「みんなの学校」ってどんな学校？インクルーシブ教育の今と未来を徹底解説！大空小学校とインクルーシブ教育の最前線

本日は、インクルーシブ教育を実践する大空小学校と、その教育理念について深掘りしていきます。

すべての子どもの学習権を守る学校

教育現場を変革するインクルーシブ教育。

まずは、その理念と具体的な取り組みについて見ていきましょう。

オンライン講座】子どもと大人の響き合い讃歌〜インクルーシブ（共生）な育ちの場づくり《全3回講座》（木村泰子先生✕堀智晴先生）参加申し込み受付中！

✅ 映画「みんなの学校」のモデルとなった大空小学校の初代校長・木村泰子先生とインクルーシブ教育の研究者・堀智晴先生による全3回の対談講座が開催される。

✅ 講座では、子どもたちの違いを尊重し、大人も変化していくことで、インクルーシブな環境を作り、子どもたちが主役となれる場づくりについて、具体的な実践例を交えて語られる。

✅ 小学校教諭や保育士など、教育・子育てに関わる全ての人を対象とし、参加者との対話も重視し、明日からの実践に活かせる学びの場を提供する。

さらに読む ⇒みんなの教育技術 | 小学校教員のための教育情報メディア by 小学館出典/画像元: https://kyoiku.sho.jp/379143/

違いを認め合い、共に学び育つ環境は素晴らしいですね。

木村先生と堀先生のお話、とても興味深いです。

大阪市立大空小学校は、「共に学び、共に育つ」を理念に、障害のある子もない子も同じ教室で学ぶインクルーシブ教育を実践しています。

2015年に公開されたドキュメンタリー映画「みんなの学校」は、この取り組みを世に知らしめ、教育関係者から高い評価を得ました。

映画は、大空小学校の日常を捉え、誰もが安心して過ごせる学校の姿を描いています。

初代校長の木村泰子氏は、学校の教育理念を著書で詳しく説明し、全国各地で講演活動を行い、その理念を広めています。

筆者は、大学時代の学習塾での経験から、すべての子どもが質の高い教育を受けられる環境を求め、フィンランドの教育に興味を持ちました。

日本でインクルーシブ教育を実践する大空小学校を訪れ、子どもたちが互いに助け合い、先生たちが親身に寄り添う姿に感銘を受け、その理念に深く共感しました。

えー、インクルーシブ教育ってなんか難しそうやけど、色んな子が一緒に勉強するって、なんかええやん！

実践から見えてくる課題

実践を通して見えてくる課題とは何でしょうか？良い面もあれば、課題もあるはずです。

共に学ぶ(最終回)】みんなの学校で育って 「大空小」の実践は今

✅ 大阪市立大空小学校は、多様な背景を持つ子どもたちが同じ教室で学び、映画『みんなの学校』でその取り組みが全国に知られるようになった。

✅ 卒業生の手塚さんは、大空小学校での経験が人生の基盤となり、学校で学んだ「自分がされて嫌なことは人にしない」という約束が今でも指針になっていると語っている。

✅ 当時の教頭だった市場校長は、子ども同士が一番分かり合っていること、教職員の関係性の良さに衝撃を受け、大人の介入のあり方を考え直すきっかけになったと振り返っている。

さらに読む ⇒共に学ぶ(最終回)】みんなの学校で育って 「大空小」の実践は今出典/画像元: https://www.kyobun.co.jp/article/20221124-06

インクルーシブ教育は、実践を通して課題を認識し、改善していくことが重要ですね。

大空小学校のインクルーシブ教育は、地域社会との連携を深め、不登校ゼロを達成するなど、目覚ましい成果を上げてきました。

しかし、映画を観た一部の人々からは、子どもたちが大人の期待に合わせているのではないか、画一的な価値観が押し付けられているのではないか、という意見も出ています。

子どもの主体性や多様性を重視する人々は、学校空間がピラミッド構造になっていることや、同じ価値観を持つ人々のコミュニティになることへの危惧を表明しています。

こうした声は、インクルーシブ教育における課題を浮き彫りにし、さらなる議論を促しています。

元大手電機メーカー海外営業部員の澤井奈々子氏は、特別支援学級と通常学級での教員経験と大学院での研究を通して、インクルーシブ教育への理解を深めました。

インクルーシブ教育が、特定の教育手法ではなく、多様なニーズに対応し、教育システム自体を変革していくプロセスであることを理解し、UNESCOの「インクルージョンレンズ」を用いて、問題発生時に教育システムに原因があるのではないかと考えることの重要性を指摘しています。

うーん、ちょっと難しかね。でも、色んな意見があるのは、ええことやんね！