事件は発生していませんが、過去には首都ビエンチャンを含む全国各地で襲撃・爆発事件が発生しています。
また、ラオス中部山岳地帯の一部地域では銃撃事件が報告されています。
この地域では反政府勢力が活動しており、注意が必要です。
まあ、どこの国にも危険なとこはあるけん、気をつければ大丈夫じゃろ。
ゴールデントライアングル経済特区
ゴールデントライアングル経済特区は、ラオス北部にある経済特区です。
✅ ラオス北部ボケオ県にある「金三角経済特区」は、中国企業との共同開発で整備が進められており、カジノを中心に免税店やホテルなどが立ち並ぶ。
✅ 特区内は中国語が飛び交い、人民元が流通し、中国人客でにぎわうなど、中国都市のような雰囲気で、人身売買や麻薬密売などの犯罪が横行しているとの指摘がある。
✅ 韓国では、特区での韓国人に対する人身売買や詐欺などの被害が相次ぎ、韓国政府は旅行禁止措置を講じた。日本大使館も求人詐欺への注意喚起を呼びかけている。
さらに読む ⇒カジノでチップ2000万円豪遊、その影では人身売買…記者が見た、中国マネーに染まる「黄金の三角地帯」:東京新聞 TOKYO Web出典/画像元: https://www.tokyo-np.co.jp/article/306156中国の影響が強いんですね。
ラオス北部のタイ・ミャンマー国境地帯にあるゴールデントライアングル経済特区は、中国資本の開発による事実上の租借地です。
特区内では、中国企業の金木棉集団が国防・外交・司法以外の権限を委任されており、独自の行政機関・警察機能を有しています。
中心部には、カジノや娯楽施設を備えた高級ホテル「木棉之星酒店」がそびえ立ち、中国人観光客をターゲットにしていますが、実際にはゴーストタウンに近い状況です。
物価はラオスやタイに比べて非常に高く、主な流通通貨は人民元です。
あら、中国人も大変ね。
ラオスイノベーション・投資フォーラム
ラオスはASEAN議長国として、経済発展を目指しています。
✅ ラオスは、2024年のASEAN議長国として、経済統合と連結性、皆が協力する未来の構築、デジタル化推進の3点に注力すると発表しました。
✅ 投資環境の改善として、計画投資省への投資申請手続きの簡素化やオンライン企業登録システムの開発などが進められており、安定した社会情勢や安価な人件費などの魅力から、軽工業や電気・電子産業、観光業などへの投資が期待されています。
✅ 現在、ラオス国内には21カ所の経済特区があり、日本企業を含め1,350社が投資しており、6万人を超える雇用を創出しています。
さらに読む ⇒ジェトロ(日本貿易振興機構)出典/画像元: https://www.jetro.go.jp/biznews/2024/01/c0364416acea76e1.html日本企業も投資しているんですね。
2022年12月18日、東京で「ラオスイノベーション・投資フォーラム」が開催されました。
ラオス政府関係者が投資環境の改善や優遇措置について発表しました。
メリットとして、安定した政治・社会情勢、経済成長の見込み、豊富な資源と土地、インフラ開発による周辺国との連結性の向上、投資優遇措置、安い人件費、災害リスクの低さ、安い電力価格が挙げられました。
期待される投資分野は、軽工業、電気・電子産業、農業機械、観光業、再生可能エネルギーです。
へー、ラオスって発展してるんだ!
ラオスの人身売買問題
人身売買は、世界共通の問題です。
✅ 2018年7月30日の「人身取引反対世界デー」にあたり、ユニセフとICATは、世界で人身取引(人身売買)の被害者として確認できた人の約28%が子どもであり、特にサハラ以南のアフリカ地域やラテンアメリカ・カリブ海諸国地域では60%以上の子どもが被害者となっていることを発表しました。
✅ ユニセフとICATは、人身売買被害に遭った子どもは実際にはもっと多く、子どもたちは恐怖や情報不足、当局への不信感などから被害を訴えることができない状況であると指摘しています。
✅ 人身売買は、紛争や貧困から逃れる子どもたちにとって深刻な脅威であり、各国政府は、子どもの安全を守るための政策を強化し、子どもたちに対する人身売買を防止、発見、照会、対策するためのシステムを強化する必要があると訴えています。
さらに読む ⇒日刊工業新聞 電子版出典/画像元: https://www.nikkan.co.jp/releases/view/57623ラオスでも深刻な問題なんですね。
ラオスでは、隣国との人の往来が盛んですが、人身売買も深刻になっています。
経済状況が良くないため、子どもたち(特に女の子)が人身売買の標的にされやすく、家事や工場労働などの搾取被害に遭っています。
ユニセフは、政府や団体と協力して、人身売買の広報活動や女の子向けの集会を開催し、被害防止に取り組んでいます。
また、被害に遭った子どもたちの保護施設やカウンセラーの育成、被害者支援ネットワークの構築など、被害を受けた子どもたちのケアにも努めています。
かわいそうな話やね。
ラオスは観光地として魅力的な国ですが、治安面では注意が必要です。
💡 ラオスは美しい自然や文化に触れられる魅力的な国です。
💡 しかし、一部地域では治安が悪化しており、注意が必要です。
💡 人身売買など、深刻な問題を抱えている地域もあります。